ネットが発達して、誰もが便利に過ごすことが出来るようになった。
自分ごとにカスタマイズされて、求めてるものをおすすめしてもらえるようになった。
でも、そんな時代じゃなく、もっと昔のアナログな時代に生まれたかった。
何より最強だと思われてて、番組もスケールが大きくて、タレントが破天荒過ぎて捕まったりするテレビ業界。
サビがわかりやすく明確で、とにかくストレートな歌詞がウケたりする音楽シーン。
そしてなにより、テレビCMを作ることを、そこに有名ミュージシャンやキャッチーな曲を使うことを、
イケてるコピーを作ることを、そしてアートして捉えられることを何より追求していた広告業界。
特定の誰かじゃなくて、みんなが感動できて自分ごと化できるものを目指していた時代。
細かくターゲットを設定したり、無駄とか効率化とかの尺度で考えなかった時代。
「つまらなくなったので辞めちゃいましたが、あれ、意外とつまらなくなくもないとも言えなくもないんです。何だかなあと思う日もあったりしますが、ごきげんでいたいうちの犬を見...