スーパーで、白くて薄い発砲スチロールの蓋つきの箱を持ってパウチ入りの猫のご飯を棚から取って入れたり、もどしたりしている女の子がいた。10歳ぐらいの赤のチェックのワンピースを来た顔の色の黒い子だった。怪しい態度をしているので、側に立っていたら、「どれが美味しいかな~?」と小芝居まで始めた。
ずっと、パウチを入れたり出したりしているので、そばを離れて後ろを見たら、狂ったように素早くパウチを発砲スチロールの箱に詰めている姿が見えた。
「あれっ?」と思って、前を見て、次に後ろを見たらもう、女の子はいなかった。
レジに行ってみてもいないし、スーパーを回ってみてもいない。万引き犯なのだった。
棚からパウチがごそっと消えていた。
スーパーの品物を点検している店員さんにそのことを話すと、
「その子、箱に商品入れているから買うの?言うたら買わない!ゆうて、棚に戻すんですよ。そんなん入れたらあかんでゆうたら、ママが、ママが、、言うんです。見てたらずっと、商品出したり戻したりして遊んでるんです。やられましたわ。」と言っていた。
なんだ。その子のしていたことは見ていたんだ。常習犯なんだわ、きっと。猫のパウチを盗んで猫にやっている子なんだわ。でも万引きは罪ですから。
白い発砲スチロールの箱で、遊んでいるフリをして、隙を狙って万引きしていく手口はすでにプロ級だわ。
早く、どこかで捕まってほしい。
~~~~
ももねいろさんのブログ記事の紹介です。↓
http://momonestyle.com/deal-of-the-children-had-a-shoplifting
子供が万引きをしてしまった。犯した過ちに親としてこれからどういう対応をしたらいいのだろうか?
2015/05/21
桃音です。
小学校の個人面談に本日行ってまいりました。
個別にお話があるとのことだったので、何事かと思って心配になっておりました。
たいていこういう時って、良くないことだったりします。
やっぱり話を聞いて、良くないことで正直困惑しています。
長女が知らない間にコンビニで万引きをしていた
担任の先生の話によると、長女はコンビニでお菓子を盗んだようなのです。
10円のガムをお金を払わずに盗んだそうです。
長女には小1になってから、自分の財布を持たせていました。
毎月500円のおこづかいがあるから、十分にお金はあるはずです。
10円のガムを握って、外で包みを開けて食べたそうです。
それも1度じゃなくて、2度盗んでいたというから驚きです。
コンビニの店員さんが、10円のガムを握りしめてお金を払わず出て行った娘を呼び止めて、コンビニの奥に連れて行ったそうです。
本来親に連絡が来るはずですが、自宅の電話番号が言えなかったみたいです。
仕方なく学校に連絡が行き、学校側で謝罪をしてくれたそうです。
今回の件は警察に届けることなく、事が済んだみたいです。
担任の先生と長女で話をしたそうですが、「やってみたかった。」という興味本位で盗んだようでした。
先生の話を聞いていてもうショック過ぎて、謝罪以外の言葉が出て来ませんでした。
長女が私に万引きしたことを教えてくれなかったショック
これが昨日とかおとといとかそういった最近の話ではなく、だいぶ前のことだというから驚きです。
コンビニ側も小学生の万引きが最近多いと言うことで、まとめて学校に連絡したそうです。
何が驚きだったかって、長女の口からずっと私に話をしなかったことです。
長女も言いたかったのに、言えなかったのでしょうか?
先生の話によると、犯した出来事は絶対やってはいけない犯罪行為であることは、わかっていたようです。
長女がなぜ私に悪いことをしたことを、正直に話せなかったのか。
やはり時期的なものがとても重なって、罪悪感でいっぱいになってきます。
万引きをした時期が、長女の反抗期の時期であったこと
この出来事が、ちょうど長女の反抗的な時期と重なります。
小1の壁真っ最中である、会社員共働きの時は凄まじかったです。
「お母さん、会社行かないで欲しいのに。」
小1に上がってからずっと言っていたのに、私はズルズルと辞めませんでした。
どんどん反抗的になってしまって、子供の笑顔が消えていきました。
カギを持たせて学童を早く切り上げて、家に先に帰らせていました。
「ただいま。」と帰ってきても、「おかえり。」と言ってくれる人がいない。
そんな寂しい毎日が、長女の心に大きな穴を作っていたのかもしれません。
会社を辞めるよと言ったとき、長女の顔が笑顔になったことをいまだに忘れていません。
「おうちに帰ってくるとお母さんがいて良かった。」
心が成長したのか安心したのか、現在は私が家にいることで長女の様子はとても穏やかになりました。
やっぱりあの時はとてもさびしい思いをさせていたんだと、胸に無数の針が刺さるようで苦しくなってきます。
万引きをした時期に、もっと向き合っていれば良かったのだろうか?
もっと時間を裂いて子育てをしていれば、こんなことにならなかったのだろうか?
後悔しても仕方がないけれど、やっぱり後悔してしまっている自分がいます。
万引きをする子の心理として、親への愛情を確かめている!?
万引きする子は、家庭の中で愛情が欠けていると聞きます。
自分が本当に親に愛してもらっているのか、確信が持てない子どもに万引きが多いと言うのです。
親への愛情を求める心が、無意識のうちに万引きという行為に走らせてしまうのです。
これは心のさびしさから、親に振り向いてもらいたいと思ってするのだと。
人のものは決して盗んではいけない、お金をきちんと払ってものを買うこと。
我が家では小さいころから金銭教育に力を入れていましたが、心の空虚感は埋められていませんでした。
悪いことをしたことは自覚があるようです。
これから親と子供の信頼関係の回復が必要です。
そのためにこれからどうしていったらいいか、考えないといけません。
万引きをしてしまった長女に対して、これから我が家でしていくべきこと
まず何よりも、お店に謝罪にいきます。
これは産んだ親として当然のことです。
長女とコンビニに一緒に行って、本気で謝ってきます。
自分が悪いことをして、親が泣くぐらい悲しい思いをしたのだと、目の前でわからせるためです。
家からすぐのコンビニなので、今後行きづらくなるかもしれませんが、そんなこと考えてはいけません。
私も勇気を振りしぼって、謝罪してきます。
帰ってきたら、子供と真剣に向き合って話をします。
でもここで対処法を間違えてしまうと、今後子供が心を閉ざすか開くかの分かれ道になります。
聞いてみて、子供が正直に話してくれたらこう言おうと思っています。
「正直に話してくれてありがとうね。」
「いつでも困ったら何でも言ってきてね。そうするとお母さんとってもうれしいから。」
子供を叱って否定するのではなく、子供がなぜしてしまったのかを肯定してあげようと思います。
気持ちを開いてくれたら、子供の気持ちに沿って共感してあげることが大事です。
うまくいくかどうかわかりませんが、親の私が感情的にならずに冷静になって対処したいと思います。
家庭は人生の土台。親と子の信頼関係を築いていこう
万引きをした行為は、決して許せないことです。
犯罪行為でありますし、2度と同じ過ちをさせてはいけません。
大人になってから万引きをしたら、本気で逮捕されます。
犯罪はいけないこととずっと教えてきましたが、心の空虚感の方が勝ってしまったようです。
自分の子は大丈夫と思っていたことが、実際に自分の子がしてしまうとすさまじく心が痛みます。
「自分は親から信頼されているんだな。」
このようにまずは安心感を与えてあげること。
安心すれば、冷静になって善悪がわかってくるはずです。
家庭は人生の台です。
土台がしっかりしていなければ、何を乗せても崩れてしまいます。
心の土台なんて決して見えないけれど、必ず親子の間に存在しています。
長女との関係がいまいち上手くいっていなかった私です。
これが何かの親子のきっかけになればいいなと正直思います。
子育てをはじめてから7年目でまさかの事態です。
神様からいいキッカケを与えてもらったと思って、ますます長女との信頼関係を築いていきたいです。
追記
コンビニに行って、きちんと謝罪してきました。
店長さんと腹を割って話してきました。
長女は泣きじゃくっていましたが、ふと力が抜けたようです。
本音をぶつけて、話すことってとっても大切だと感じました。
http://momonestyle.com/deal-of-the-children-had-a-shoplifting
nyaonnyaonさんの読者になろう
ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります