社会JR東海バスが炎上、乗客ら避難して無事 岡崎の新東名9日午前8時45分ごろ、愛知県岡崎市米河内町の新東名高速道路上り線で、走行中のジェイアール東海バス(名古屋市)の高速バスから煙と火が上がった。バスは炎上して全焼したが、乗客乗員41人は避難してけがはなかった。エンジンルームからの出火とみられ、同社は所有する同車種の車両8台の運行を停止し、緊急点検する。県警高速隊などが原因を調べている。 同社や県警によると、走行中に車両後方から「ボン」という衝撃音が聞こえた。さらに、エンジンルームの自動消火装置が作動したことを知らせる警告音が鳴り、エンジンが停止。運転手(49)が路肩に停車させ、乗客は避難した。 車両後部のエンジン付近から煙と火が上がり、炎上した。火は消防隊が放水して午前9時50分に鎮火したが、車両は全焼した。 車両は三菱ふそうトラック・バス製で2014年11月に導入。3年近くで走行距離48万6千キロだった。「長距離バスなので特に多いわけではない」という。出発前には運行前検査があり、この日も異常はなかった。これまで同様のトラブルはなかったという。 バスは午前7時45分に名古屋駅を出発。午後1時24分に東京駅に到着予定だった。乗客は満席の40人で、運転手1人で運行していた。同社は代替車両を用意し、近隣の駅や名古屋まで乗客を運んだ。 現場は、豊田東ジャンクションと岡崎東インターチェンジの間の片側2車線。同区間の上り線が2時間20分通行止めとなった。 (中日新聞)
|
|