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マニアックなオッサンのブログ

【腎臓病】腎生検の体験談、入院するなら個室にしておこう

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どうも、ガンダムのオッサンです。

 

この記事をネット検索から探して当ブログにおこしになられた方は腎生検(じんせいけん)をひかえている、または腎生検を考えなければならない段階に来ている、大病院での採血採尿結果により腎機能の数値が良くない、この先どうなるのだろうか?

といった不安感があっての事だと思います。

 

担当医から腎生検を行う意味、方法などは聞いているかもしれませんね、

という事で実際に腎生検を行った私の経験を参考にどうぞ。

 

結論を先にいえば腎生検やるなら基本個室が良いですよ。

腎生検とは?

たんぱく(蛋白)尿、血尿、腎機能低下といったの腎臓が普通の人に比べておかしくない?ってな人の腎臓の一部を採取して調べて診断をし、一番良いであろう治療法を決めることを腎生検と言います。

 

つまり患者もお医者さんとしても効果のない治療をしても意味がないわけであり、原因を究明するためにやる、これにより病名が決まるって事になります。

 

中には腎生検が出来ない体の人もいるのでこの辺は腎生検をやる前にきっちりと病院で調べられます。

という事で「あの...すいませーん、腎生検やりたいんですけどー」のようなコチラから病院にお願いするようなものではありません。

 

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痛くない?

腎生検について調べる方が一番気になるのはこれでしょう。

私で言えば痛かった...ですし、終わった後も痛かったです。

それは麻酔が効いていても痛い、麻酔の力を強めてもらっても少し痛い... というよりも体に針を刺されて臓器の一部を取る行為は精神的に痛いです。

 

お医者さんの説明では痛みについての部分は「麻酔かけますからwww」ぐらいの説明しかないでしょう、腎生検経験者の医師なら痛みについて詳しく言える...とは思うけどそんなうまい話はなかなかありません。

 

痛いと思っておいた方が賢明です。

因みに腎生検前の私で言えば「麻酔しながら針挿して採るだけだろ、余裕www」でした。

腎生検のやり方

医師の説明ではこのような流れになり、わりと簡単なイメージがあります。

  1. うつぶせになる
  2. 医師が超音波を見ながら腎臓の場所を調べる
  3. 背中から針を刺す
  4. 「息を止めろ」と言われる
  5. 息を止めてる間に針をブスっと挿し、腎臓の組織を取る。「ガチャン!」とい音が一回分の採取でこれを2~3回やる
  6. 終わったら圧迫して止血

流れだとこんな感じ、そんな凄いことのようには思えません...が、実際にやってみるとまあキツイというか気持ちがよいというか。

 

腎臓はプルプルと動いている臓器という事、息を止めれば動きがおさまる、その瞬間ににガチャン!なんだけど針が刺さってる状態がまず痛い、精神的に痛い。

私は直接針を見ていませんが、間違いなく太いと思われます。

針が太いだけで精神的に痛いってもんですよね。

 

それに麻酔で意識もボンヤリ状態なので難しい事が考えられない、でも痛いから麻酔のレベルUPを伝えるしかないってな感じです。

 

麻酔を強くしてもらうと痛みが緩和されるというよりも意識が更に鈍くなる感じですかね、こんなとこを言ってはイケないのは分かっていますがある意味気持ちがいい。

お酒を飲んで酔っ払ってフラフラしつつも一番気持ちがいい時間帯ってあるじゃないですか、

ベロベロに酔っぱらって道で寝ころんでる感覚...あの感覚が一番近いです。

 

患者の意識と飛ばしてしまうと息止めが出来なるなるのでこのような麻酔の効かせ方になるのでしょう。

私は気持ちがイイ状態の時は多分ヘラヘラと笑っていたのたと思う。

「ハイハイ、分ってるよ、息とめんだろ... 痛いよwww」みたいな感じ。

 

私の場合は手術室での腎生検ではなく病室にて...でした。

なので腎生検当日は大部屋から個室に移動しての流れです。

 

腎生検後の安静がめっちゃキツイ

たぶん腎生検の経験者が口をそろえるのがここでしょう。

「安静」って言えば寝ころんでいるだけのようなイメージ、テレビみたりゲームしたりしてればOK... なんてものは腎生検には通用しません。

 

これは腎臓が血管だらけの臓器って事でしてそこに針を挿したら出血じゃないですか、でもそれは体の内部であって外からバンドエイド貼ってお終い...って訳にはいきません。

じゃあどうするのか?言えばですね、24時間仰向けで砂袋みたいな物の上に針を刺した場所をあてて圧迫しながら止血ってな方法になります。

図にするとこんな感じ...

f:id:gundamoon:20170910172510j:plain

 

一見すると余裕っぽいでしょ?

イヤイヤ、これが一番キツイ。

なんたって寝がえり出来ない、24時間仰向け確定で動くな、自重と砂袋で圧迫している体制もキツイし痛い、マジでキツイです。

これは安静状態とは言えません、苦しい姿勢をひたすら耐えるのみです。

 

どのようなものか試してみたい方は畳の上で仰向けで寝た時に自分の腎臓(背中のわき腹あたり)の下に拳を入れて10分ぐらい我慢してみましょう。

 

そうそう、Hな妄想をしてやり過ごそうなんて考えも通用しません。

なぜなら尿道に管を入れられてしまっているから。

あの時ほどボッキに対して恐怖を感じたことはありません。

 

腎生検の準備から痛い

腎生検とは終わったあとの安静がもっともキツイ、基本的に上半身動けない状態なので尿道に管を入れられる事になります。尿道カテーテルってやつですね。

これがですね、もう痛くて痛くて泣きました。

その時の経験を書いた記事がこちら、腎生検とは全く関係ない淋病の事も書いてあります。

www.weblogian.com

 

二度と尿道に管はやりたくありません。

が、腎生検後の24時間を考えれば仕方がないとも言える... もし漏らしても良いような病院であえれば私は迷うことなくそちらを選びます。

尿道への管については腎生検当日の準備段階で行われます。

 

私は激しく拒否、何とか尿瓶で!!!と懇願したけど穏やかに説得されました。

 

個室にする理由

腎生検の説明を医師から聞いて感じる事、私としては

「麻酔しながら針挿して採るだけだろ、余裕www」

でしたので大部屋しか考えていませんでした。

採血のちょっと凄い版みたいなイメージですね、ほんと、それぐらい舐め腐った感覚だったので大部屋で十分と思っていました。

 

ただ腎生検の準備(尿道カテーテル)や実際の腎生検及び腎生検後の圧迫止血24時間があるので一日は個室に入りました。

 

その後に大部屋に戻ったのですが、24時間も安静状態で腰を圧迫し続ける行為とはその後の体に大きな影響を残します。

 

腰が痛い、私は退院しても痛かったぐらいです。

なので寝返りをしまくりたくなる、寝れない、体を動かしたくなる。

もう頭の中では「早く退院させろ!」の一点です。

 

大部屋で腎生検を行なう病院があるかどうかは分りません。

もしそうなら個室を選ぶべきですし、腎生検の場合は最初から個室で考えておいたほうが良いと私は思っています。

入院期間

詳しい日数は忘れました。

腎生検による入院とは治療の為の入院ではなく、腎臓の組織を採取する為の入院になります。

腎機能の数値がどうのこうの....といった話にはならないはずなので腎生検後の止血が終わったら病室で寝転がっているだけ。

私は一週間ぐらいで退院しました。

 

退院時の心は元気ですが体はかなり弱ります。

助けになって頂ける付き添いの方と一緒に自宅へ帰ることをお勧めします。

 

高額療養費制度の利用

腎生検による入院費、詳しく覚えていませんが15万円ぐらいだったと思います。この辺は病院によって違うはずなので大体の金額を聞いておいたほうが良いです。

もう一つ大事なことが高額医療費制度の利用、簡単に言ってしまえば払う金額が安くなるってな制度で人によって条件が変ります。

www.mhlw.go.jp

入院前に高額医療費制度について教えてくれるはずですが、私はすっかりと忘れていました。

でも入院初日に高額医療費制度の申請容姿や内容を看護師さんが教えてくれたのであまり不安にならなくても大丈夫でした。

このような申請も必要になるかと思われますので最低限ハンコは持って入院しましょう。

 

検査結果はすぐに出ない

せっかく痛い思いをして腎臓の細胞を採取したのだからすぐに結果が知りたいでしょう。

これは病名によって異なるのでしょうか、私の場合は一ヶ月ぐらいで結果発表だったように記憶しています。

 

なので腎生検で入院したからといって、直ぐに結果が聞けるわけでもないし腎臓が良くなるわけではない。

 

私としては治療法が大体決まっているiga腎炎を望んでしていました(大半の方はそうでしょう)が結果的には違う腎炎でした。

病名を書くと身バレしそうなので書けませんが、基本的にはコレ!といった治療法は確立されいない、なので腎機能の数値が健常者レベルに回復するには色々やってみるしかないってな病名です。

この辺は腎臓内科のお医者さんなら分るのでしょうか、まあ基本はステロイドです。

 

その中でも効果があるかもしれない治療法で試したものが「ステロイドパルス療法」になります。

これは一ヶ月の入院になり、基本的には点滴するだけ、薬を飲むだけの療法... 別の記事で詳しく書きますが外でタバコを吸いまくった入院でした。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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