映画『呪怨』では、ジャパニーズホラーでは珍しく幽霊をハッキリと見せる演出で話題を呼びました。しかし呪怨をまだ見た事がない方もいると思うので、あまりネタをバラさないように、キャスト・ストーリー・見所を紹介します。
『呪怨』のキャスト
得体の知れない者によって、次々に犠牲者が出ていくホラー映画『呪怨』に出演しているキャストを紹介します。
小林俊介(演:柳ユーレイさん)
教師である小林は、俊雄という生徒が登校しなくなったので、生徒の自宅へ訪問する事になります。しかし、それによって今まで知らなかった事を目にします。
小林真奈美(演:優恵さん)
小林俊介の妻である真奈美は妊娠をしているなかで、夫が仕事で大変そうにしているのを心配する優しい妻でした。
由紀(演:三輪ひとみさん)
由紀は、典子に勉強を教えていた後に家で心霊体験をする事になります。
村上柑菜(演:三輪明日美さん)
飼育当番だった柑菜は、学校へ行く事になりますが、そこで恐ろしい体験をする事になります。
田村瑞穂(演:栗山千明さん)
田村瑞穂は彼氏が学校に残っていたので、彼氏を探そうとしますが、そこで得体の知れない者に襲われる事になります。
鈴木響子(演:大家由祐子さん)
不動産を経営していた兄の頼みで、ある物件を見る事にしますが、それはいわく付きの物件だったのです。
鈴木達也(演:芦川誠さん)
不動産を経営していましたが、いわく付きの物件が売れなかったので、困りはてて、心霊に詳しい妹の響子に頼む事にしました。
佐伯俊雄(演:小山僚太さん)
小林俊介の生徒だった俊雄は、どこにでもいる普通の子供のように見えましたが、少し挙動不審な所がありました。
佐伯伽椰子(演:藤貴子さん)
俊夫の母親である伽椰子は、密かに俊夫を慕っていました。しかし、その思いはストーカーに近いものがあったのです。
『呪怨』のストーリー
小林俊介は、学校へ登校しなくなった俊夫の事を気にしていました。それを妊娠中の妻から心配されます。そして俊介は、俊夫の自宅へ訪問する事にしますが、俊夫が元気そうにしていたので安堵します。
その頃、村上典子という女子生徒は自宅で、由紀から勉強を教わっていましたが飼育当番の日だった事を思い出して学校へ行く事にします。その典子の兄には田村瑞穂という彼女がいたので、兄に彼女がいる事をからかって、兄から、うっとうしがられるのです。
田村瑞穂は学校に彼氏がいるものと思って、学校の先生に探してもらう事になって職員室で待っていましたが、得体の知れない真っ白な顔をした少年に捕まってしまうのです。
そして、アゴが取り除かれるという恐ろしい事件が起きてしまって、警察が事件を捜査する事になりました。しかしアゴを取り除かれた人間が、まだ見つかっていないので刑事たちは途方にくれてしまいます。
柑菜の母親が自宅へ帰宅したら、そこに血だらけになった柑菜が二階の部屋へ登ろうとしていました。母親は勇気を振り絞って柑菜の名前を呼んだら、振り返った柑菜の顔は変わり果てて、母親は泣き叫ぶのです。
俊雄の自宅では、俊介は俊雄の親が帰宅するのを待ち続けていました。そこで、偶然にも俊雄の母親である伽椰子が使用していたノートを目にします。そのノートには、俊介に対する深い愛情が記されていましたが、ストーカーに近いものがありました。そこで、虫の羽音のようなものが聞こえてきたので、押入れから通じている天井裏をライターで確認しようとしました。そこで恐ろしいものを見てしまい俊介は、急いで俊夫を連れて外へ逃げていきます。
その俊介の所へ、俊雄の父親が電話をかけてきて「先生、赤ちゃん生まれましたよ。これ女の子ですね」と大笑いしたのです。それを聞いた俊介が茫然自失の状態に陥ってしまいます。そこへ二階から済まさじい仰崇の女が虫のように這って迫ってきたのです。
その頃、不動産を経営していた達也は、いわく付きの物件が売れくて困っていました。そこで、心霊に詳しい妹の響子に見てもうら事にしました。響子が、その物件を見たら表札には『村上』とありました。そして兄の達也から、父親は病院へ入院していて、妻と娘が生涯に幕を閉じた事を伝えられます。響子は少し家を見たら、あまりにも恐ろしい物件だったので、霊感が強い人には家を売らないように伝えます。
所が、意外にも家は簡単に売れてしまったのです。はたして、その家を買った者は誰なのでしょうか?
『呪怨』の見所
ジャパニーズホラーでは、あまり幽霊をハッキリと見せないで、見る者に恐怖を感じさせる演出でした。所が、呪怨はハッキリと幽霊を見せる演出で見る者に恐怖を与えました。そのため、呪怨の最大の見所は幽霊をハッキリと見せる所にあるでしょう。
ただし、私は霊をハッキリみせる所は全く怖くないのですが、変わり果てた姿になった柑菜が怖く感じましたね。それと少し残念に思ったのは、登場する人物が次々に入れ替わり登場するので、物語が途切れるような感じがした所ですね。小説で例えていえば、短編小説のような感じがしたので、短編小説が好きな方であれば、満足できるストーリーかもしれません。