カメラの飲み会でパノラマの話が上がってましてちょーっと興味が湧きました。
その話はHDR合成も含めて1ファイルでうん十GBいくような、ガチなやつなんですが(^^;
とりあえず、自分の環境で、億画素を扱うとどんな感じなのかやってみたかったので、お気軽チャレンジしてみました。
せっかくですからE-M1 markIIのハイレゾショットで!
使ったのは普通のカーボン三脚と普通の格安自由雲台。
本来ちゃんとパノラマを撮ろうと思うと、視差をなくすためにレンズ焦点の中心点ノーダルポイントを軸にパノラマ雲台とかなんちゃらニンジャとか使ってカメラを動かすらしいですが、今回はお気軽ですので使いません。
なので、視差が目立たないよう、なるべく被写体に奥行きがなくて、パノラマと言っても全然広くない(もはやパノラマの定義が…w)ような写真を撮ってきました。
ある程度精細な描写も拡大して楽しめるかなと、滝を撮ってきました。
車で10分の場所ですがw
E-M1 markIIのハイレゾショット
E-M1 markIIのハイレゾショットはセンサーを僅かにずらしながら8回撮影し高画素画像を生成する撮影モードです。
手振れ補正のためのセンサー可動を流用するため、手振れ補正機能は効かず三脚必須となりますが、JPEGで5000万画素、RAWだとなんと8000万画素の写真になります。
これだけで十分のような気がしますがw
張り切って撮影して帰って確認したら、全部JPEG記録になっていました😿
普通の撮影をRAW記録で設定していても、ハイレゾショットは別設定でデフォルトはJPEGオンリーなんですよね。
E-M1 markIIが修理から戻ってきて再設定の必要があったのですが、設定していませんでした。
とはいえ、5000万画素。十分です(強がり)
撮影方法は
すいません超適当です(^^;
9枚のモザイク合成ですが、それぞれの写真が適当に3分の1くらいが重なるように撮りました。完全に目見当です。
露出とホワイトバランス(WB)は固定で
それぞれ合成する写真の明るさと色味に違いが出ないように、マニュアル(M)モードで、絞りとシャッタースピードとISO感度を固定し、WBも晴天に固定して撮影しました。
Photomergeで合成
PhotoshopのPhotomergeという機能を使います。
LightroomでもできるようですがPhotomergeの方が精度がいいらしいです。
Photoshopのファイルメニューから
自動処理 → Photomerge…を選択します。
参照ボタンをクリックして合成したい画像ファイルを選択します。
大概の場合、自動設定でいいのかな。
周辺減光や歪曲が目立つ場合はそれぞれ項目をチェックします。
合成完了までに結構時間がかかります。
今回合成した画像は50Mピクセル(5千万画素)9枚分ですが
iMac(Late2012) core i7(第3世代)3.4GHzで 5分07秒 かかりました。
(細かいことを言うとRAMは32GB、グラボは NVIDIA GeForce GTX 675MX vram1GB)
こんな感じで、画像ごとに自動で変形し配置して不自然にならないようレイヤーマスクで複雑に切り抜いて合成してくれます。
よく見てみても、不自然に感じる部分がほとんどありません。
透明部分が出ないよう矩形で切り抜くと
14283px × 20224pxの巨大画像になりました!
2億8千万以上のピクセル数です(笑)
全体表示から等倍表示にするとこうなります。
↓ 全体表示
↓ 等倍表示
そしてちょっとトリミングしたフル画素写真がこちら。
オリジナルサイズで167MBになっております。
うちのブラウザ上ではフル表示できませんでしたw
ダウンロードできます!
ちなみに言わずもがな、この画像の件をツイートした時、郷ひろみリプが複数つきましたw
まとめ
もっと被写体力のある超絶風景を、ちゃんとパノラマ雲台的なものを使って、超高精細な巨大写真をプリントし、壁に飾りたいなぁなんて思いますが、その前に似合う家と壁が欲しいです。
350dpiの解像度でもB0いけます(プリンタ性能は置いといて)