「風が吹けば桶屋が儲かる」
こんな諺をご存知でしょうか?
なんで風が吹いたら桶屋が儲かるんだよ?
直接的には意味がわからないですよね。
この因果を考えることが、ビジネスであり投資なのです。
今回はこの諺についての記事。
何事にも通ずる考え方を提供してくれますよ!
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「風が吹けば桶屋が儲かる」とは
あることが原因となって、その影響がめぐりめぐって意外なところに及ぶことのたとえ。
また、当てにならないことを期待するたとえ。
ということですね。
あることが、一見なにも関係がなさそうな別の事柄にまで影響を与えることがある。
ということです。
なんで風が吹いたら桶屋が儲かるんだ?
風→桶屋が儲かる
のロジックは以下のようなロジックになっています。
①強い風が吹く
↓
②砂埃が立つ
↓
③人々が失明する
(砂埃により目を病む人が増えるため)
↓
④三味線を習う人が増える。
(当時は、盲目の人は三味線を生業とすることが多かったため)
↓
⑤猫の数が減る。
(三味線を作るために、猫の皮が必要なため)
↓
⑥ねずみの数が増える。
(天敵である猫の数が減るため)
↓
⑦桶が壊れる。
(ねずみがかじるため)
↓
⑧桶屋が儲かる。
といったロジックです。
長いですね!そして、だいぶ無理がありそうですね!
「仮説」を立ててみる。
ビジネスや投資を考える上では、先で述べた
②砂埃が立つ 〜 ⑦桶が壊れる
までは全て仮説。
「風が吹く」という原因があって、「桶屋が儲かる」という結果を結ぶ仮説を構築しているわけですね。
こうして、一見関連のない原因と結果を結びつける仮説を考えることが重要。
「風が吹けば桶屋が儲かる」なんて誰も考えはしませんよね?
ここで、桶屋の開業や先行投資ができれば大儲けです。
わぁい!!
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PDCAサイクル
よく目にするこの言葉。
PはPlanのPなので、計画ですね。
この計画策定の際には、この仮説を考える視点がすごく大切!
アテもなく、やみくもに計画を立てて、とりあえずやってみるはキケンです。
「桶屋」を想定して、「風」という事実からそこに至る
「仮説を検証する行動をする」ことが重要。
これ!テストに出ます!!
すっごく簡単で身近なところだと、
「ぼくのブログは動物園の情報を載せている。」
→動物を見たひとは、他の珍しい動物にも興味を持つだろう。
→ワシントン条約で輸入できない動物は国内で見れないよ。。
→海外でしか見れない動物を見に海外旅行へ行くだろう。
→帰ってきたら、英語が話したくなるだろう。
→英会話の記事を載せておく。
とかね。
不変である事実から、なにを考えるか?
「風が吹いた」
これは誰の目からも変えようのない事実です。
違いは、この事実から何を考えるか?
「傘が壊れそうだな」
これは誰でも考えつきそう。
つまり競争が激しくなりますね。
これはつまり、レッドオーシャン!!(言ってみたかった)
「桶屋が儲かりそうだな」
これは考える人が少なそうですね。
そう、これこそブルーオーシャン!!(言ってみたかった)
まとめ
過去の故事ことわざは、現代を生き抜く上での重要な考え方を提供してくれます。
「時代が違うから」
と片付けてしまってはもったいない。
考え方をアレンジして、現代の仕組みにマッチさせればよいのです。
故事に学び、現代の「桶屋」を見つけ出しましょう!