今朝から C.R.A.C.のツイッターアカウントにロックがかかっています。「違反があるのでロックした。このツイートを消せば解除される」という。
どうでもいい罵詈雑言程度なら削除してそのまま解除するのですが、こういう意味のない、そしてむしろ害悪といっていいロック措置をそのまま放置していいとも思えないので、下記の通り異議申し立てを送りました。
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こちらのツイートがどのTwitterルールに違反しているのか定かではありませんので、ご説明をお願いします。https://t.co/n2Q3L0bMBTここに記述されていることは公開されている事実であり、それ以上でも以下でもありません。
(1) Taito Yamago が医療法人倚山会田岡病院の医師である事実。
http://www.taoka.or.jp/taoka/about/doctor/naika.html(2) Taito Yamago がextreme xenophobic Japan First Party(日本第一党) のメンバーである事実。
https://www.facebook.com/taito.yamago?fref=ts(3) 日本第一党の党首・桜井誠が、これまで「大人から子供まで朝鮮人を皆殺しにしろ」等の発言を公にしてきており、そのことで法務省からも勧告を受けている人物である事実。
https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/20160717-tochijisen-sakurai?utm_term=.jmoDb4oGe#.kuv5WND6Rまた、一般的にエスニック・マイノリティはこうした人種主義者に恐怖を覚えており、レストラン、病院、理髪店等においては遭遇を避けたいと考えています。このような切実な声もあります。
https://twitter.com/fire_ree/status/905907206503014401
https://twitter.com/fire_ree/status/905909046711947265
https://twitter.com/minyong_p_arai/status/905984469651226624したがって、こうした情報を英語で提供することは、公益に資するものであり、これらを強制的に削除することは、エスクニック・マイノリティが自らの安全のために正しい情報を知る権利を阻害するものと考えます。
なお、当該病院はこの件に関してこのようにコメントしております。
https://twitter.com/ka1206/status/906148415423234048
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「攻撃的なツイートを減らした」と称するツイッター・ジャパンの対応が内実としてめちゃくちゃであり、一方でヘイトスピーチが野放しになっていることは、昨日京橋のツイッター本社前で行われた抗議行動でも明らかにされました。

ここで地面に敷き詰められている大量のヘイトツイートはすべて、ここ2週間以内にツイッター・ジャパンにルール違反として報告され、それでも削除されなかったものです(写真=安田浩一)。
こうしたヘイトツイートを野放しにしながら、一方でマイノリティの生命にかかわる重大な情報へのアクセスを遮断しようとするツイッター社の対応には、大きな問題があると言わざるをえません。
ツイッター・ジャパンは役員がnetgeek等のフェイクニュース・サイトを愛読していることでも知られていますが、ヘイトスピーチと表現の自由に関する根本的な知見が欠如しているのではないでしょうか。
なお、つい最近も@cracjp のこのようなツイートを問題視し、ツイッター・ジャパンはアカウントにロックをかけてきました。
これは、公共施設で行われるヘイト本のサイン会を問題視した杉並区議を「死刑にせよ」と煽るハッシュタグへの批判であることは誰の目にも明らかです。
また、3年前のこのようなツイートがなぜかルール違反とされ、ロックされていたユーザーもいるようです。
山谷えり子は当時の国家公安委員長ですが、国家公安委員長に対する抗議デモの告知は、ツイッター・ルールでは違反となるのでしょうか。
「攻撃的なツイートを減らした」と発表しているツイッター・ジャパンですが、その実態はヘイトスピーチを放置し、ヘイトに対抗するツイートや批判を執拗に封じ込めようとするものであるということが浮き彫りになったのではないでしょうか。