こんにちは、丸の内OLの玲奈です(@reinabb3)です!(•̤̀ᵕ•̤́๑)
今日は昨日に引き続き、アルトコインの代表格でもあるEthereum(イーサリアム)について勉強しようと思います。
Ethereum(イーサリアム)って?
Ethereum(イーサリアム)はビットコインと同じく「仮想通貨」の一種です。
ビットコイン以外のコインはアルトコインと呼ばれますが中でも代表的なコインの一つと言えるのがこのEthereum(イーサリアム)です。
仮想通貨の基準である時価総額は1000以上種類のあるとも言われる「仮想通貨」の中でビットコインに次ぐ第2位のポジションにいるのです。(2017年9月現在)
Ethereum=仮想通貨の名称のようですが、広義にはEthereumとは2015年にリリースされた次世代分散アプリケーション基盤です。
Ethereumはブロックチェーンを基盤として、アプリケーション作成のプラットフォームを作っています。
Bitcoin同様に中央をコントロールする管理者はいません。
Bitcoinが取引の支払い手段がメインに使用されているのなら、Ethereum決済だけに留まらず 様々な手段に使用されることが期待されている次世代型の仮想通貨とも呼ばれます。(´・ω・)
Eterueum(イーサリアム)の特徴って?
通貨と発行枚数
Ethereumの通貨単位のことをETH(イーサ)と言います。
EthereumにおいてはこのETH(イーサ)がデジタル通貨として使われます。
将来的には現金の取引のみでなく、株式や証券など資産の取引に使われることが期待されています。(*’v’p
このETHはEthereum Networkおいてアプリケーションを実行するための燃料を意味しています。
Ethereumの発行枚数に上限があるのか不明のままです。
Ethereumは最初(2014年)に7,200万ETH発行されました。現在の発行枚数は9,400万ETH発行していると言われています。
Bitcoinと同じようにマイニングの報酬によってETHが発行されますが、Bitcoinのように発行枚数が決まっているわけではありません。
今後も上限が決められるかどうか、未定のままのようです。自由度が高く発行されてからの年月も短い新しい通貨のため、まだ安定してないことがわかります。(´・д・`)
分散型アプリケーション
Ethereumは、分散型アプリケーションを動かすオープンソースプラットフォーム(誰でも自由に参加可能なプラットフォーム)として機能しています。
分散化したブロックチェーンで動き、絶対にとまることのなく、チューリング完全な言語(solidity)でスマートコントラクトを記述できて、参加者全員でチェックすることができます。
Ethereumプラットフォーム上で、スマートコントラクトなどアプリケーションの構築で様々なことが出来ます。(*´ω`)
例えば、投票システムでは、どこか特定の組織が作ったシステムを利用する必要があり、適切な投票が行われたかの検証は、結局その投票システムとそれを作った関係者を信用しないといけません。
ですが、Ethereum上で作られたアプリケーションは、P2Pで自動に動き、複数の側面から検閲が出来るためそのように特定の第三者を信用せずに動くということです。
セキュリティ上の安全性、稼働の実証は、依然多くの開発者によって検証されている最中ですが、これが動けばあらゆるシステムが第三者による信用に依存せず稼働することも期待でき、社会的にとても影響力があるプラットフォームとなります。(*´艸 `*)゚
そしてEthereumのブロックチェーンを用いてすでに投票をスマートコントラクト上で行うプロジェクトがすでにBoulé(ブーレー)という名前で開始し、現在ICOを実施しています。
スマートコントラクト
Smart Contract(賢い契約)はEthereumの最大の特徴であると言えます。
Bitcoinのような決済取引の記録に留まらず、取引の記録と一緒に契約自体も一緒にブロックチェーンに記録することができるのです。
契約書、SNS、メール、電子投票など、多様な取引をEthereumの技術を利用することで、
中央機関のような第三者機関なくしても信頼性と透明性を高める取引が実現可能となるです。
Ethereumであれば取引記録に加えて「約束や契約情報」も半永久的に一緒に記録することができます。
スマートコントラクトについては、玲奈ブログでも徹底解説していますのでチェック!(`・ω・´)
Bitcoin(ビットコイン)との違いって?
取引記録
Ethereumは、Bitcoinよりもさらに取引の機能を拡充させたものであることです。
Bitcoinがブロックチェーンの技術に支えられていますが、近年ではこの技術の弱点を改善し新たな機能を追加した、独自のブロックチェーンを用いた開発が進んでいます。
そうした中でEthereumの一番の特徴である「スマートコントラクト」の技術が生まれました。
取引の記録だけでなく、契約の内容までが記録されるのでより安全性が高いと言えます。
Ethereumのネットワークシステムは、様々な取引の記録を記述します。
ということは、Ethereumには、あらゆる資産の紐付けができるのです。
また、Bitcoinは現金の代わり、あくまで決済の手段として機能していますが、Ethereumはアプリのプラットフォームとして多様に機能する所が大きな違いと言えます。(o゚∀゚)ノ☆
マイニングの仕組み
BitcoinのアルゴリズムProof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)は、莫大な取引の計算を誰よりも早く解いた者に報酬が与えられる仕組みです。
そのため、高性能なPCを所持していなければならず、また作業をする環境や作業に取り掛かる時間と労力も必要です。
これでは、多くの資金と時間と労力を投入できる、一部の人々に報酬が偏ってしまう傾向があります。
Ethereumは現状マイニングによる検証アルゴリズムを採用しており、Bitcoinと同様にProof of Workで取引を承認しています。
しかし将来的にはProof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)というアルゴリズムを採用することが決まっています。
まだ実装にいたっていませんが、今後の開発段階の中で移行予定です。
これまでの開発
2013年 Ethereum(イーサリアム)開発
Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブリテン)氏がBitcoinのリサーチ後、Ethereumの開発を構成しました。
ちなみにこの時、まだvitalik氏は19歳でした。
Vitakikは、Bitcoinについて、「Bitcoinは、確かにすごいものだし、将来失敗するなどとも思っていないけど、世界のあらゆるものを、分散化するプロジェクトではない。Ethereumは、全てを分散化する。ビットコインは、魚のようなものだけど、Ethereumは海だ。」と表現しています。
2014年に実際に開発着手され、同年夏にクラウドセールによって資金を調達、18億円の投資を集め、プロジェクトがスタートしました。
そして2015年7月にEthereumはリリースを迎えます。
2016年6月 THE DAO 事件
リリース後はユーザーに順調に信頼を得てきたEthereumですが2016年に大きな事件が起こります。
The DAO というプロジェクトが当時の価値にして約65億円を盗まれ、結果ブロックチェーンプラットフォームの分裂にまで至るという事件が起こります。
波紋は広がり、第二のマウントゴックス事件とも呼ばれています。
DAOとは
Decentralized Autonomous Organization(自律分散型組織)のことです。
Bitcoinが、ブロックチェーンを使うことによって特定の管理主体にコントロールされない「貨幣」を実現したように、DAO はブロックチェーンを使って自律分散的な「組織」を実現しています。
特定の管理主体に属さない組織であり、組織のルールはスマートコントラクトとしてブロックチェーン上に規定されています。
一方でThe DAOというのは、上記のDAOという概念の具体的なプロジェクトの名前です。
ベンチャー投資を行うベンチャーキャピタルの機能を DAO として実現しようという試みであり、「自律分散型投資ファンド」とも呼ばれました。ρ(・ω・、)
仕組みとしては、The DAO が発行する独自トークン(DAO Token) を多数の投資家がイーサを購入することでファンドを組成し、そこから個別のプロジェクトに投資していきます。
2016年にドイツの「Slock.it」がEthereumのプラットフォームを使ったThe DAOのICOを実施しました。
このThe DAOは当初予定していた300倍の150億円相当の多額の資金を集めました。
The DAOは2016年6月、The DAOのSplit機能を悪用され、360万ETH(当時の価格で65億円ほど)のハッキングによる盗難が起きました。
価格は一気に1/3以下まで減少し、現在DAOはどこの取引所でも取り扱いがないため実質値が付かない状態になっています。
Ethereum(イーサリアム)開発側の解決策
Ethereumは開発側はこの事件において、どう対応するのか解決策を協議しました。
結果、開発側は奪われたETHを元に戻すためハードウォークを選択しました。
ハードフォークとは、仮想通貨のルールを変える際に旧ルールを無視して、新ルールを新たに適用することで旧ルールの互換性を無くす事です。
データを取り消しこの盗難をなかったことにし、全く新しいものとして無理やり元に戻したのです。(。`ω´=)
この65億円の盗難をなかったことにすれば、資金の流出は防げると開発側は考えたのです。
Ethereum Classic(イーサリアム・クラシック)の誕生
2016年6月のDAO事件の結果、Ethereum陣営はこの大規模なハッキング被害に対し「ハードウォーク」に踏み切りました。
このハードウォークに反対した陣営によってEtereum Classicは誕生しました。
Ethereumの理念は中央管理ではない分散型台帳を使用するブロックチェーンに価値をおいてるのに、ハードウォークによって中央が改ざんすることには、理念に反するということで反対派はハードウォークの決断に理解することができませんでした。
Ethereum Classicは非中央集権型の思想を最重視し、ブロックチェーンの不可逆性を追い求め、急遽立ち上げられたプロジェクトです。
ハッキング被害という記録が残っているブロックチェーンのEthereum Classicと、ハッキング被害そのものが無かったことになったブロックチェーンのEthereumという二つの構造が生まれたのです。
ハードフォーク直後はEthereumとEthereumClassicのコミュニティの間で激しい対立が起き、これが 双方の価格に影響するといった事態も生じていました。
二つに分かれてしまったものの、未だに利用者が多く時価総額が高いのはEthereumです。(*-ω-)
EthereumとEthereum Classicは基本的な構造は変わらないのですが、Ethereum Classicはよりセキュリティ面を重視して作られました。
EAAの拡大
EthereumとEthereumClassicの分裂を経て、現実世界でスマートコントラクトを使えるようになる実用の段階に進もうとしています。
2017年Ethereumのブロックチェーン技術及びスマートコントラクトの研究・開発、ノウハウを共有し合うために発足された連合団体をEAA=エンタープライズ・イーサリアム・アライアンスと言います。
世界の名だたる企業が参画し今も拡大を続けています。
日本では現在、トヨタ自動車や三菱UFJが参加しています。
有名な企業が次々と注目し参画していることから、Ethereumの安心感を期待を抱く投資家たちは多く、今後価格が更に急騰することも考えられます。
EEAについては過去のこちらの記事でまとめたのでみてね!!(o・д・o)
今後の開発
Ethereumには 4つの開発段階(アップデート)があります。
それぞれの段階で、アップデートがなされEthereumがより進化していくように構成されています。
STAGE 1 :Frontier(2013)
第一段階であるFrontierは、Ethereum関係者の技術者と技術者向けに作られたテスト版のようなものです
あくまで正式なリリース前の実験段階のプラットフォームようにリリースされているため、バグなど発生した際などは巻き戻しの対処ができます。
Frontierは今後の安全なプラットフォームを提供するためのものでした。
STAGE 2 :Homestead(2016)
第二段階のHomesteadは、Frontierの安定板とも言えます。
ブロックチェーンの分岐を防ぐためのマイニングの難易度を調整し、運用ルールの修正などが実行されました。
安定的なプラットフォームがこの時より開発されるようになり、多くの企業やプロジェクトでEthereumを利用したアプリケーションの開発を行いました。
この時からEthereumは企業向けに普及し「ETH」の価値も上がりました。
STAGE 3 :Metropolis(2017)
9月上旬に開発スケジュールのアップデート
プライバシー保護強化、セキュリティ強化、スマートコントラクトによる簡易化によりコスト削減、PoWからPoS移行等の準備がなされている。
Metropolisへのアップグレードは9月22日に実施されます。
STAGE 4 :Serenity (20??)
現在、EthereumのアルゴリズムはProof of Workを採用していますが、今後はProof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)への移行が行われる予定です。
BitcoinのアルゴリズムであるProof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)は、莫大な取引の計算を誰よりも早く解いた者に報酬が与えられる仕組みです。
そのため、高性能なPCを所持していなければならず、また作業をする環境や作業に取り掛かる時間と労力も必要です。
これでは、多くの資金と時間と労力を投入できる、一部の人々に報酬が偏ってしまう傾向があります。
Ethereumは現状マイニングによる検証アルゴリズムを採用しており、Bitcoinと同様Proof of Workにより取引の承認を行なっています
しかしSerenityの段階でProof of Stakeというアルゴリズムへ移行する予定です。
このProof of Stakeはコインを長く持っている人(もっとも多いコイン年数)が報酬をもらえる仕組みなのです。
また、高度なPCも必要としないため、マイナーの報酬が偏ってしまうと言った問題が解消されるのです。(。´・×・`)ノ
これはディフィカルティボムという難易度の高いブロックの出現により、Ethereumのブロック生成時間が長くなることで、移行が発生します。
Ethereum(イーサリアム)の最新ニュース
・2017年8月Ethereum財団ロシア政府にブロックチェーン技術を提供
国際的に規制や法整備が進む中、ロシア政府は仮想通貨に積極的な動きを見せています。プーチン大統領はEthereumを強く支持し、今後ロシア開発銀行と提携することでフィンテック分野において、ブロックチェーンの技術の開発を推進する取り組みです。
・2017年9月、メトロポリスの開発スケジュールについて公表
Etherumの開発構想の中で、3段階目に当たるMetropolis.今後のスケジュールについてアナウンスがありました。ハードウォークのコアとなる、ビザンスチウムとコンスタンティノープルが開発中とのこと。
Ethereum(イーサリアム)の概要
発行日 2015年7月
ブロックチェーン Ethereum
公式サイト https://www.ethereum.org/
トークン名称 ETH
総トークン供給量 未定
承認システム Proof of Work/Proof of Stake
創業者 Vitalik Buterin
玲奈が考えるEthereum(イーサリアム)の将来性
Ethereumは、多くの可能性を秘めている通貨と言えます。
The DAO事件により、Ethereumのプラットフォームの信頼性が失われたこともありましたが、Ethereumは問題を乗り越え今でも市場では第2位のポジションを維持し安定した信頼性を得ています。
金融系を始めとした企業もこのスマートコントラクトの技術に注目しています。 スマートコントラクトは今後、決済の分野を越え私たちの生活において多様な方法でサービスとして利用されていくのではないかと思うので、Ethereumにはますます期待がかかります。
玲奈おすすめのEthereum(イーサリアム)購入方法
コインチェックでEthereumを買うと手数料が高いので、以下の手順で海外取引所から購入することをおすすめします。
①コインチェックに登録する
②コインチェックでビットコインを購入する
③海外取引所(Bittrexなど)に登録する →登録方法はこちらをみてね♡
④海外取引所にコインチェックからビットコインを送金する
⑤ビットコインでEthereumを購入する。
次回の記事
次回はzaif取引所のメリット・デメリットについてまとめてみたいと思います。
↓クリックしていただけると玲奈のやる気が上がります♡↓
コインチェックの高い手数料にお困りではないですか?
Changellyのメリットやデメリット、登録方法について知りたい方はこちらの記事を参照ください♡
ビットコインを用いたFXのレバレッジ取引にチャレンジしたいならビットフライヤーがおすすめです。