世界ランク2位。
アメリカとの試合。
フルセットにもつれる大熱戦。
しかし。
惜しくも敗戦。
メダルのかかった最終戦の相手は去年のリオオリンピック金メダル、中国。
今大会も、ここまで全勝の1位。
身長198センチ、エース、シュ・テイ。
スパイク決定率ナンバーワン。
ここまでチームトップの4試合74点。
そんなシュ・テイが警戒するのが。
打倒中国のキーマンは全日本最年長、荒木エリカ33歳。
中国に勝つために日本がやらなければならないこととは。
徳井
4年に一度、世界一を決める大会グラチャンバレー。
昨日のアメリカ戦ほんとに惜しかったですね。
中田監督の悔しいですというひと言に全てが集約された試合でしたね、あのアメリカ相手にフルセットまで追い詰めただけでも、すごいことですよね。
私もとても興奮しました。
全日本最年長の荒木選手の活躍は、日本中の女性が勇気をもらってると思います。
誰1人まだメダルを諦めていません。
あらためて勝敗表を整理してみましょう。
第4戦を終えまして、中国4連勝ということで、すでに優勝は決まっています。
日本は勝ちますとメダルということですから、メダル獲得のために勝つしかありません。
相手は世界ランク1位の中国ですけれど、今大会優勝を決めてますよね。
中国に勝つための荒木選手がキーマンになってくるんじゃないかと思いますが、秘訣というのはありますか。
シュ・テイはまた、岩坂選手、高いブロックがありますね。
ミドルのブロックが必要。
佐藤
今夜のキーマン荒木選手、その強さをつくり出した秘訣は高校時代にありました。
中国戦のキーマン、荒木絵里香。
昨日のアメリカ戦でも190センチを超える相手のスパイクを完全にシャットアウト。
ここまでの4試合でブロックを止めた数はチームトップの10回。
この鉄壁のブロックが作られたのは高校時代だった。
そこで佐藤栞里が荒木の母校に潜入。
その練習を体験した。
中国を止めるカギとなるのは、荒木絵里香のブロック。
佐藤栞里が荒木のブロックを作り上げた練習を体験した。
一見地味だが、これは体幹を鍛えるトレーニング。
こちらも鍛えられるのは体幹。
荒木の鉄壁のブロックの秘密は。
高校時代に培ったブレない体幹が鉄壁のブロックをつくり上げていた。
徳井
芸能人ね、普段ヘラヘラ仕事して、汗かきませんからね。
しんどかったでしょう。
佐藤
かなりしんどかったです。
30分だけだったんです。
しかもアップだったのにヘトヘトになりました。
あの練習があるからこその、荒木選手の今があるんだなと感じました。
徳井
中国で注意する選手、やっぱりシュ・テイ選手。
大林
そうですね。
打ってきます。
今日は、上から荒木選手はじめブロック、その前にサーブで攻めていきたいなというのが大きなテーマでしょうね。
鍋谷選手あたりも実は後ろで練習をやっていたんですけれど、日本の公式練習のサーブ練習中にシュ・テイがずっとサーブレシーブの練習をしているんですよ、本人も分かっていると思います。
シュ・テイをつぶさないと勝機はないということですね。
グラチャン女子大会のオフィシャルドリンクとして株式会社財宝より、超軟水で飲んでも料理に使ってもおいしいミネラルウォーターが提供されています。
佐藤
今日の中国戦。
中田監督との絆を力に戦う選手がいます。
全日本の守備の達人・新鍋理沙、27歳。
ロンドンオリンピックでは、チーム最年少でメダルを獲得。
しかし。
けがのためリオは代表落ち。
初めて味わう屈辱だった。
そんな新鍋がバレーを続けられた理由。
全日本の守備の達人・新鍋理沙。
実はリオの前、代表から外れ、苦悩していた。
そんな新鍋を救ってくれたのは。
新鍋を救ったのは、実業団でともに戦った恩師、中田監督。
中田監督のために新鍋は勝ちにこだわる。
徳井
絆というのはどうですか?佐藤
誰かのために頑張るというのは共感できる言葉なので、今日はすごいプレーを期待しています。
水卜
あらためて中国に対してどういうところがポイントでしょうか。
大林
強いのでひるまず、日本のバレーをきっちりやることが大事だと思います。
とにかく収穫しかなかった大会なので、やり残すことない、いろんな引き出しをすべて出してほしいですね。
徳井
向こうが乱れてくれる可能性もありますよね。
水卜
日本がメダルを獲得するためには、日本は勝ちしかありません。
間もなく試合開始です。
実況
中田ジャパンの今シーズンの集大成、銅メダルをかけて世界女王に挑戦です。
解説はロンドンオリンピック銅メダリストのお2人です。
竹下佳江さんと迫田さおりさんです。
よろしくお願いします。
今日はどのあたりがポイントになりそうですか?ここまでディフェンスを中心にコンビバレーをしっかり組み立ててほしいなと思います。
実況
5月に引退されたばかりですが、放送席から見る全日本はどうですか。
迫田
見たことがない景色なので応援の力を力に変えて頑張ってもらいたいと思います。
実況
迫田さんも、応援席でバックアタックを打っている、そんな気持ちで解説をお願いします。
両チームのスターティングメンバーをご紹介しましょう。
失礼しました。
両チームのスターティングメンバー。
中国からです。
ここまで4戦全勝。
最終日を前に、すでに優勝を決めています。
2015年のワールドカップ、そして2016年のリオオリンピック、そして今年のグラチャンバレーと3年連続、4大バレーの頂点を決めた世界女王といっていいでしょう。
チームの大黒柱といっていいのがシュ・テイです。
リオオリンピックの得点王でMVP。
ぜひ覚えてほしい選手です。
リオオリンピックでコーチを務めましたアン・カケツ監督が、今シーズンは指揮を執っています。
続いて日本代表です。
昨日はリオデジャネイロ、銅メダルのアメリカを相手に激戦。
2勝2敗で迎えた最終日。
今日、勝てば銅メダルを手にすることができます。
最終戦、中田ジャパンの集大成、いい形で見せることができるかどうか。
セッターは今大会初めてスターティングメンバーの佐藤。
チームを率いる中田久美監督。
昨日フルセットで敗れたアメリカ戦の悔しさをエネルギーに変えたいと話していました。
今日の試合、主審はアルゼンチンの4年に一度行われるオリンピックの翌年に行われるバレーボール世界一決定戦。
女子大会、いよいよ最終日を迎えました。
メダルをかけた大一番。
勝てば銅メダルです。
シュ・テイで来る。
まず早速シュ・テイ。
チームの大黒柱。
リオデジャネイロオリンピック得点王、MVPに輝いた選手です。
世界一のアタッカーといっていいですね。
竹下
決定率も高いですからね。
実況
ここはサービスエース。
立ち上がり、どのあたりがポイントになっていきそうですか?竹下
絶対にサーブレシーブをAパスで返して自分達の速い攻撃に展開したいですよね、相手は高さがありますからね。
実況
新鍋、奥を狙った。
ここで一つ切りました。
迫田さんは今日のこの試合どのあたりを楽しみにしていらっしゃいますか。
迫田
やっぱり高さがあってブロックにも怖いというイメージがあるんですけれど、フェイント、プッシュなどを入れながら勝負どころでは決めていってほしいですね。
実況
ソ・シュンライ。
中国のポイントになりました。
3対1。
ベンチサイド解説は大林さんです。
今日はコートサイドでどのあたりを注目していますか?今日は日本メンバーを変えてきましたよね。
岩坂選手、コートでプレーする機会がなかったんですけれども、彼女が出れなかった思いを出してほしいなと思いますね。
実況
キャプテン・岩坂も3試合ぶりの先発出場ということになっています。
中田久美監督が木村沙織の後、キャプテンに指名した選手。
戻ってきています。
ソ・シュンライ、このあたりはよく見えています。
チーム唯一のロンドンオリンピック経験者です。
サーブがシュ・テイ。
シュ・テイもレフトからの攻撃は破壊力抜群ですしバックアタックも強烈です。
荒木。
荒木が一つ決めていきました。
竹下
今日は佐藤選手がスタメンですし、ミドルの使い方も注目したいですよね。
実況
中田監督はこれまで、冨永をセッターに固定してきましたが、今回、佐藤を起用しましたね。
竹下
今大会、データがない選手ですよね。
実況
中国もなかなか佐藤という選手がデータがない中で、勝負に出たという中田監督ですかね。
竹下
ディフェンスもいいですし、相手としてはセッター分析をされていないというところでは日本のほうが有利な部分がありますよね。
実況
リベロの井上、いい判断でした。
サーブはアウトになりました、5対4です。
放送席の迫田さん、竹下さん、いずれも2012年のロンドンオリンピック、メダルがかかった3位決定戦。
その時の心境も覚えてらっしゃると思います。
緊張感というのも何か伝わってきそうです。
荒木。
今日の動きはどうですか?選手たち。
竹下
非常にいいですよね。
佐藤選手もうまくミドルを使いながらサイドにも持っていっていい形でスタートできていますね。
大林
中国からすると、日本の荒木選手のブロックはとにかく嫌だというを何回も言ってるんですね。
かなりマークをしているはずなんですけれど、それを勝る気迫で荒木選手、入っていると思います。
荒木絵里香、ブラジル戦ではブロック6本。
実況
フルセットにもつれ込んで接戦をものにしました。
すでにブラジルは銀メダルが確定していますから、今大会、その銀メダルを獲得したブラジルに勝ったという日本。
エン・シンゲツ、2m1cmの壁、中国の壁に弾き返されました。
竹下
ここの高さはちょっと注意したいですね。
実況
打っていった野本も最高到達点は日本で最高の3メーター10なんですが、ライトから荒木。
ここはチームを引っ張っていきます。
プレーしている時の荒木選手はどんな存在でしたか?迫田
一方一本、執念が見えたので、心強かったですね。
実況
今の女子バレーボール界、その頂点に君臨する中国代表、リオオリンピック金メダル。
現在の世界ランク1位のチームです。
世界女王に挑戦する中田ジャパン。
内瀬戸、タッチを狙ってきましたが、エン・シンゲツ。
中央からのミドルの攻撃が決まりました。
この選手もリオオリンピックのメンバーです。
リオオリンピックで金メダルを獲得した中国代表。
その時の決勝戦のスターティングメンバーが4人、このコートに立っています。
実況
中学3年生15歳で全日本に招集された中田久美監督でした。
内瀬戸、強烈。
その中田監督が指名した冨永であり、佐藤でありというその2人のセッター、今日最終戦。
初めてのスターティングメンバー。
セッターは佐藤、アタッカーを操ります。
それを受けて打ったのが内瀬戸。
チャンスなった。
新鍋。
決めていきました。
10対8。
食らいついていきます。
竹下
レシーブが返るとこういった展開ができますからね。
実況
奥を狙っていきましたが、ここはアウト。
絶対的エース不在の中、選手の執念を見てほしい、中田監督はそう話しています。
セッターの冨永、そしてコート上に立っている佐藤。
この2人の併用でスタートしている今シーズンです。
けがで離脱中の宮下、リオオリンピックメンバーだった宮下と3人で争うセッターのレギュラー。
ここは一つまた攻撃を加えまして食らいついていきます。
今日勝てば銅メダル獲得です。
2枚跳んでいました。
自分よりもはるかに高い2人が跳んでる中でした。
初めてのサービスエース、日本。
1点差、こういった場面、どんなプレーがほしくなりますか。
迫田
やっぱりサーブで崩れてるので、もう一回、どんどんやっていってほしいですね。
実況
乱してはいました。
サーブで攻めていく。
今のバレーボールというのはサーブも攻撃の一つという認識で強く攻めていって、ミスならばしょうがないというのがありますよね。
竹下
サーブは1人で攻めれる最大の武器ですよね。
実況
ですから中国もこうやって攻めてきます。
大林
日本なんですけれど、リベロは井上選手が入っています。
これまで数戦はリブとレセプションで分けていたんですけれど、井上選手1人で流れを作っていこうということなんですが、小幡選手がベンチのアップゾーンの一番前から大きな声を出していますね。
実況
同点に追いついています。
世界女王・中国に対して、同点。
今度はサーブで攻めていきたい。
シュ・テイは打ちきれない。
ミスが出た。
実況
日本が1点のリード。
13対12です。
満員に膨れ上がっています、名古屋の日本ガイシホール。
東京で開幕し、6日間で5試合、短期決戦になりました。
各大陸の最強チームが集結。
4年に1度の世界一決定戦最終日。
日本は世界女王・中国を相手に銅メダルを懸けての戦いです。
ここでシュ・テイが来る。
ブロックはタッチを取っている。
ネット際、荒木が押し込む。
上げれるか。
このあたりは両者が粘りのラリーを続けました。
安藤
先ほどのタイムアウト途中、アン・カケツ監督なんですが、チームを落ち着かせよう。
冷静に戦っていこう。
そういった指示を送っていました。
実況
中国も驚異的な日本の粘りに対して焦りが出ていますかね。
竹下
サーブで攻めれていたので嫌だったんでしょうね、中国としては。
実況
必死になって修正しようという中国、リオデジャネイロオリンピックの金メダルという現在の頂点に立つ中国です。
ここで強打に行った。
チョウ・ジョウチョ。
迫田
中国は対応力のすごくいいチームなので、その腕をもっと日本が行ってほしいですね。
実況
トスがやや乱れたんですが、9番のチョウ・ジョウチョ。
ここは速攻。
荒木を使ってくる。
この場面で、ミドルの攻撃を使えるという佐藤。
竹下
いいですね。
荒木選手もいいんですけれど、佐藤選手のトスにも注目をしてほしいですね。
実況
新鍋のサーブで攻めて行くシュ・テイを狙った。
チョウ・ジョウチョ、上げた。
内瀬戸が上げて、野本が打つ。
同点。
また追いついた。
これもレシーブでしたね。
竹下
ブロックもいいタッチを取っていますよね。
実況
完全にシャットアウト。
ブロックも得点につながらないブロックでもブロックにかければチ実況
一旦は日本は引き離されかけたんですが、追いかけていきます。
そして逆転。
試合開始から表情は変えないという中田監督です。
日本が今日、2度目の3連続ポイント。
再び逆転に成功しています。
今も間違いなく世界の頂点に立つ中国にこの展開でリードですね。
竹下
すごくいい形で日本としてはスタートできていると思いますし、中盤でサーブで攻めていますよね。
実況
ソ・シュンライ。
奥を狙ってくる。
野本、決まりました。
4連続ポイント。
野本も開幕戦、韓国戦では面白いようにスパイクが決まりました。
東京オリンピックに向けてニューヒロインに名乗りを挙げている野本です。
野本はフェイント。
バックアタック、シュ・テイ。
十分な助走もしっかりと質の高いトスでもなかったかもしれないですが、バックアタック。
迫田
やっぱり高さがありますね。
コースを打たれたら、やっぱり厳しい部分もあるかもしれないんですけれど、粘り強く頑張ってほしいと思います。
実況
ワンハンドで上げた。
内瀬戸。
シュ・テイが自ら打ってくる。
野本を使う。
ブロックが上げられない。
また同点。
この展開でご覧になっていて、どのあたりがポイントになりそうですか?大林
ここまで競っていますので、きっちりリードしていく。
連続得点が欲しいですよね。
実況
上がって、アウトです。
今年が今シーズンが、国際試合デビューという年なっていますが、野本。
韓国戦に続いて、2度目の先発出場ということになっています。
センターからエン・シンゲツ。
高い。
エン・シンゲツ。
2メーター1センチ。
スパイク最高到達点は3メーター17センチ。
ネットの上、さらにおよそ1メートル近い高さまで、手が届く。
竹下
本当に男子の高さといってもおかしくないくらいですよね。
実況
ちなみにシュ・テイは、さらに、その10センチ上に手が届きます。
チョウ・ジョウチョ。
決まっています。
一進一退の攻防で19対18、1点リードは中国です。
リベロを除く今日の試合の先発メンバーの平均身長、中国が198.1センチ。
日本が178.5センチ。
13センチ以上の差があります。
171センチの内瀬戸。
2メーター1センチのシンゲツのその横。
ここで鍋谷が入ってきました。
途中出場の選手の役割は大事ですよね。
迫田
流れを変えるポイントとして大事ですね。
実況
迫田さんも先発から途中出場からチームに大きくされた、そんなプレーヤーでしたね。
鍋谷のサーブ。
バックアタックは野本。
シュ・テイ。
上げた。
新鍋、よく上げた。
内瀬戸、ここは阻まれた。
ブロック2枚跳んでいました。
再び中国が1点のリード。
日本の攻撃としてはどのように見ていますか?竹下
ちょっと前衛が2枚のケースなので、どうしても攻撃の人数が減ってしまうので、スパイカーにどうにか工夫して頑張ってほしいですよね。
実況
シュ・テイが来る。
ブロックで返している。
ダブルコンタクト、ドリブルになりました。
また同点。
第1セット、この試合の出だしのセット。
なんとしても取りたい。
チームにテンポを生み出す、セッター佐藤のサーブ。
シュ・テイ、打ち下ろして来ます。
真上から来ます。
竹下
同じことは、やって来ないですよね。
レフトのアンテナ付近を打っていたんですが、今、中に入ってきましたよね。
実況
新鍋、綺麗にストレート。
また同点に追いついて、サーブのいい内瀬戸。
今日迎えた時点で、56得点という新鍋。
チームトップの得点です。
チャンスで野本のフェイントで行った。
よく見えていました。
一進一退の攻防。
今度は日本がリード。
25点に先に到達するのは日本かどうか、ここでタイムアウトを要求、中国です。
ここからの第1セット、どう取るかですよね。
竹下
ここ中国も、ここで間を取って締めてくると思います。
そういった中で、日本がサーブで攻めて、ブロックターゲットを絞って、そこからレシーブを上げてテンポよく攻撃を展開すると、やはりブレークできますよね。
実況
この終盤のあと3点、いかがですか。
迫田
20点以降が大事な戦いとなってくると思うので、さらに集中を増して頑張ってもらいたいです。
実況
バレーボールという競技でいわゆるここからの点の取り方というのがね。
選手たちが輪になって大きな声をもう一度かける、新生日本です。
それを傍らで見ている中田監督です。
今日、日本が勝てば、銅メダル獲得。
もし負けますと4位、あるいは5位ということになってしまいます。
すでに中国がこのグラチャンバレー2017、金メダル。
銀メダルはブラジル、確定させています。
あとは銅メダル。
シュ・テイが、きっちりと得点を奪ってくる。
同点に追いつきます。
リオデジャイロオリンピック決勝、金メダルを獲得した、その時の先発メンバーが4人入っているという、まさに今の世界を体感している日本ですね。
シュ・テイがもう一度、来る。
リベロの井上。
上げられませんでした。
竹下
欲しい1点を決めてきますよね。
実況
ここでタイムアウト。
日本が取っています。
実況
あとは自分達がこの時間、コート内でまとまっていけるかというブロックも187センチの岩坂のブロックのほぼ真上からですね。
竹下
高いですよね。
実況
ネットの高さが女子は2メーター24センチ、シュ・テイの最高到達点が3メーター27ですから、ネットの上1メーター3センチから打ってくるという高さですね。
レシーブシフトをひくのも非常に難しいんですよね。
ブロックの上から抜けてくるコースっていうのは、さらに幅が広くなってくるので、どこにレシーブに入っていいのかっていうのが読みづらい部分があるんですよね。
シュ・テイに実況
上げるトスをさせないという努力になるんですよね。
迫田
そこも必要ですけれど、中国を崩して、なるべく悪い状態で打たせるということですね。
実況
ソ・シュンライに代えましてキョウ・ショウウ入れてきています。
オポジット、セッター体格の選手を代えてきました。
野本がツーで打っていく。
シュ・テイ。
十分なジャンプもできなかったかもしれませんが、この表情です。
チームが苦しい時は、やはりシュ・テイに上げてきます。
中国が第1セット、セットポイントを迎えています。
粘りを見せることができるか新生日本。
野本!シュ・テイ、上げる。
シュ・テイが打っていくがブロック、吸い込んだ。
第1セット。
中国が取っています。
ここでニュースをお伝えします。
杉野
報道フロアからニュースをお伝えします。
今日夕方、東京・渋谷区で小田急線の車両の屋根が燃える火事がありました。
炎が上がる車両から乗客が逃げ出す様子をカメラがとらえていました。
こちらは、今日午後4時頃、渋谷区の小田急線、参宮橋駅近くで撮影された映像です。
線路脇のボクシングジムで起きた火事の火が車両の屋根に燃え移り激しい炎と煙が上がりました。
この電車には、およそ150人の乗客がいましたが警察官に誘導され次々と線路に降りて避難していきました。
けが人はいませんでした。
この火事の影響で、小田急線は新宿駅と実況
第2セットを迎えます。
中田ジャパンにとっての今シーズンを締めくくる、まさに集大成。
グラチャンバレー2017ワールドグランドチャンピオンズカップ最終日を迎えています。
第1セットは一進一退の攻防でした。
しかし、わずかに届かず、第1セットは中国が取っています。
第2セット。
ここはブロック。
エン・シンゲツ。
早速ブロックを決めてきました。
高さがあります。
第2セットですが、第1セットを踏まえて、どのあたりを日本としては修正していきましょうか。
竹下
ギリギリの戦いをしているので、中国チームのフェイントボールが多かったんですね。
日本としては、そういうやわらかいボールをしっかり上げてきたいですよね。
実況
ここでチャレンジが日本からありました。
ボールのイン、アウトというチャレンジがありました。
各セット2回まで、2回失敗するまで要求されます。
これはイン、入っています。
日本はこのチャレンジ失敗ということになりました。
得点そのまま、中国に入っています。
失敗しましたので、チャレンジの権利は1回に減っています、このセット、日本です。
ここは速攻。
ミドル。
岩坂。
キャプテンの岩坂です。
最終日の中国戦、先発に岩坂を戻してきましたね。
竹下
ブロックに期待したいという思いもあると思うんです。
1セット目なかなか攻撃が決まらないケースが多かったんですけれど、この1本で変わってほしいですね。
実況
野本がレフトから。
そしてエン・シンゲツ。
タッチがありました。
ここも中国がミドルの攻撃を続けてきますね。
竹下
どうしても1枚になるケースが多いんですよね、日本のブロックが。
やっぱり岩坂選手のブロックに期待したいですよね。
実況
日本はまだ今日ブロックポイントがありません。
シュ・テイが来る。
このあたりもきっちりと得点を奪ってくるシュ・テイです。
安藤
セット間の中国アン・カケツ監督なんですがブロックに関しての指示を送っていました。
もっと前に手を出してしっかり止めていこう。
そういった指示です。
実況
うまく機能してきている第2セットなんですね。
三度、野本でいく。
決まりました。
3連続でトスを上げた佐藤。
よく決めていました。
4対2。
食らいついていきたい日本です。
サーブで崩したいキャプテンの岩坂。
シュ・テイを狙った。
そのシュ・テイに上げて上から。
強烈です。
大林
セット間なんですけれど、日本のベンチは、やはりサーブをもっと、しっかり攻めるサーブなのか、狙うサーブなのか、しっかりすること。
やられてるのはシュ・テイとミドル、コンビは使われていないので、シュ・テイに関してはワンタッチでレシーブをしていかないといけないのかなというふうに感じますね。
実況
日本の攻撃、野本が連続で決めてきています。
新鍋のサーブで攻めていくかどうか。
バックアタック。
荒木が決めた。
日本、今日初めてのブロックポイント。
竹下
1対1ですね。
実況
ようやく念願のブロックが来ましたね。
大林
これを待っていました。
一本決めるとタイミングが合ってきますので期待したいです。
ミドルが決まるとライト側の左利きの選手の本数が増えてくるので日本は早めに対応したいですね。
実況
移動攻撃。
ここはブロックに返されています。
荒木絵里香も、この精神的支柱としてチームを引っ張り、グラチャンの最終日を迎えています。
移動攻撃の荒木。
ブロックを狙っていきましたがアウト。
テクニカルタイムアウト。
チャレンジになりました。
チャレンジを要求した日本です。
ブロックタッチに関するチャレンジ。
ワンタッチがあったのではないかというチャレンジです。
審判の判定に対するビデオ検証の要求が日本サイドからありました。
もしタッチがありますとチャレンジ成功。
中国の得点はキャンセルになります。
タッチがありました。
チャレンジ成功。
中国の1点がキャンセルされまして、7点、そして1点が日本に入ります。
7対5。
ようやく日本もブロックポイント。
押し合いになりましたが、ここは日本のポイントになりました。
日本のポイントで、7対6。
ここで追いつきたい。
第2セット。
実況
中田監督もチームをスタートさせるに当たって今のチームは絶対的エースが不在。
ただ選手の執念を見て欲しい。
グラチャン開幕前に、話していました。
ゼロからの出発。
派手な部分はなくても応援したくなるチーム、そんなチームを目指すと言っていた中田監督。
ソ・シュンライ。
ライトから。
もう一度ソ・シュンライ、サウスポー。
きっちりと決めてきました。
ロンドンオリンピック経験者。
9対6と中国のポイントが3点リードです。
まずは日本が大事にしているレシーブからの攻撃。
もう一度、内瀬戸。
ワンタッチがあります、日本のポイント。
今、日本が目指している、一番サーブで崩す。
相手のサーブに対するレシーブの精度を上げて、一本で決めるという精度ですよね。
竹下
そこからテンポよく展開することですよね。
実況
ここは守備に備えたい。
アウト。
日本のポイント。
1点差。
サーブで攻める。
そうしますと、いいトスが、シュ・テイであったり、エン・シンゲツ、こういった選手には上がりません。
攻めていくことが条件なります。
サーブで攻める。
エン・シンゲツで来る。
簡単には崩せないとは思うんですが。
竹下
中国のほうもサーブレシーブが返るとミドルを使ってきたり、最後の選手の決定率がいいんですよね。
どうにか崩して自分達がいい状態で戦いたいですよね。
実況
レシーブからのアタック決定率を上げたいと話していた中田監督。
速攻。
岩坂。
ベンチサイドの大林さん。
ミドルを使ってきたんですね。
大林
岩坂選手が決めるっていうのは大きいですよね。
実況
キャプテンにボールを集めてきて苦しい状況でミドルを使える。
これがセッター、佐藤の持ち味でもあります。
速攻。
タイミングが合わない。
日本サイドが上げることができませんでした。
11対9。
中国が2ポイントリード。
ここは食らいついていきたい。
まずレシーブ。
精度のいい、しっかりとしたレシーブでセッターの佐藤に返したい。
もう一度使ってくる岩坂。
シュ・テイが来る。
アウト。
迫田
いいバレーをしてるんですけれど、もう一歩っていうところが取りきれてなくて、もどかしい気もします。
実況
今のプレーに対する中国サイドのチャレンジがありました。
ブロックタッチ、ワンタッチがあったのではないかという検証です。
ワンタッチがあれば中国の成功です。
タッチがありました。
中国、チャレンジ成功。
日本のポイントがキャンセルになりまして、1ポイントが中国に入ります。
12対9、画面の中央、中国女子のロウ・ヘイ総監督が映っています。
リオオリンピックでは中国代表監督として金メダルを獲得しました。
ロウ・ヘイ総監督です。
中国代表としてはロウ・ヘイ総監督率いる監督のグループというのがありまして、監督グループの一員であるアン・カケツ監督が今大会に関しては指揮を執るというシステムになっています。
ロウ・ヘイ監督といえば中田久美さんと現役時代、同じ時代を戦ったライバルで、黄金時代実況
4点を追いかけている日本ですが、日本がチームとしてできていることというのはどんなところですか?竹下
積極的にミドルブロッカーを使おうとしているということとサイドの選手がどうにかブロックアウトを取って点数を取ろうとしてますよね。
実況
今度はサイドの選手、新鍋はどうか。
ブロックで跳ね返す。
岩坂のブロックポイント。
今日、チーム2本目のブロックが出ました。
相手の攻撃を日本がブロックで止めています。
岩坂名奈。
日本のリーダー、キャプテンです。
サービスエース。
今日、日本初めてのサービスエースになりました。
2本目になりました。
2本目のサービスエース。
サーブで攻めていく、乱れた。
連続ポイント、サービスエース。
一点差まで来ました。
竹下
このポイントは大きいですよね。
実況
シュ・テイを狙っていく。
そして、ここは20番のガン・ニ。
30歳、本格的な代表デビューは28歳という遅咲きともいわれていました。
野本が打ち切っていきました。
野本が決めきる。
迫田
気持ち良いですね。
思い切り打っていくというのは流れをつかむことなので、大事なことだと思います。
実況
流れを呼び込む。
そんなプレーにしたい。
実況
リオオリンピック金メダルの中国。
世界ランキング1位。
その中国に対し、2点差。
追いかけている日本。
ソ・シュンライ。
上げた。
井上、スーパーレシーブ。
しかし、ガン・ニが上から来る。
日本の攻撃のリズム、テンポとしてはどうでしょう。
竹下
中国のサーブもいいんですけれど、やはりサーブレシーブですよね。
今、攻撃も前衛2枚なんですよね。
どうにか返してほしいですね。
実況
荒木と野本という2枚、前衛です。
苦しい体勢になった。
バックアタック、シュ・テイですが、アウト。
日本のポイントになりました。
17対15。
大林
日本なんですけれど、攻撃に関しては100パーセントできっちり打ち切るか。
リバウンドとフェイントのメリハリをつけるか。
野本選手、腕の振り、もう少しひねってもいいんじゃないかという声が出ていますね。
実況
シュ・テイに対しては、チョウ・ジョウチョという副エースという立場ではありますが、強烈です。
日本も何かしら工夫というのが個人がということですね。
竹下
変化しないと世界のトップのチームですからね。
実況
チョウ・ジョウチョが来る。
内瀬戸、ストレートに打っていきました。
ブロックが2枚跳んでいたところ、パワーも高さもうまさも中国もある。
ではどうするか。
スパイカーにとってはね。
迫田
ブロックアウトというのは相手もイライラすると思うので有効的だと思います。
実況
どう相手をイライラさせるか、気持ちよくプレーをさせないかということですね。
内瀬戸。
今の内瀬戸の狙いはどういうところが見えましたか。
迫田
先ほどストレートで決まってるのでクロスに打つというのは相手もどっちにつけばいいのか分からなくなるというのがあるかもしれないですね。
実況
チームとして立て直すことができるかどうか。
中国代表のアン・カケツ監督も耳にイヤホンをしてるんですが、先ほどスタンドにいたロウ・ヘイ総監督と連絡を取り合っていて監督という立場ではありますが、ロウ・ヘイさんの指示であったり、戦術面、それももちろん参考にさせてもらっていますと話していました。
日本が食らいついて行く、一度離されかけて、また日本もいいところが出てきましたね。
竹下
サーブでブレークして追いつくんですよね。
その後、自分たちのミスで相手に点をあげているケースが多いので、そこを我慢強く頑張ってほしいですね。
実況
高さとパワーに対して、スピードと正確性。
それはもう世界一でなければいけないんだと中田監督が話しています。
ここで冨永。
サーブのいい冨永が入っていきました。
ベストサーバー部門、今日を迎えた時点で大会トップ、10本のサービスエースを奪っています。
そのサーブで崩したい。
ここは強烈なチョウ・ジョウチョのスパイクが決まっています。
もう一度、荒木をコートに戻しました。
19対17。
1点あるいは2点というリードがなかなか第2セット、詰まらない。
レシーブ1つで切りたい。
内瀬戸。
空中でのバランス感覚っていうんでしょうか。
体をクロスの方向を向いていましたが、迫田
素晴らしいですね、内瀬戸選手。
ストレート打ちを得意としてるので、もっと思い切り決めていってほしいですね。
実況
野本が上げました。
エン・シンゲツ、強烈です。
移動攻撃。
2点差のリードのまま、先に中国が20点に到達。
第2セットです。
岩坂、内瀬戸、新鍋という前衛。
新鍋、決めていきました。
攻撃力という意味では日本は新鍋がここまで今大会は中心にいましたね。
竹下
監督の信頼感も高い選手ですよね。
実況
1人日本で全試合スタメン出場です。
エン・シンゲツ、今大会を通じて唯一、2メートルを超えている選手。
2メーター1センチ。
セッターの冨永が話していましたが、中国は高さもパワーもうまさもあるそういう相手です。
ネット際、押し込んでいった野本。
再び、1ポイント差。
鍋谷、投入です。
ここで鍋谷を投入。
手首の可動域が広くて手首がすごく柔らかいという鍋谷が招き猫サーブともいわれていますけど。
迫田
非常に器用な選手ですよね。
実況
乱した。
チャンスなるか。
これはもったいなかった。
ここは切り替えていきたい。
日本も、岩坂を戻し中国も、キョウ・ショウウに代えてきました。
押し込まれた。
野本。
シュ・テイが上げました。
井上がしっかり上げている。
野本が決めきるか。
ブロックにつかまった。
キョウ・ショウウ。
20歳の選手。
リオオリンピックのメンバーでもありますが、ここはブロックで跳ね返しまして、23対20。
日本がこのセット、2つ目のタイムアウトを取りました。
この局面でも中田監督はひと言何か声を添えて、また円陣からは距離を取ります。
現役時代、中田監督は話していたんですがワンプレーワンプレーについて、ベンチから言われるのが、実は私は嫌だったんです。
コートの中でやっている感覚と外から見ている感覚のズレがある。
私はゲームの流れを読みながら選手の意図をくもうと思っているんです。
そんなことを話していました。
ただ選手が行き詰っているのが見えたら、ひと言かけようとはしています。
選手がどういう情報を頭に入れて、どういう場面で何を使うのか選手次第ですから。
このあたり選手への信頼、もっといえば選手が一人立ちしたければいけないというメッセージですね。
竹下
監督の立場って大変だなというふうに感じますね。
実況
選手がコートで感じていること、外で見ていること、感覚のズレがあるんだから一つ一つのプレーに口を挟むのは私は避けたい。
現役時代の思いを監督になっても大事にしていますと話しています。
ブロックタッチを取って野本が行く。
決めていきました。
23対21。
食らいついていきたい日本はリオメンバーの長岡望悠であったり、今のチームのエースといわれていた古賀。
戦線離脱。
けがをしていますよね。
ここはサービスエース、決めていきました。
野本のような存在がキャリア十分の新鍋、こういったところと一緒になって新しいチーム、作っていきたいですからね。
一人一人が高いレベルで戦っていけるように、ここから経験を積んで成長していってもらいたいですね。
迫田
追い込まれた中国がタイムアウトを要求しています。
迫田さんも全日本に選ばれて大一番でチャンスを与えられて、いろんな経験をされてきたと思います。
迫田
チャンスをものにするかしないかは本人次第だと思うので、しっかりチャンスを物に自分ができるように今、コートで6人いますが外のサーブだったり、ユニホームを着れていない選手だったりいますが、最後まで諦めないでほしいと思いますね。
迫田さんもロンドンオリンピック3位決定戦。
メダルを獲得した最後のスパイクでしたね。
ほんとに竹下さんにたくさんトスを上げてもらって背中を押してもらって勇気づけられてコートに立たせてもらっていました。
実況
竹下さんのトス、何かトス以外に伝わってくるメッセージ性というのはあるんですか。
迫田
言葉にしなくても思いというのが伝わってくるので絶対に決めてやるというふうに思ってますね。
実況
どういう場面で上がってくるんですか。
迫田
こういう大事な場面で上げてもらったら、本当に自分自身も盛り上がりますし、勇気づけられますね。
実況
苦しい場面、この人に決めてほしい、チームのために上げてほしいんですよね。
竹下
そうですね。
託していますね。
実況
24対23。
第2セット。
セットポイントを迎えています。
一つ、大きく息を吐き出しました。
荒木チームいちのベテラン。
シュ・テイのサーブ。
移動攻撃、荒木。
止められたか。
アウト。
日本のポイント。
追いつきました。
デュース。
チャレンジがあるのかどうか。
交代がありまして堀川が佐藤に代わって入りました。
ブロッカーの役目。
サーブで攻める。
乱れた。
内瀬戸が上げて、その内瀬戸。
日本逆転!セットポイント。
逆に迎えたのは日本。
前衛は、荒木。
そして、内瀬戸。
先ほど入った堀川がいる。
ソ・シュンライ。
上げた。
新鍋、よく上げた。
堀川。
アウトか。
アウト。
日本、取りました。
しかしここで、チャレンジが要求されています。
中国サイドからチャレンジ要求。
審判の判定に対するビデオ検証の要求がありました。
ボールのイン、アウトに対するチャレンジになりました。
もし入っていれば、中国のチャレンジ成功ということになります。
実況
新しい世代を取り入れ、新しいチームとしてスタートを切った1年目。
まず一つ、その成果を世界女王、中国に対して見るというグラチャンの最終日を迎えています。
先ほどのチャレンジがありました。
ボール、インアウト。
ギリギリのところでアウト。
ラインに触れていますとインになってしまうんですが、アウトという判定で、日本のポイントは変わらず。
第2セットを取ったという先ほどのプレーでした。
第1セット25対22。
第2セット逆転しまして26対24。
取り返しました。
第3セットですが、1対1で迎えた第3セット。
ここまで見て、どういうところがポイントになりそうですか。
竹下
ギリギリの戦いをしているので、少しのミスがセットを取れるか取れないかになってくると思うので、まずはスタートの入りと2セット目の後半の粘り。
後はサーブですよね。
大事になってくると思います。
実況
終盤の日本ならではという良さを見せたいところ。
選手達の気持ちも分かるんじゃないですか。
迫田
リズムは日本に来ていると思うので、ここでさらに勢いを出してサーブから攻めていってもらいたいですね。
ディグがぎりぎりのところに上げてくれるので、その思いも込めて打っていきたいですね。
実況
まずはシュ・テイ、あいさつ代わりに第3セット、チームが追い込まれてもシュ・テイというのは表情を変えず、変えるとすると気迫のこもった表情しか見せません。
竹下
彼女が世界に出始めた時は優しい顔をしていたんですけどね。
実況
新鍋、一つ、返していきました。
チームの中で今大会、すべての試合に先発出場。
スタメン出場は新鍋ただ1人、いったんは代表から退いて、引退も考えたという新鍋ですが、中田ジャパンのためにと3年ぶりに戻ってきました。
第3セットも、次の抜けない展開で、何か予想ができますね。
竹下
集中力ですよね。
実況
中田監督が強化のポイントに挙げているひとつです。
桁外れの集中力。
ここでホイッスルがありました。
ドリブル、ダブルコンタクトがありました。
右手、左手、同時にトスを上げたいところですがタイミングが狂いまして、一瞬ですが片手ずつというトスの上げ方になりました。
何とか返しました。
中央から、このあたりも落ち着いています。
中国の攻撃です。
大林
日本側なんですが、先ほどのセットの終わりの流れと、今パタリと止まった感じが気になりますね。
タイムを取りました。
実況
MCの皆さんにも話を聞きましょう。
水卜
ここまで、すごい戦いですね。
佐藤
井上選手のレシーブが粘りで、本当に興奮します。
徳井
中盤とか引き離されそうとう時に内瀬戸選手なんかがよく決めてくれましたよね。
粘ってほしい。
このセットも。
佐藤
ガンバレ!ニッポン!実況
3年後の東京オリンピックに向けてチームづくりはスタートしたばかりです。
中田監督が就任した1年目です。
4年に1回やってくるワールドグランドチャンピオンズカップ、グラチャンバレー2017。
オリンピックが終わった翌年開催ですから新チームがスタート、どんなカラーを持っているチームなのか、各国とも特徴が見え隠れする大会ですよね。
やはり世界を感じてほしいということを監督がおっしゃっていましたよね。
実況
世界のレベル、世界の頂点を感じてるであろう現在のコート上の選手です。
世界女王の中国に対して、新鍋、完全な強打ではないわけですね。
迫田
新鍋選手、強弱を使ったスパイクが本当に上手だと思います。
実況
ジャンプしてからという判断なんですか。
迫田
新鍋選手はブロックをしっかり見ているので、それから判断しているということだと思います。
安藤
先ほどのタイムアウト間ですが、中国アン・カケツ監督はブロックに関する指示、一貫していました。
日本側のレフトサイド。
野本や内瀬戸に対する攻撃について声をかけていました。
実況
もう一度、ブロック2枚跳んでくる。
決まってきました。
先ほどのセットの終盤、内瀬戸のスパイクであったり、何か中国に嫌なイメージが植え付けられたってことでしょうね。
大林
中国のブロック陣が本当に嫌がってるなというのを監督のしぐさを見ていても思いますね。
中田選手の表情が違うんですよ。
選手に声を出してるんですが、セットを取った瞬間、ほとんど喜びだったり、ジャンプしたりがないんですね。
現在、久美さん自身が戦ってるなというふうに感じますね。
実況
チームと監督が一緒になって戦っている。
闘志があふれているという日本ベンチ。
7対3。
日本のポイントになります。
7対4。
第3セットも、第2セットも、日本は同じように2点、3点ビハインドから粘ってという展開でしたね。
竹下
ここからですね。
粘り強く戦ってほしいですね。
実況
井上がまた上げた。
リベロ、井上が上げた。
内瀬戸、今度はブロックを利用した。
強打強打そしてストレート。
今度はこういうスパイクですか。
迫田
うまいですね。
相手からしたら本当に嫌だと思いますね。
実況
中田監督は話します。
今までは木村沙織というエースがいて、竹下佳江という絶対的な存在がいた。
これから誰がエースで誰が軸になっていくのか。
みんな遠慮する必要はないんだと話しています。
ここも荒木が決めていきました。
これからはチームの中心は自分なんだと選手全員に意識をしてもらいたいんだ。
そんなメッセージを中田監督は話しています。
グラチャンという大きな舞台で、それぞれが自分をアピールして、竹下
2020年を迎えてほしいですね。
実況
ここは高さがあるエン・シンゲツ。
これも上げている。
チョウ・ジョウチョ上げたか。
ソ・シュンライ、ブロック。
ブロックはアウトか。
レシーブに、ブロックに。
竹下
この粘りが1点につながりますからね。
次、切り替えて頑張ってほしいですね。
実況
コートに立っている。
いやベンチにいる全員が、自分こそが東京オリンピックに向かってチームを引っ張っていく中心にいる選手なんだ、そんな意識を持って、これからのチーム作り、土台から、それからチームの底上げ。
2年目、3年目、そして3年後、東京オリンピックを迎えるということになります。
速攻は岩坂。
返らない。
日本のポイント。
これで9対7。
第2セットも2ポイント差まで追い上げてから驚異の粘り。
終盤は逆転にも成功しました。
本来の日本らしさ。
粘りも出てきています。
シュ・テイ。
上げました。
野本が上げた。
シュ・テイ、内瀬戸。
これはアウトか。
得点は中国に決まっていますが、気持ちいいスパイクが決まらなくなっているんですが、スパイカーとしては、どういう心境なんですか?粘りのあるレシーブもしてくれてるんですけど、後ろから来るトスが多いのかな。
それは難しいので。
実況
ここは日本のポイント。
10対8。
サーブで揺さぶっていきたい。
テンポのいい攻撃が来ました、ガン・ニ。
一つ、切り替えていきたい。
174センチの佐藤美弥です。
中田監督が常にミドル、ミドルにトスを上げるというタイミングからレフトにトスを上げる。
これが絶妙なんだという話。
新鍋、ここぞというところで決めてきます。
今大会、最終戦で初めてのスターティングメンバーという佐藤、セッターです。
シュ・テイが来るか。
チャンスボールが来た。
ミドルだ。
これが佐藤の持ち味、荒木が決めた。
この場面でミドルを使える、佐藤の持ち味ですね。
竹下
勇気いりますよね。
あそこ、ブロックが高いんですよね。
実況
198センチのシュ・テイがいました。
野本。
決まった。
実況
今日を最終戦を迎えている中田ジャパン中田監督は世界と戦う厳しさを十分に選手達は味わってるはずなんだと、勝つために何が必要か、一つでも感じてほしい、そう話しています。
シュ・テイ、ここはキレイに決めてきます。
安藤
先ほどのタイムアウトの間、アン・カケツ監督はシュ・テイに対して打つコースであったり、落ち着いてプレーして行こう。
そんな声をかけていました。
シュ・テイもキレイな形で打ち切れない形がありましたよね。
実況
実況
プレッシャーになりますよね。
ブロックも。
実況
ここは荒木が決めていく。
4大会連続の出場。
東京オリンピックを目指す荒木。
お子さんを産んで、そして、全日本のコートに戻ってきました。
ここで日本のミスがありました。
ドリブル、ダブルコンタクトがありました。
ありました。
要因というのは何かあるんですか?竹下
選手の汗がボールについてることもありますし、あとは天井の高さとかもありますよね。
実況
荒木は奥を狙って、あるいはタッチを狙ったか。
アウトになりました。
2ポイントリードは中国です。
しかし、チャレンジが日本からありました。
ビデオ検証の要求がありました。
ブロックタッチ、ワンタッチがあったのではないかという検証を求めています。
ワンタッチがあれば、日本の成功。
タッチはありました。
チャレンジ成功。
中国のポイントがキャンセルされまして、その1点が日本に入ります。
13対13。
同点です。
大きなチャレンジでしたね。
竹下
この1点が、どっちに行くかによって全然変わってきますからね。
実況
上げました。
ディフェンスに備えたい。
エン・シンゲツが来た。
譲ってしまうような連係がありました。
竹下
メンバーがいろいろ変わってしまうので、連携も声でカバーしてほしいですね。
実況
チームの中において、連係。
コミュニケーションも強化ポイントの一つに挙げていた中田監督。
内瀬戸、ブロック。
はじき返されました。
16番のテイ・カ。
ブロック最高到達点は3メートルの選手。
171センチの内瀬戸ではありましたが、ここは、はじき返されています。
2ポイントのリードは中国です。
バックアタック野本。
ワンタッチを取っている。
日本のポイントです。
15対14。
荒木絵里香のサーブ。
頼れるベテラン。
実況
グラチャンバレー2017。
女子の最終戦を迎えています。
日本は、アジア選手権を制しました。
アジアチャンピオンとして出場しています。
グラチャンバレー、相手は世界女王、リオオリンピック金メダル。
世界女王、中国が相手です。
今日勝てばグラチャンバレー銅メダルが日本、獲得できます。
勝てばメダルという大一番です。
すでに今大会優勝を決めている中国。
上げられない。
中国のポイントです。
この時間帯ですが、日本にしてみると、セッター佐藤としては、どういうことを考えていく時間帯なんですか?竹下
野本選手がバックアタックも入っていたので、そこも意識しながら上げていってほしいなと思いますね。
内瀬戸。
ブロックアウトになりました、日本のポイント。
実況
先ほど野本もブロックで、ワンタッチを取りましたもんね。
竹下
相手の意識も変わってくると思うので、もっと工夫して転換できると思います。
実況
後ろからの攻撃もあるというのを見せなくてはいけない。
シュ・テイが来ました。
世界ナンバーワンのアタッカー、中国ではなかなか海外でプレーする選手はいなかったんですが、世界一のバレーボールリーグといわれているトルコリーグで活躍しているシュ・テイです。
ミスがありました。
日本のポイント。
2点差から追い上げて行きたい、内瀬戸のサーブ。
ミドルの移動攻撃。
ガン・ニが決めていきました。
3点差、リードが広がっています。
ここで離されないためにも、1つサイドアウトを取りたい。
連続ポイント。
オーバーで返すが、苦しい体勢になった。
押し込まれました。
中国サイドの連続ポイント。
実況
中田監督からネット際を空けないという、ひと言の指示がありました。
竹下
慌てないということですね。
ネット際のプレーがちょっとバタバタしてるんですよね。
そこを丁寧にやっていこうという指示だと思います。
実況
セットカウント1対1で迎えている第3セット。
今コート上に立っているアタッカー、スパイカーの皆さんに対してはどうですか?迫田
トスをもっと大きな声で呼んでアピールしてもいいんじゃないかなと思いますね。
ブロックも引き寄せられる可能性もあると思うんですよね。
実況
呼ばれたところにトスを上げる意味もあるんですが、それ以外にもそういう。
竹下
そういう声でセッターは助けられる部分もありますからね。
実況
ブロックはアウトになりました。
中国のポイント。
安藤
先ほど声という話がありましたが、シュ・テイは非常に落ち着いてプレーしてるんですが、ここぞというときには、大きな声でトスを呼ぶ。
そういうことがあります。
実況
強心臓なんですかと聞いたことがあるんですが、人よりも大きいので心臓が大きいんですと言ったことがありました。
シュ・テイです。
ここで島村が入ってきました。
大黒柱シュ・テイがチームを支える中国代表。
ブロックのわきをすり抜けていきました。
グラチャンバレー日本対中国は放送時間を延長してお送りします。
シュ・テイとガン・ニ、2人が跳んでいる。
その右を打ち抜いていきました。
竹下
トスもしっかり伸びていましたよね。
空いている所に、しっかり打っていきました。
実況
シュ・テイ。
ここはストレートに打ち込んでいきました。
各国のナショナルチームのエースが集まるクラブチームでも中心的存在で、オランダのエース、スローティエスという選手が言っていたんですが、これだけの選手でも、まだまだ吸収しようという姿勢がある選手なんだ。
尊敬に値する選手なんだと話していました。
チョウ・ジョウチョ、上げた。
井上。
強烈なチョウ・ジョウチョ。
21歳、未来の東京オリンピックのエース。
23対17。
野本、オープン。
ソ・シュンライ。
ブロック止めた。
野本が止めました。
相手の得点源の1人、サウスポー、ソ・シュンライを止めました。
今のブロック、いかがですか。
大林
きれいに絞っていました。
いいと思います。
実況
ここは空いていたところを、よく見ていました。
第3セット、中国がセットポイントを迎えています。
中国としてみれば、このセットを取りますといよいよ王手ということになります。
荒木、移動攻撃。
中国、第3セットを取ってセットカウント2対1。
日本、王手とされています。
ここから巻き返しを何とか狙いたい第4セットです。
水卜
ちょっと悔しいですね。
徳井
切り替えて次のセットは新しいセットなので、次取って、連夜のフルセット、3連夜目のフルセット持ち込みましょう。
佐藤
荒木選手のブロックに期待したいと思います。
水卜
世界1位の中国ですからね。
ここまで見せてくれてますよね。
佐藤
日本、頑張れ!実況
日本は開幕戦、初戦の韓国にストレート勝ちを収めました。
第2戦のロシアは、高さの前に、テンポの速いバレーを封じられました。
東京から名古屋に移動してきまして、金曜日のブラジル戦、フルセットにもつれ込んで、最後は接戦を物にした今大会ブラジルは銀メダルが確定していますので、そのブラジルを敗っているということになります。
昨日のアメリカ戦も連夜のフルセット。
最後は、中田監督も話していましたが、相手の対応力、うまく対応してきた。
それがアメリカのうまさだったと話していました。
セットごとにいろんな変化を出してきていたので対応能力が高いなというふうに思いましたね。
実況
リオデジャネイロオリンピックの銅メダルのアメリカに対してフルセット、ここにもつれ込ませたのは、中田監督、一つの収穫だと話しています。
今日の注目戦。
最終戦、日本は銅メダルがかかっています。
明後日からは、いよいよ男子大会が開幕します。
また熱い戦いが1週間。
今度は男子の戦いが始まります。
男子もいい流れをつなげたいですね。
竹下
この4セット勝ち切ってフルセットに持ち込みたいですよね。
実況
日本がメダルを獲得し、ひとつ、その中田ジャパンとしてのスタートした1点目、結果を残すことができるでしょうか。
セットカウント1対1で迎えた第3セット。
終盤は中国が日本を突き放しまして、これで2対1。
いよいよ第4セット迎えています。
フルセットまで何とか、その戦いを持ち込みたい日本代表です。
中田監督も私自身、当然力不足なところはある。
ただ、すべてを受け入れて、次のエネルギーにしたい、そう話していました。
昨日のアメリカ戦で選手も監督も悔しさをあらわにしていました。
それをエネルギーにして、今日の最終戦、すべてを今シーズンの日本代表としては最後の試合ですから、すべてをぶつけるという試合になります。
まさに総力戦。
第4セット。
新鍋、ストレートに打っていきました。
第4セットの立ち上がり。
新鍋という選手はこういう場面でも、落ち着いてるなというイメージを持つんですが。
竹下
冷静にプレーしていますし、チームにとっては、すごく、かたい選手なので信頼感がありますよね。
実況
ポイントは中国に入っています。
1対1。
竹下
スタートを頑張ってほしいですよね。
実況
レシーブをしっかりセッターに返したい。
ちょっとトスが。
これをある意味フォローする、新鍋ですね。
竹下
シュ・テイ選手が前なので、どうしても苦しいんですけれど、トスが乱れたんですけれど、よく決めてくれましたよね。
実況
岩坂のサーブ。
中国はシュ・テイが来るか、強打にはいかない。
ラリーが続く。
シュ・テイが来る。
上げた!野本。
強烈。
戻っている。
シュ・テイのスタンディング。
間に落とされた。
このあたりは、同じスパイカーから見て、シュ・テイという存在はどうですか。
迫田
本当に長いコースもあれば、このようにフェイント、プッシュがある選手なので、なかなかレシーブしにくいですよね。
実況
ブロックの十分上から打てるような場面でも、ああいったフェイントを使ってくる。
ブロック。
吸い込み。
大林
シュ・テイ選手の時、打つ前にちらっと相手のコートを見るんですよね。
滞空力、ジャンプ力があるので、その時間が長くて、こちらからでもよく見えるくらいです。
実況
空中でさぁ、どうしようかなと考える余裕があるんですか。
迫田
私はないです。
実況
それができるのがこのシュ・テイなのかもしれません。
198センチ。
世界一のアタッカー、世界最高の選手といわれています。
強烈な攻めのサーブになりました。
レフトの野本。
ソ・シュンライ。
ラリーが続く。
合わない。
佐藤、荒木のコンビがここで合いませんでした。
狙いとしてはどうですか。
竹下
ちょっと我慢したいですよね。
実況
その荒木をもう一度使う。
佐藤の今、心情というのはどうだったんですか?竹下
声のミスだったと思うんですね。
だからコンビ自体は合っているので、全然大丈夫だと思います。
実況
それで同じ荒木に上げたわけですね。
速攻。
これはキレイな形で。
止めるすべはありません。
5対4。
日本、このセット落としますと中国の勝利。
銅メダルに向けてフルセットまで何とか持ち込みたい。
5対5の同点です。
前衛は内瀬戸、岩坂という2枚です。
ここは奥を狙っていきましたが、ポイントは中国。
6対5。
レフト内瀬戸。
ブロック。
エン・シンゲツ、ブロックで跳ね返しました。
実況
日本は3点のビハインド。
ここが1つ大きな山場ということも言えるかもしてません。
竹下
これ以上離されたくないですよね。
中国のほうがサーブをショート気味ですね。
フロント側に打ってきてる傾向があるので、そこをちょっと注意したいですよね。
実況
非常にサーブもいいという中国です。
高さもパワーもうまさも併せ持つ中国代表。
チョウ・ジョウチョ。
きれいに決まりました。
9対5。
4点の中国のリードになりました。
大林
井上選手が言っていたんですが、中国のサーブがすごく嫌なことがあるんだ。
一番怖いのは中国なんだと言っていたんです。
乱されることによって日本のリズムが変わってきてしまったので、大事に上げてほしいですね。
ブロック、捕まりました。
実況
その高さの前に5連続ポイントの中国。
5点のリードになっています。
何とか立て直しを図りたい、ここからひとつ流れを切りたいという中田監督です。
迫田さんも5月に現役を引退されたばかりで、放送席から全日本を応援しながら解説をしてくださっています。
今、同じく一緒にプレーしているとしたら、どんなことを声をかけたいですか?迫田
ここで守りに入ってしまったらダメだと思うので、スタッフも選手も全員、攻める気持ちは忘れていないと思うので、ここから巻き返して頑張ってほしいので、自分もそういう気持ちでいると思います。
実況
リオデジャイロオリンピックの最終予選のタイとの戦いでは、最終セット6対12から大逆転というのがありました。
チームがまとまった時というのは、とてつもない力を出すのが、これまでの日本の歴史ですよね。
迫田
自分でも不思議なくらいチーム、一丸となって戦えた時は、日本の素晴らしいところだと思います。
実況
日本をオリンピックに導いたという迫田さんの活躍もありました。
コートにいる、新しい日本のメンバーたちが何とか中国に対してというところです。
奥村がコートに入ってきています。
チョウ・ジョウチョ。
よく見えています。
冷静です。
これで6連続ポイント。
何とかサイドアウトを取って。
竹下
中国のサーブの狙いもしっかり行っているので、どうしても日本の攻撃の枚数が減ってくるんですよね。
実況
サーブが非常にいい、ソ・シュンライのサーブです。
これは返せません。
日本のポイント。
これで連続ポイントを切りました。
大林
日本には奥村選手が入りましたが、佐藤選手とはコンビ歴も長いので、一番完成度が高いので、投入されたんですが、流れを変えてほしいですね。
実況
エン・シンゲツがいく。
ブロック。
上げるか。
上げました。
シュ・テイが来た。
忘れた頃にやってくる。
シュ・テイ。
この女性がいる。
このラリーの中でなりを潜めていたかのように後ろから来ましたね。
竹下
あそこは最後、私に来なさいというような気持ちでしょうね。
実況
苦しくなった時には私によこしなさい、そういったメッセージが込められているような強烈な一発です。
非常にいい角度でシュ・テイ。
返ってきたところを押し込んでいった。
中国が一気に流れに乗っていきます。
苦しい戦いをしいられている第4セット。
タイムアウトを取りました、日本です。
まだ追いつける。
相手もミスがある。
まだ行こうと、そうチームを鼓舞したベンチがありました。
今日はシュ・テイが苦しい時に得点を決めてくる。
現時点で98得点となりまして、試合が終わりました、ブラジル代表のタンダラを上回りまして得点ランキングトップに躍り出ています。
このままで行けば得点王ということになります。
シュ・テイです。
世界最高のアタッカー、その2番、そびえ立っています。
それに対する新生日本。
全ては2020、伝説をつくるため、スタートの2017年です。
ブロック、返って来たところ、決まっています。
14対6。
このあたりで中国に一気に流れが行っているというのは、どう分析したらいいですか?竹下
サーブがすごく嫌なところにきているんですよね。
日本チームの攻撃をやりにくくしてるんですよね。
実況
しっかりといいレシーブがセッターにかえれば。
竹下
返れば、やはり自分達の3枚のペースであれば、ミドルが使えるのであればコンビが使えるんですよね。
実況
シュ・テイ、タッチを取っている。
ライトを使う新鍋。
これで返せば戻ります。
返っています。
ライトから。
アウトか。
ワンタッチはありません。
15対7。
中田監督が話していた、世界の厳しさ、世界の頂点と戦う厳しさ、これを今感じている日本なのかもしれません。
中田監督が掲げた強化ポイント。
スピード、正確性、相手の高さとパワーに対してのスピードと正確性、そのためには連携が必要。
相手と戦っていく、強豪と戦っていくためには桁外れの集中力が終盤に必要になってくる。
そのために世界に向けての強さ、これを挙げています。
今度はレフトの野本、決めていきました。
何とか日本としても、ここから意地を見せたいところです。
スタートしたばかりの日本、中田ジャパンです。
みんなから愛されるチーム。
周りから応援してもらえるようなチーム。
そんなチームにしたいと話していた中田監督そういったプレーをファンの前で意地を見せたい、この場面です。
実況
チームの司令塔で、そしてキャプテンも務めた、竹下さん。
日本はこの時間帯、第4セット。
何を経験し、どんなことを見せてほしいですか。
竹下
簡単なプレーは、やめて欲しいですよね。
思い切って自分達が次につながるプレーをやってほしいですね。
実況
どんな心持ちでスパイカーとしてはアタッカーとしてはコートに立つべきですか。
何が何でも自分が流れをもう一度取り戻すんだという気持ちで仲間を信じてプレーしてほしいですね。
自分が決める、仲間を信じる、そういう思いですね。
8点のビハインドではありますが、ここで冨永が戻ってきました、昨日までの4試合、いずれも先発メンバーでした。
実況
冨永、セッター。
まずはレシーブ。
野本、これを打ち切りました。
野本は思いを胸に迫田
そんなスパイクですね。
思い切り打っても、もしブロックされても、必ずフォローしてくれる仲間がいますので、思い切り、振り切ってほしいですね。
実況
周りには、後ろには、仲間がいる。
このあたりもシュ・テイのうまさが光る。
プレーヤーの中で今、頂点にいるといわれている、シュ・テイ。
中国の世界のエースです。
世界女王・中国代表に対して日本。
アウトか。
タッチはありません。
中国のポイントです。
日本コールが、ここで少し大きくなってきました。
中田ジャパン。
2017年の集大成。
締めくくる戦い。
ブロック。
ファンの皆さんもこの姿を、そしてその勇姿を見るために、スタンドを埋め尽くしています。
どんなプレーを見せて、そして、どんな思いをコートで見せて来年へ、そして東京オリンピックへつなげるか。
アウトになりました。
バレーボールをやっている人には、あの全日本のユニホームを着てみたいよね。
そう思われるようなチームにしたい。
中田監督は話しています。
それを体現したい。
ソ・シュンライ、はじいていきます。
周りの皆さんには、やっぱり全日本の試合を見たいなと思ってもらえるようなプレーをしなければいけない、その責任がある、そうも話していました。
バックアタック。
思い切り打っていきます。
チョウ・ジョウチョ。
レフトから内瀬戸。
シュ・テイが来る。
こういったところで何か流れをズバッと断ち切るというのがシュ・テイです。
竹下
このタイミングで、あそこから打ってきますからね。
非常に難しいトスでしたけどね。
迫田
前衛で打ってるかのような位置で打ってきますよね。
実況
ここから、どういった執念を見せることができるか、新生日本の選手達です。
選手の大事なバレーボール人生。
中田監督は偶然にも出合うことができました。
中田監督は、そんな表現も使っています。
日本のポイントになりました。
大事なバレーボール人生。
彼女たちの夢をお手伝いできる、すごくうれしいことなんです。
自分のチーム、でもやはり選手達の夢を叶えてあげたい、その思いが強いといいます。
彼女たちの夢を現実にしてあげたい。
それが東京オリンピック、伝説につながります。
ここは強烈。
間違いなく今の世界のトップが、これを体感できている日本ですね。
竹下
ただ、ここからですよね。
自分たちで攻めきってほしいですよね。
実況
これからステップアップしていく。
頂点を目指すのに必要なこと、それをしっかり吸収したいですよね。
チャンスになった。
内瀬戸。
ブロック、返された。
23点、後がなくなってくる。
ここで鍋谷が入ってきました。
あと2点で中国の勝利が近づいてきています。
日本が最後に何か見せたい。
どういうものになりますか。
竹下
粘り強く最後まで戦ってほしいです。
実況
決めていきました。
粘る粘る。
その粘りが全日本です。
鍋谷友理枝、入ってきました。
リオオリンピックのメンバー、中田監督も若い選手はもちろん、リオで悔しい思いをした、その思いもこのチームには必要と話していました。
上げて速攻!奥村、決めました。
相手は2メートル前後。
しかし奥村は177センチ。
177センチのミドルブロッカーですよね。
竹下
ミドルとしては小柄ですけれど、すごく忠実な選手ですよね。
実況
機動力も十分です。
ホイッスルが鳴ってホールディングキャッチがあったでしょうか。
日本にミスがありました。
中国。
マッチポイントを迎えました。
グラチャンバレー最終戦。
中田ジャパン2017年の締めくくり、最後の試合。
アウトになりました。
まだまだ続く。
まだまだ粘りを見せたい。
粘りを見たい、中田ジャパンのプレーです。
世界で戦う厳しさ、勝つ難しさ。
これを体感した。
世界女王との一戦。
押し合い。
連続ポイント。
まだまだ行くまだまだ行ける。
ここでタイムアウト。
中国が要求しています。
日本はこれですね。
竹下
後から入っていく選手ですよね。
鍋谷選手もしっかりサーブで崩してますからね。
期待したいですね。
後がない中で、あらためて選手にエールをお願いします。
迫田
どんな1点でも、全力で喜ぶことですね。
それで流れがもっと来ると思うので、引き寄せてほしいです。
大林
諦めきれない思いが後で残らないように今、出し尽くしてほしいですね、メダルを東京オリンピックで取るためには、今日ここでしっかりとした戦いをすることが大切だと思いますね。
劣勢ではありますが、日本が連続ポイント。
実況
世界女王リオオリンピック金メダリスト、世界ランク1位の中国から今日は1セットを取りました。
そして迎えた第4セット。
粘りを見せています。
劣勢ですが、大日本コールです。
背中を押してもらいますよね。
実況
この声援を力に変えてほしいですね、東京オリンピックでは地元で、この何倍もの声援が選手たちに送られるはずです。
実況
上げるか。
上げることができませんでした。
世界女王・中国。
日本を下しました。
グラチャン頂点に立った。
優勝は金メダル、中国代表です。
中田ジャパン。
日本としては銅メダルをかけた今日の戦いでしたが、最後は世界女王・中国の前に敗れています。
日本は銅メダルをかけて戦った中国との対戦。
今日敗れまして、これでグラチャンバレー2017は5位ということになりました。
今日の試合を振り返って、どんな思いが今ありますか。
竹下
世界ナンバーワンのチームだなっていうふうに感じましたし、そこから選手たちも、いろんなことを感じたんじゃないかなというふうに思います。
負けてはしまいましたが、やはりディフェンスですよね。
そういったところは評価したいところではありますね。
実況
ナイスレシーブ。
そして、つないでという粘りを見ることができました。
自分が戦っていた全日本、どんな思いで見つめていらっしゃいましたか?迫田
このグラチャンに立ちたかったけど、立てなかった選手もたくさんいると思うんですよね。
そういう選手の分も今いるスタッフ、選手、全員で戦ってこれたんじゃないかなと思います。
選手たちも世界の頂上決戦、世界一決定戦という大きな舞台で、実況
間違いなく手にした経験であり、収穫、一方で見えてきたチームの課題というのもあるのかもしれません。
竹下
こういった経験を次につなげてほしいですね。
実況
日本としては、これで1年目が終わりました。
2年目の強化に向けて、どんなことを日本には期待したいですか?竹下
この経験を力に、またけがをしていた選手も復帰してくるでしょうし、さらにパワーアップした日本を見たいですね。
実況
東京オリンピック、特別な舞台になると思います。
後輩達がこれまで一緒に戦っていたチームメート達が晴れの舞台に向かって3年間という限られた時間ですよね。
迫田
短いようで長生きもするんですけれど、まだまだ、ここからの日本だと思うので、さらにしっかり土台を作って、いろんなことにチャレンジしてもらいたいです。
今大会で得た経験。
実況
そして中田監督の言葉を借りるなら悔しさであり、そういったものを、いろんなものをエネルギーにして、チーム力、そして次のチームのステップにつなげなければいけないということですね。
竹下
チーム力を高めてほしいですね。
実況
今回は韓国、ブラジル。
特にブラジルからはフルセットの末、今大会、銀メダルを獲得したブラジルから勝利を奪った。
これも一つ大きな1勝ですし、7月のワールドグランプリから連勝ですから、30年ぶりのブラジルからの連勝を手にしました。
選手達には自信になったと思います。
実況
その自信を胸に次のステップに向けてということになりそうです。
世界の頂点に立つ中国代表と最終戦を迎えた。
世界と戦う厳しさ、そして勝つことの難しさ。
選手たちは本当に味わっていると思います。
そう中田監督は話しています。
これから自分たちに何が必要なのか、次につなげるためにはということをぜひ来年につなげてほしいと思います。
徳井
これだけの身長差の中、1セットをもぎ取りましたから、可能性を感じました。
大林
このパワーを力に頑張ってほしいですね。
石川、柳田選手に期待しましょう。
佐藤
精いっぱい応援します。
水卜
男子も楽しみです!未来
アスリートをオンリーワンに導き支える言葉…
2017/09/10(日) 18:00〜19:55
読売テレビ1
グラチャンバレー2017 女子最終日 日本対中国[字][デ]
中田久美新監督率いる全日本女子がリオ五輪金メダルの中国に挑む!※最大60分延長
詳細情報
出演者
【メインキャスター】
徳井義実
【応援サポーター】
佐藤栞里
【グラチャンサポーター】
水卜麻美
【解説】
大林素子
竹下佳江
迫田さおり
番組内容
グラチャンバレー女子最終日は強敵中国が相手。アジアNo.1の座をかけて負けられない戦い!
ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
スポーツ – その他の球技
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