CIOを三日で辞めてみた。
とはいうものの、僕は会社の代表のことも社員さんのことも変わらず好きだし、その人達を支えるお友達のことも変わらず好きだ。
約束をしたので、ベトナムにはまた必ず遊びに行く。
そして、ネチネチと後味悪くなるのも嫌なので、森田さんとも呑みに行く。
なので、この件は終わり。
当事者以外には何の関係もないことだ。
それでも、ワイドショーに意見するババア的に生きていきたければ、引き続き、意見することに時間を費やせばいいと思う。
ただ一つ。
今回のようなことがあると、必ず
「大人げない」
「もっと我慢すべきだ」
「せっかくいただいた仕事なんだから…」
「社会人としてチョット…」
という意見を主張する輩が必ず大量
発生する。
つまり、「仕事とは我慢」「大人とは我慢」で、その発言の裏にうっすらと見え隠れするのは「俺も我慢してるんだから、お前も我慢しろよ」。
これについては、僕が僕の仕事を僕のタイミングで辞めただけなので、「知らねーよ、バカ」と言わせてください。
そして、ちょうど、この問題に対する考えを、来月発売の『革命のファンファーレ』に書いていたので、いい機会だし、今日ここにアップします。
テーマは『信頼の勝ち取り方』について。
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《革命のファンファーレ》
《革命のファンファーレより》━━━━━━━━━━━
文章を切り取っているので、話の途中から始まって、話の途中で終わってはいるが、つまり、こういうことだ。
「《選択している》風な立場から意見しているけど、あなたに選択肢あるの?」
「大人」って何だ?
自分の身の丈に合っていないのに、それでも皆に合わせて我慢しながら生き、そして、ついには
「社会人なんだから」
「お前も大人になれよ」
と他人に我慢を強要することなのか?
その時、「大人」を強要した他人が精神的に潰れて、たとえば自らの命を断っても、それでも、その主張を貫けるか?
どうせ黙りこむだろう?
それが「大人」というのなら、そもそも僕とは「大人」の定義が違う。
僕が子供の頃に憧れた「大人」はそういう生き物ではなかったので。
会社でツライ目に遭っているヤツへ。
学校でイジメられているヤツへ。
周りは
「大人なんだから!」と言うし、
「これぐらい我慢しろ!」と言うし、
「学校に来い」と言うし、
「学校に行きなさい」と言うだろうけど、
逃げていいと思う。
僕は、
「辞める」というのも、
「学校に行かない」というのも、
一つの行動だと思っている。
仕事よりも、学校よりも、自分の身体を守ることの方が大切だ。
ルールも大切だけど、自分の身体の方が大切だ。
身体を失ってしまうと、ルールを守ることも、破ることも、何もできなくなる。
あと、これは、これからの時代の仕事の話になってくるんだけれど…
ストレスのかかる仕事から、ロボットに代替えされていく時代に、ストレスを美徳として、ストレスを選んで、そこに何が残るんだよ。
「駅の改札の切符は、手で切るべきだ!そういうものだから!」と言っているようなものだ。バカかよ。
「給料=ストレスの対価」という考えが、まだまだ深く根付いているけれど、ストレスがかかる仕事が、どんどん無くなっていくじゃないか。
身体のことを考えても、
これからの仕事のことを考えても、
仕事を「続ける/辞める」の選択も、
学校に「行く/行かない」の選択も、
もっとカジュアルでいいし、
他人の選択に対して、まわりがとやかく言うことじゃない。
その人の人生だ。
僕は、「ひな壇に出ない」という選択をして、数年後に、僕にしかできない仕事をたくさん手に入れた。
僕は今、自分の好きな仕事しかしていないし、たぶん、ここでは本当のこと(生々しいこと)を言った方がいいと思うので、言うけれど、『はねるのトびら』とかをやっていた頃よりも、今の方が収入が上だ。
ちなみに、収入にはマジで興味がないけど。
僕の友達に、ゲーム会社でバリバリ働いているヤツがいるんだけれど、元は、学校にも行っていない引きこもりのゲーマー。
「社会人として病」の親や学校の先生は彼からゲームを取り上げて「学校に行け行け!」と言ったが、彼は頑として家に引きこもった。
そこで学校に行っていれば、もしかすると、今の彼は無かったかもしれない。
好きなことをやれているから、他人の人生に口を挟まないし、とにかく目が生きている。
それも一つの生き方だ。
最高じゃないか。
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コメント一覧
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今現在やりたいことを中心に仕事ができるのはそこまでに我慢の下積み時代があったからではないのですか?
我慢して努力した結果、自分にあった道を選択できるようになったんじゃないんですか?
ストレスフルな日々を送る社会人の人たちにはそんな選択をとれる環境をそもそも作ることができないんじゃないんでしょうか?
子供にやりたいことをやっていれば(嫌なことから逃げていれば)いつかは報われるから!といっているように聞こえるのは私だけでしょうか……
別に我慢することが必ずしも無理になるとは限らないししない方が正しい選択だみたいな印象を植え付けかねない発言は発信力があるだけにいかがなものかと思います。
子供たちの社会の未来を形作る上で我慢は必要不可欠なことだと思います。
やりたいことをみんなが我慢せずにやれば社会のシステムそのものは破綻しますよ?
それとも一部の我慢をしないと主張する(できる)人たちのために残りの人たちが倍我慢して支えろということですか?
西野さんの言葉は、誰もが潜在的に心に持つ思いをストーレートに伝えていると私は思います。今回の文も嘘偽り無く信用をストーレートに伝えてる所に感銘しました。
勉強になりました。
そこは価値観の違いでしょうからしょうがないですかね。
ただ、森田さんがああいう発言したのもしょうがないと思います。
西野さんのとりあえずやってみた感がすごいですもの。
本当は何か構想があったのかもしれませんが西野さんとは会ったこともないのでそこは分かりません。
そういう所を知りたいなぁと思います。
出来ない、やらない理由を並べてお前と自分は違うと線を引いちゃいけないなと元気づけられました。
ありがとうございます。
就職して2年経ってないけど、我慢しなあかん事は我慢する
どんなに嫌やしめんどくさくても我慢して仕事に行く
それが普通やろ
やめてもーたらニートなるやん
仕事ないと生きていけへんで
まー西野さんは金には困ってないんやろーけど
インタビューの途中で帰ってしまう事については、その場でその気持ちを相手に伝える選択肢があったなら、それが1番理想的な選択だった気がします。多分私だったら、我慢する選択肢しかないけど。
やりたくない事はやらなくてイイ、という本の内容については、周りの家族が苦労する事があるので、私はあまり受け入れられませんでした。私は色々あって…でも抜粋してあると書いてあったので、本を一度じっくり読んでみたいと思いました。私も、大人だから我慢しろ、我慢してる大人は偉い、という考え方はあまり好きじゃないので共感できる部分もたくさんありそうです。
私のグチャグチャの気持ち、聞いてほしい、と思ってしまいました。このコメントを西野さんにしか読めないようにする方法とかないのかな?調べてみます。
そもそも西野さんが1つ1つ読む時間なんてないのかな(≧∇≦)
今までブログとかツイッターとか一切してなかったけど、今日西野さんのCIOの記事読んで、ラインブログ登録して、初めてコメントしました。
色々勝手な気持ちをぶつけてすみませんでした。
にけつに出てたときから興味が沸いてきてblogの登録しましたが西野さん面白いですね。
遊びを仕事にしたいってのが凄く伝わります。
みんながみんな遊びを仕事にして生きるとこが出来れば本当に幸せなことになりますね。
これからも楽しみにしております
三姉妹の末っ子でいつも周りの目を気にしながら、1番いい答えで時には自分が不利になる事でもみんなが喧嘩にならなければいーやと我慢してきました。
西野さんを知って、西野さんみたいでいいんだ!と、最近、世界が広く明るく見えて、超ー楽しいです。
自分の意見を言うのが苦手です。
今回の西野さんの件、そのまま終わるのかなーと思ってました、
さすがですねー!!
自分の意見はちゃんと伝えて、相手の事も、その倍考えて、最後はみんなハッピーなってますね!!
尊敬します!!
こんなことがあった後でも、お相手と飲みに行く。
それでも「対応が幼稚」「改善しろ」と言う人は、自分より自由に見える西野さんのことを妬んでいるだけなんでしょう。そういうことにしましょう!
それをあたかも大多数の意見のように書いて、自分の主張が正しいんだっていうやり方は、むしろウソつきなんじゃないかなと思います。
でもモヤモヤは残ってたのでこの記事を読んで私が感じていたことが全部書いてあって(なんか考えが同じとか偉そうにすみません
信用の件、本当にその通りだと思います。
私も昔、何でもかんでも本音を言い&書き散らかしていた頃があって、その時のファンの方は10年以上経っても支持してくれていますが
いつのまにか叩かれることを気にして正しいと思ってもらえそうなことしか言わなくなっていったら、特に誰もついてこなくなりました😳!
facebookでもインスタでも、良い記事、充実した日々しか上げない人のを見ていても独特の不信感が芽生えるけど、なんでも曝け出してくれる西野さんには、信用度が高まる一方です。
今回のような一見、え!!と思われそうな件でも、嫌なもんは嫌なんや!って貫くとこがほんっとうに好きです。西野さんは、みんなが忘れかけてた大事なものを思い出させてくれてます。ほんとうに。
長くなりました
多くの人のハピネスです!
尊厳をそのまま生きている姿は多くの人に勇気を与えてくださいます。
感謝
ハグして笑顔のお二人のUPを心待ちにしております。
わたしもさんざんこれを息子にやった。
ゲームとゆうものをしないわたし、
家にいてゲームばっかりやってる息子がまるで理解できなかった。
わたしの意思でなく、
自分の意思で生きているひとりの人間だとわかっていなかったのだ。
二度と彼の邪魔はしない。
やりたいこと存分にやって、
楽しく生きててほしい。
この章だけでも、
いろんなひとに読んでほしいな