僕は君が

ときめきの用例採集

ハイロー初心者がハイロードラマを一気見した話

『HiGH&LOW THE MOVIE』を観てから三日で、ドラマseason1も2も走り抜けてしまったというお話。映画の感想はこちら。

seshiki.hatenablog.com

 

というか、ハイローがseason1・2あったことさえ、映画を観た後に初めて知った。大人気なのですね。『HiGH&LOW THE MOVIE』を二人で観た結果、私は達磨一家推し、もう一人は雨宮兄弟推しに。ただ、二人とも口ずさむのはMIGHTY MIGHTY WARRIORS♪のフレーズなので、潜在的にはMIGHTY WARRIORS推しなのかもしれない。あの曲の洗脳力半端ない。廃墟でひび割れた人形が口ずさんでそうなテーマソング(褒めてる)。WOWOW録画を軽い気持ちで観たはずなのに、「大体想像できるけどドラマも制覇して答え合わせがしたい」「よし、ドラマも追っかけよう」「これが中毒ってやつか琥珀さんんんん」となって、映画を観た翌日にTSUTAYAでハイロードラマDVD6枚レンタル!月曜に映画観て火曜夜にレンタルして、木曜には観終わってたという怖い話。1話30分程度だから、DVD1枚80~100分程度で軽く観れてしまうんですよ……。冷静な頭で考えれば、答え合わせって何だ。

ちなみに、『RED RAIN』はタイミングよく金ローで放送してくれるらしいのでそれ待ち。それにしても、いきなり地上波で『RED RAIN』って雨宮兄弟の強火担ですな、日テレ。『RED RAIN』はきっと血の雨が降り注ぐのだろうとタイトルそのままなことを予想。斎藤工お兄ちゃんに猛烈に期待してる。


SEASON1のネタバレしかない感想。その話を観てる時点での感想が多めなので、謎だ……と思ったことはその後解き明かされてたり、そのまま放置されてたり。匂わせが過ぎるってドラマに対して初めて思ったかもしれない。

SEASON1、1話。
冒頭からG-SWORDの紹介。Gって何だ。映画で言ってたっけ。各チーム紹介でそれぞれの音楽が流れるのはアツいんだけど、「これ冒頭で全チームお披露目しちゃう感じ?」「小出しにした方がいいのでは?」と勝手に余計な心配をしていた。一番の衝撃はMUGENと雨宮兄弟が最初から伝説だったこと。MUGENいきなり解散したーーー!雨宮兄弟消えたーーー!伝説になる瞬間に立ち会えるっていうドラマへの期待は開始5分で潰えた。琥珀さんってドラマ1話目からこんな意味深に登場してたの……?琥珀さんは最初から、どうしちまったんだよ琥珀さんんんんんんだったのか。あの目も最初からなのね。消えた雨宮兄弟はどうやってSWORDのバトルに絡むんだろう。二番目の衝撃はノボルがかなりスレた感じだったこと。映画のノボルは明るい情報屋のお兄さんだったけど、そんな彼に何が???映画から入るとこういう疑問あるある~~~。コブラのポリシーは不良ものとしては珍しく、街のパワーバランスの均衡を崩さないよう努めること。相手を倒すときに女の子の目を掌を覆ってあげるとか細かいところで心憎い演出。コブラから漂う必殺仕事人臭(ロープ?で敵を吊り上げるなど)にかなり滾った。RUDE BOYSが登場するまで、派手に飛び降りるとかのアクションがない肉弾戦に興味を持続できるかなと正直思っていたけれど完全なる杞憂。コブラの容赦ないやり方最高オブ最高。どうして映画ではこの戦い方しなかったんだろう。世界観は相も変わらず謎で、彼らが盛大に乱闘してる駅は無人駅?不良ものでありがちな、駅員などの第三者が呼んできた警察の登場で一旦はバトル終了なんてことが起こらない。倒れるまでヤる。潔い!

2話。
鬼邪高校の紹介。SWORDの並び順にストーリーも展開していくと思っていたから不意打ち。極道にスカウトされるために留年を繰り返しているから在校生の平均年齢が23歳という設定には笑った。この設定いいなー、学ランが似合わなくなってきた俳優さんでも遠慮なく起用できる!ドラマ本編では各チームのリーダーがその座に辿り着くまでと山王との抗争を交互に見せるのかと勝手に予想していたから、村山くんがもう番長を務め上げているのが拍子抜け。村山くん成り上がりストーリーを観たかったよ~~~。そもそも村山くんの雰囲気が違う。ドラマ本編で成長したから映画ではあんなにゆるふわな感じで巻き舌なの?一方の山王では、意外とヤマトがフォーカスされてる。苺美瑠狂にアレコレ言われたら大人しく「悪かったな」って言ってあげるヤマトは罪深い。苺美瑠狂リーダーの純子はコブラのことを好きだと勝手に思ってたよ!ヤマトなのか!1話目で早速ブスとハゲの言い合いをしてるヤマトとナオミが尊すぎたから、純子の恋を応援してあげられない……。 油断していたら雨宮末っ子登場ーーー。「伝説がそのまま現れた」のフレーズがかっこよすぎるので、今後積極的に使っていきたい。チハルのナレーションはいい感じにポエミーなので、今後もナレーションはチハルでよろしくお願いします。

3話。
White RascalsのROCKYの光り輝く歯から始まった本編。鬼邪高校今までまとまったことなかったのか。設定的に家村会の中に絶対鬼邪高卒業生いるでしょ~~~。卒業生の家村会幹部と村山くんの会話を見たい。村山くんが番長になるまでのエピソードが!!!轟くんはseason2で登場なのか。美しい顔に返り血のついてるノボル連行シーンは、最終回までにあと何回挿入されるのでしょうか……。多い。映画にも出ていた気合いおにぎりの登場に沸いてるうちに、チハルが一人でケジメをつけようと動き出してた。チハルにとってはヤマトが、コブラ&ヤマトにとっての琥珀さんみたいな存在になってきてるのか。絆。「いるじゃんコブラちゃーーーん」の村山くんの笑みは完全に狂犬。やっぱり映画でゆるふわ系にイメチェンした感じ?コブラvs村山くんのタイマンは早送り映像(1.2倍速ぐらいにしてそう)の連続でさらに派手に見える。コブラの拳で膝をつかされたときに、あれ?何で?って本当に不思議そうな村山くんの姿に、今まであまりノックダウンされたことないんだろうなぁと。鬼邪高校の番長(百発の拳に耐え続ければ番長になれる)になるべくしてなった存在すぎる。コブラとの違いが分からず不甲斐なさに叫んでいたけれど、両者の違いが浮き彫りになるエピソードがあると嬉しい。村山くんが極悪非道番長だったらこの流れでもおかしくないけど、子分を制止してタイマンするぐらい筋通してるし、コブラとの違いなんて単純にケンカの強さだけなのでは……。村山くん視点で見ると、今回そこまで悪いことしてなくない?と思ってしまう村山くんモンペ。まあ、倒れた村山くんに関が真っ先に駆け寄っていく姿にほんわかしてどうでもよくなりましたよね。鬼邪高校でも教師の姿は一切登場しなくて、第三者を排除した徹底的にケンカのための舞台が誂えられてる。コブラマジ寡黙……と今回ずっと思ってたけど、猪木さんへのリスペクトでラストにいきなり語り出した。これCLAMP連載で見たやつ~~~!

 

4話。
White Rascals!前から思ってたけどチームマークのラスカルが結構凶悪な面構え。要注意人物の電話番号まで確実に抑えてるWhite Rascalsはお仕事デキる感ありまくり。ROCKYが雑魚を倒してるときに後ろで手を組んだままのKOO最高では???ROCKYがいないときは普通に前で手を組んでることが多い点を踏まえると、ROCKYのバトルには手を貸す必要はないっていう圧倒的信頼がチラ見え。ダンが野球部の頃からコブラ&ヤマトはMUGENだったの!?って驚いてるうちに、スモーキー妹ララちゃん登場。映画のパッツン前髪の方が好きだけどやっぱり可愛い。ていうか、MIGHTY WARRIORS---!?ドラマから出てたのか!映画で初登場した敵かと勝手に思ってたから、胡散臭いダンスをしてるバーニーの姿を二度見した。ICEの頭は三度見した。比較的いいイメージを抱いていたWhite Rascalsが場所だけの提供とはいえドラッグ密売に絡んでるのは残念。とはいえ、第九をBGMにしてダイナーを蹂躙していくWhite Rascalsは素晴らしい悪役っぷりでよきかな。クラシック流しながら悪逆非道を尽くすって滾る。悪役とはかくあるべき。ナオミがダイナーに戻ってきても、White Rascalsは女性には優しいから大丈夫なはずと謎の安心感。ナオミ相手にようやくROCKYが長文の日本語喋った!喋れるんだ!この後、「どいつもこいつもてめぇら山王潰す気か」ってコブラがキレるけど、このドラマはもしかして山王メンバー一人一人がやらかしてコブラをキレさせるお話なのか。疑問が二つ。純子が好きなのはコブラなの?ヤマトなの?もう一つ。各チームはそれぞれのリーダーの顔ぐらいしか把握してない感じ?お仕事デキそうなWhite Rascalsでさえダンの顔を把握してないみたいだから接触しないように皆心掛けてたのか。

5話。
ノボル回。ノボル、スーツ!この世界ではスーツ=家村会だから(偏見)、予想通り極道の仲間入りしてやがる~~~。映画で先に知ってる身としては、足抜けしたのによく無事に情報屋してるなノボル……とある意味感心する。どう立ち回ったんだ。鬼邪高校卒業生やっぱり家村会にいた!家村会結構好き。首痛い系男子のキリンジを応援したい。敵意むき出しのノボルに「うち上がってけ」って言えるヤマトは神なの……。ヤマトはつくづくいいヤツすぎる……。あなそれの旦那で鈴木伸之さんを知ったことに罪悪感を覚えてきた。でも東京喰種で亜門をするらしいのでイメージアップになりそう。ノボルの過去エピソードががこの回でようやく語られて神妙な面持ちで見てたはずなんだけど、唐突なトマトには噴き出してしまった。何故にトマト。血の隠喩ですか。コブラとの会話で「人は変わる」とノボルが言ったけれど、これは映画で龍也さんも語っていたから、ハイローシリーズ全てに通じるテーマなのか。ただ、ノボルの事情は把握したけど、過去を燃やすと決めた動機が微妙。コブラたちを戻る場所にできなかった理由のエピソードが今後あるのかな。頭脳派極道っぽい二階堂さん(映画で韓国語にも北京語にも精通してるのはかっこよかった)も刑務所に入ってたことに驚きつつ、意味深に挿入されてきた達磨一家とRUDE BOYSに簡単に沸いた。自分がチョロい。RUDE BOYSが姿を現したときに無名街の人が頭を下げるのが守護神らしくていい。この回一番滾ったのは、足が速いようですね!って言いながらひたすらダンの足を攻撃するKOO。容赦なさがよい。それと、ダイナーを一人で掃除しながら、憎しみの連鎖の空しさを説くナオミは大人。ハイローは基本的に男たちを待っててあげたり相談に乗ってあげたり聖母が多い。

薄々気がついてたけど、この辺りで確信する。ドラマ、雨宮兄弟出ないんじゃない……?鬼邪高校の霊圧は完全に消えた。

6話。
ノボル登場時からあからさまに怪しかったチハル。家族か山王メンバーかに危害を加えるってノボルに脅されてるのかな。ダンが無名街侵入に気がついたタイミングといい、SWORDメンバーたちには意外とテリトリー意識がないのか。「治外法権の街」「無慈悲なる街の亡霊」って絶妙に厨二心を擽る。完全に流星街@ハンター。RUDE BOYS=幻影旅団ってイメージだったけど、RUDE BOYSは旅団よりはるかに真っ当だった……。幻影旅団はどちらかというと達磨一家か。怪しげなおばさんの取引相手が白スーツだからWhite Rascalsかと一瞬思ったけれど違うっぽい。モブの敵キャラはもう全員黄色尽くめにでもしてくれ。無名街全員が家族だと映画でもスモーキーはよく言ってたけれど、初めてがっつりRUDE BOYSが姿を現したこの回で初っ端から家族に裏切り者出てる~~~。家族の絆とは。あのおばさんにとっては家族を裏切ってまで抜け出したい街だったのかと考えるとおそろしく皮肉。この回全編がRUDE BOYSのMVかな?って思えるぐらいに圧倒的アクション&テーマソング!!!愛の意味なんて知らない~♪スモーキーのかっこよさを彩るのは「静」だと勝手に思っていて、どれだけ激しいアクションをしても涼しげな表情で、むやみやたらと走ったりもしない。無名街は俺の庭感がはなはだしい。RUDE BOYS一色で今回は終わるのかとさえ思ったけれどWhite Rascals来た。ROCKYのそばにたむろってる女子たちは巨乳が多くて眼福。ここで気がついたけれど、KOO白マニキュアだーーー!ひたすら性癖を突いてくるKOO……。白のハイヒールも履いていただきたい。ラストには山王連合会。「一人でどこ行くんですか」「散歩だ」のベタなやり取りイイネ!と思ってたらダンーーー!?ハイローで初めて爆笑したかもしれない。一旦巻き戻して、ダンがいつから加わってきたのか確認した。

 

7話。
チハルの事情を訊かれても「それは言えねえ。あいつの言い分聞いてねぇ」って庇うヤマトは聖人?ヤマトをもっと皆崇めてあげて。散々トラブルを呼び込んだダンがヤマトにキレる道理はなくない?とヤマトの味方をしたくなる。場面が変わって達磨一家。狂犬・日向にやっと、7話目にしてやっとフォーカスが~~~!長かった。このドラマのリアルタイム視聴組への焦らしプレイすごい。達磨一家の前組織とMUGENに因縁があったとは。篝火を焚きまくる達磨一家、最高オブ最高。達磨の名称には「敵の手足を奪う」っていう意味が込められてるのか。起き上がりこぶし的な意味合いしか予想してなかった。「手足置いてけ」って妖怪・首置いてけ@ドリフターズを思い出す。無名街で対峙する山王連合会とRUDE BOYS。レッドラムというドラッグを売り捌いてるのはシオンっぽい。映画であまり出てなかったよねっていうメタ的消去法。6話から引き続き惜しみなく披露されるRUDE BOYSのバク宙と飛び蹴りの合わせ技みたいなアクションがすごく好き。スモーキーの病気はSWORDのどこまで知られてるんだろうな。謎。7話で実感したこととして、苺美瑠狂はイケメンだらけのこのドラマの清涼剤。イケメンの見分けつかないので助かる。合コン不参加にキレる純子も、笑うナオミもよい。よし、山王連合会と苺美瑠狂で合コン開こう。

8話。
ケースを運んであげるコブラ好青年。コブラは山王連合会メンバーより、ノボルや商店街のおじさん相手の方が比較的饒舌っぽい。喧嘩でしか解決できないお前らとコブラに言っていたノボルだけれど、喧嘩より悪質な圧倒的暴力を手段としてる家村会構成員のセリフとは思えないぞ……。家村会の一員として手を汚す覚悟をしてるのかしてないのか謎。頭脳派だと思ってた二階堂さんに激しくボコボコにされたし、ノボルの未来が怖いけど、映画で生きてたから殺されはしないんだろうっていう安心感。ドラッグ工場で三竦み来たー。山王連合会 vs White Rascals vs RUDE BOYS!「納得できるわけねーだろ」。8話はKOOの敬語が崩れた記念回。ドラッグを売り捌いて金儲けって動機までしか考えてなかったので、スモーキーの体調を心配しての行動だったとは……とシオンの株が急上昇。その気持ちを理解しながらも、シオンの命を守るために無名街の掟によって追い出す体を取るスモーキー。俺のためにすまないって頭を下げるとき、太腿にぴったり手を添えてるのよい。油断してたら、あああああ、久しぶりの鬼邪高校!村山くん、雨宮次男のことを雅貴呼びで基本的には呼び捨て派っぽいから、コブラちゃんの特別感がプライスレス。そしてとうとう雨宮次男!雨宮次男推しのリアルタイム視聴組は8話まで待ったのか……。毎回冒頭に繰り返される数秒紹介ムービーで生き永らえてたのかと思うと、ハイローの焦らしプレイ恐ろしい。女いねーじゃんって嘆いたり純子さんを笑顔でナンパしたり、雅貴のチャラい感じ最高。CLAMP連載を読んでる限り、おかんキャラと冷徹キャラの振り幅が激しいからその一面はよ。雨宮次男でさえ登場したのに日向まだなの……と言いかけたところで、日向来た!!!推しが来たぞ~~~!荒れ寺の前で佇むだけであの存在感。法被着てターンしただけなのに貫禄が凄まじいし、「始めるか」の一言が重い。圧倒的カリスマ!達磨の祭りが始まるぞ~~~!

9話。
冒頭から苺美瑠狂に加入希望の女の子。鬼邪高校に定時制があるとか不意打ちの情報投下。轟くんは全日制なんですか、なるほど。達磨一家成立エピソード来た~~~。ここまで焦らされてからの怒涛の達磨続き!MUGENへの復讐で達磨一家は集まったのかーーー。右京左京は映画で何となく優しげだったし、日向の親類かと思ってた。season1は達磨一家がラスボス扱い?他チームから危険視されすぎてて、映画での共闘を先に知ってる身としてはちょっと面白い。日向の名を取り戻すためとか残された末っ子四男とか日向にも設定てんこ盛り。篝火の薪をバットみたいに振り回したり敵の足の肉を噛み切ったり、日向が一番何でもアリの格闘スタイル。映画でも思ったけれど、複数との戦い方じゃなく一対一で完膚なきまでに相手を叩きのめしていく。自分のダメージを一切考慮してない戦い方。ハイロー世界はボクシングや空手を軸にした格闘スタイルが多い印象だけど、ここに来て何でもアリなヤツが来たぞ~~~。狂気じみた笑い方が頭のおかしさに拍車かけてて最高オブ最高。何サボってんだよっていうキリンジに歯向かいかける部下を右手だけで制止するあの態度、スマートすぎでは。復讐狂いに見えて冷静そうな一面もある。山王への殴り込みにはわくわくしたけどアメ車のボンネットに日向がいない……!?あんなトンチキな真似をしたのは映画だけか!しかも、和太鼓!?和洋折衷甚だしすぎる~~~。絶対に無意味だけど問答無用でテンションが上がる赤の隈取り~~~。日向にも赤の隈取りをしていただきたい。両リーダー不在だけど、山王連合会幹部vs達磨一家幹部はアツい。「これが本物の達磨落としじゃボケー!」「達磨さんが仰山転んどるわ」とか山王メンバー上手いこと言い過ぎでは???達磨一家も「手足置いてけ!」を要所での決め台詞にすればいいんじゃないかな。山王連合会の勝利かと思えたところで日向登場。「立てよお前ら」の一言で達磨一家がゾンビみたいに立ち上がるのが圧倒的カリスマのなせる業。しかもちょうどここで流れた音楽の一節が、派手に舞い散れ♪!最高かよ~~~。一方の山王連合会はちょっと不穏すぎて、え?え??と戸惑いしかない。二匹の虎が希望の王冠を守るのはいいんだけども、その由来を山王他メンバーは知っているのか、ノボル本人にもここが戻る場所だと伝わっているのか……。9話での衝撃は、石原さとみ嬢がいる世界観だったのここ!?

 

10話。
ノボルはどこに隠れてるんだ、メリーゴーランドの馬っぽいのが見えるけど何そのゆめかわな逃げ場所?と思っていたら、さすがの二階堂さんは発見可能だった模様。差し入れをくれた次の瞬間に、最後の晩餐だって空洞の冷たい目でのたまう容赦のなさ。というか、この世界ピストルあったのね~~~(映画ラストで琥珀さんが李に撃たれなかったことがいまだに不思議)。日向の論理は分かりやすく、ナオミが前に説いていた憎しみの連鎖そのままで、「この喧嘩を終わらせたければお前らが死ね」。コブラがどれだけ説得しようとしても、MUGENは勝利した側だからなかなか難しい。MUGENに敗れる兄たちの映像をバックに、達磨一家テーマソングの一節、怒りを叫べ悲しみを叫べ魂を叫べーーー!が流れる演出にはひれ伏した。達磨一家をここまで待っててよかった……!ここで登場したWhite Rascalsの漁夫の利を得ようとする感じがドストライクだった一方で、鬼邪高校やRUDE BOYSにはそういうのは思わなかった。White Rascalsの秘密主義と暗躍感は異常。ピストルを持って登場するノボルより、「俺たち山王連合会は解散する」って一方的に言い放ったコブラにビックリ。テッツとダンの反応見る限り、山王連合会はノボルの戻ってくるための場所という認識は共通ではなかったっぽい?そもそも素朴な疑問として、山王連合会が解散することで憎しみの連鎖の抑止になるのか……。コブラさん、分かりません……。ノボルが家村会の下っ端として悪事に散々手を染めたのもコブラたちのためだったと言い出すコブラとは、多分見ている世界が違う。ノボルごめんなって言えるヤマトとはそもそも同じ人間じゃないのかもしれない。そんな聖人みたいな考えできない~~~。この3人だけの世界どっぷりのやり取りを、SWORDの他チームはどんな顔で聞いてるのか見たい。出所後にコブラたちの元へ戻らなかった理由を、ノボルには教えていただきたい~~~。考えるんじゃない、感じろ!なのか。呆気なく改心したノボルの姿に、「撃たれる、これ撃たれる」って映画の琥珀さんのとき同様に怯えてたけれど、いい感じの音楽流れ出したーーー!まさかの円満解決ーーー!?村山くんのあっかんべー姿や何故か納得して立ち去る日向の姿にほっこりして油断していた直後、「ただいま」って呟くノボル轢かれたーーー!龍也さんと同じバターンんんんんん!家村会は銃弾を節約する傾向なの?車にぶつかられてぐにゃっとなった瞬間まで描写されてるから、痛そうの一言。放心していたら、雨宮兄弟と琥珀さんとMIGHTY WARRIORSが意味深登場~~~!匂わせが過ぎる。え、これってDVDだからこういう編集ってわけじゃなく、ドラマでも実際にこんな感じ?よく暴動起こらなかったな。


LDHファンのための学芸会ドラマでしょってネット上の揶揄は放送当時、興味のなかった私でさえ聞いたことがあるから、結構ハイローを敬遠してる人は多いのかもしれない。どうなんだろう。周囲でハイローの話を聞いたことがないから実態は不明だけど、マジすかも散々言われたもんな~~~。マジすかやその他アイドル出演ドラマを見ていて鍛えられてるのかもしれないけど、ハイローでそこまで演技がひどい、見てられないとまで思ったキャストはいない。そもそも、アクション>演技と言えそうな割合のストーリー展開。ちなみに、マジすかマジすか言ってるけれど、1・2までしか許容できない心の狭いヲタク。それと、LDHに興味がなくても(私はいまだに誰がEXILE一族で誰が他事務所俳優なのか把握してない)、ベタな不良ものが好きな人や二次元ヲタにはかなり突き刺さるものがあると思う。絶対推しが見つかる。世界観は謎だけど、二次元なんてもっとトンチキな設定いっぱいあるじゃん……?

トーリーと音楽が幸福に幸福すぎる相互関係だから、そこも最高なポイント。このシーンで何故この音楽……?っていう戸惑いが一切生まれない。各チームの見せ場でそれぞれのテーマソングが流れる演出にはお礼を言いたくなる。You tubeでHiGH&LOW公式がMVをアップしているのでぜひ。アクションすごい→何かいい感じのところで頭に残る歌詞とメロディーが来るな→リピート再生。この連続!

 

夢女子の素養がないのでモブ願望ばかりが湧き上がる。山王連合会のモブになって「ブス」「ハゲ」の言い合いを繰り広げるヤマトとナオミにヒューヒュー言いたいし、White RascalsでROCKYの背後を定位置と固く誓っていそうなKOOの背後にただただ控えたい。たまに白マニキュアも差し入れしたい。鬼邪高校では即死する予感しかないので無害な購買のおっちゃんにでもなって村山くんに焼きそばパンをおまけであげたいし、RUDE BOYSではごんぎつねのようにスモーキー宅にせっせと治療費の足しになるものを贈りたい。怪しいヤツと疑われて(実際怪しい)、あのパルクール技術で倒される未来しか見えないけれど。達磨一家推しだけど積極的に絡みたくないので、あの法被を持ち込まれるクリーニング屋にでもなって、返り血だらけだろう法被を綺麗にしとく……ぐらいしか思いつかなかった。和太鼓とばちの掃除でも可。達磨一家推しの人のモブ願望聞いてみたい。あ~~~モブになりたい人生だった。

 

LDHさまにはとりあえず、ハイロー格闘ゲーム作ってほしい。何でもありの日向を動かして、sword地区全制覇してあちこちで篝火焚きたい。和太鼓置きたい。CVは当然林遣都で「祭りは達磨通せや」「手足置いてけ」辺りを決め台詞でどうでしょう。

 


もう1万字超過してる……。何が私をここまで駆り立ててるんだ。まとめる気がもしも起きれば、SEASON2の感想も書き上げる予定。