- あなたが「疲れる」本当の理由
- 姿勢に気を付けるだけで意志の力はアップする
- 「低GI+ナッツ」を食べて持続する集中力を生み出す
- 疲れの正体は、目の周りの筋肉の凝り
- 不安を書き出す
- 15分の仮眠は、3時間の睡眠に匹敵する
集中力がないという悩みを抱えている人は多いと思います。
それだけでなく、やる気が出ないとか常に体がだるい、眠いなどの悩みも同時に抱えている人も多いのではないでしょうか。
『自分を操る超集中力』では、集中力は習慣を変えたりトレーニングしたりすることによって高めることができると書かれています。
そしてその具体的な方法も数多く紹介されています。
ぜひ紹介したい内容ばかりで迷ったのですが、今回はその中からいくつか効果的だと感じたものを取り上げてみました。
あなたが「疲れる」本当の理由
なんだかやる気が出ないとか、なんとなく気が重いという人は、やらなければいけないことを先延ばしにしているんじゃないでしょうか。
僕も面倒なことは先延ばしにしてしまうタイプです。
子供の頃、夏休みの宿題はいつもぎりぎりになってからやっていました。
やらなければいけないことを放っておくと、本人は意識していなくても、無意識ではそのことを常に気にしている状態になります。
これが意志の力を消耗させていきます。
気づかないうちにエネルギーが消耗されていくことで、なんだかわからないけどやる気が出ないとか、なんとなく疲れる、体がだるい、といった症状に表れてきます。
これを解消するには、とにかく即断即決。
気になることはさっさと片付けてしまうことです。
やるべきかどうか悩まないように、習慣化してしまうと楽になります。
特に小さな雑事こそ、習慣化することで悩む隙を与えないようにするべきです。
姿勢に気を付けるだけで意志の力はアップする
ほとんどの人は普段自分の姿勢を気にしていません。
普段気にしていないことだからこそ、意識することで集中力を取り戻すことができます。
崩れている姿勢に気付いて直す。
これを常に意識することで、意志を鍛えるトレーニングになります。
これは呼吸でも同じです。
普段意識して呼吸をしている人はほとんどいません。
無意識に行なっている呼吸に意識を持っていくことで、「いまここ」に集中することができます。
普段無意識に行なっている動作を客観的に見つめるだけで意思の力は鍛えられます。
「低GI+ナッツ」を食べて持続する集中力を生み出す
食事をとると血糖値が上昇します。
その後血糖値が下がっていくときに、急激に下がるとだるさや眠さを感じます。
これは、高GI食品であるほど血糖値の上下動が急で大きくなります。
高GI食品とは、たとえば白米やパン、ケーキのような白砂糖が入ったお菓子などです。
逆に低GI食品には、玄米、全粒粉パン、りんご、チーズ、ヨーグルトなどです。
このような低GI食品をとることで、血糖値の上下動を穏やかにすることができます。
でも食事の間隔が空いてしまっても血糖値は大きく動いてしまいます。
それを抑えるために、間食でナッツ類を食べると効果的です。
ナッツ類は低GIなうえに、集中力を高めて持続させる効果もあります。
疲れの正体は、目の周りの筋肉の凝り
現代社会では目を酷使することが多くなっています。
パソコンやスマホ、テレビなどをじっと見つめていると、目の周りの筋肉が疲労します。
目が疲れていると、何もやる気が起きなくなってしまいます。
今の社会で目を酷使してしまうのはしょうがないことですが、そのかわり疲れをこまめにとってあげる必要があります。
・ホットタオルなどで目を温める
・目をギュッと閉じたり開いたりしてストレッチする
・こまめに5分くらい目を閉じる
など、いくつか目のケアをする方法があります。
不安を書き出す
不安なことや悩み事があると、脳はそのことでいっぱいになっていきます。
脳のワーキングメモリーがいっぱいになってしまうと、脳は疲労していきます。
その状態では集中力もなくなるし、疲れやだるさにつながっていきます。
そこで、紙に不安や悩みを書き出します。
頭の中に溜まっていた不安や悩みを書き出すことで、脳のワーキングメモリーに余裕ができます。
気分がスッキリして集中力も戻ってくると一石二鳥です。
僕もこの方法はよくやっていますが、本当に効果的です。
15分の仮眠は、3時間の睡眠に匹敵する
日中に集中力が落ちていたり疲れがたまっているときは、「パワーナップ」と呼ばれる仮眠をとることで回復することができます。
パワーナップは完全に寝るわけではありません。
横になり、目を閉じてゆっくり呼吸をするのがパワーナップです。
横になれないのであれば、椅子に座ったまま行なっても効果があります。
パワーナップを15分行うだけで、夜の3時間睡眠に匹敵する回復力があります。
その効果は150分持続します。
集中力は技術的に高めることができます。
『自分を操る超集中力』にはその方法が具体的にたくさん載っています。
集中力を高めたい人にはオススメの一冊です。