言い訳だらけの摩耶山ハイキングです。

今週は天気が良くない予報が出ています。そこで、曇ってはいますが雨の心配はなさそうなので摩耶山へ出掛ける事にします。4日(月)の午前10時頃です。

空は曇っているのに意外と見通しが利きます。写真右に友ヶ島が見えています。多分湿度が低いからでしょう。
季節の変わり目のせいでしょうか、新神戸駅からここまで上がるのに足が重く、体もだるく感じます。

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多少とも楽な布引貯水池コースに行くつもりでいましたが、見晴し台まで来るといつもの癖でハーブ園横のコースをとってしまいました。このコースはアスファルト道路をダラダラ上るので避けたかったのですが、頭の中で「だるい、しんどい」の言葉が行き交っているだけで、一息ついて判断する余裕がありませんでした。

今日は涼しくて歩き易いはずなのに、これはまずいです。
なんとかハーブ園の門まで来ました。ここからは市ヶ原へはダラダラ下りになるのでやれやれですが、そこから先が少し不安になります。

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市ヶ原の櫻茶屋は今日もお休みです。

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どうなっているのか気になっていると、ここから下へ5〜6分歩いた所にある「紅葉の茶屋」の女将さんが、看板犬のクロ君と一緒に来られました。

 櫻茶屋の様子を伺うと、櫻茶屋の女将さんは現在休養中だそうです。ここの自販機を当てにしている人が大勢いるので、メンテナンスには姪御さんが来られているそうです。11月には六甲全山縦走大会があり、市ヶ原は重要な中継点になるので、恐らくそれまでには復帰されますよ、との事で一安心しました。


「紅葉の茶屋」前で、お出迎えをする看板犬のクロ君(私は勝手にワトソン君と名付けていますが)と、黒猫の左京君(こちらも私が勝手に名付けています)です。8月9日に撮影しました。
因に「紅葉の茶屋」の看板メニューは「すき焼き」だそうです。是非食べてみたいですね。

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 天狗道分岐の手前から見る黒岩尾根に薄茶色になった葉が所々あります。

確かに自宅付近では夜になると、虫が鳴いていますが、昼間はまだ蝉が鳴いているのに、こんなに早く色づくのでしょうか?

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 苧川谷の工事用のフェンスやケーブルクレーンが無くなっています。8月24日に通りかかった時は撤去作業の最中でした。作業されてる方から丸3年の工事だったと伺いました。

「これからここで工事が始まります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。」と通る人に声をかけ、工事用ケーブルクレーンの設置作業していたのは3年前の事ですか、早いですねぇ。

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これまでの工事の様子はこちらで見る事が出来ます。ケーブルクレーン搭載カメラからの動画は、正面に見えるこの場所が鞍部になっているということがよく分かり面白いですよ。

https://www.facebook.com/ogawadani/

 

学校林道分岐の手前から見る淡路島ですが、くっきり見えます。右には明石海峡大橋も見えています。
ここまでの天狗道の急坂に今日は手こずっています。確かに涼しくて体は熱くならないのですが、足が重くて上がりません。

足の速い人が追い付いて来たので道を譲ろうか、か何かと理由をつけて休んでいます。これはだんだんと疲れて来たからではなく、今日は調子が悪いという事です。摩耶山からの下りは、ロープウエーとケーブルを利用した方が良さそうです。

摩耶山上まであと1時間半位、焦ると消耗するのでゆるゆる上ります。

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ようやく山上の展望地に着きました。見通しは良いのですが、さすがに小豆島は心眼を利かさないと見えないかも知れません。
学校林道分岐手前で、ここから先は写真を撮らないと決めて焦らなかったのが幸いしたのでしょう、思った程時間もかかりませんでした。

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23℃の掬星台で、汗で濡れたシャツを着替えて、玉子サンドを食べると体もしゃんとして足取りも軽くロープウエー乗場に向かいます。
《ほんまに調子もんやなぁ。我ながらあきれるわ。(ダークサイドの私)》

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乗場入口には郵便ポストがあり、2階の「摩耶ビューテラス702」に、オリジナルポストカードやレターセット、それに切手も置いているそうです。

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前回ロープウェーに乗ったのは8月11日です。

夏の摩耶ハイク必需品、防虫の三種の神器です。 - pochinokotodamaのブログ

これからの摩耶山ハイクは、何となく理由をつけてはロープウェー・ケーブルを利用しそうな流れになってません?

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山上の星の駅プラットホームから市街地を望みます。

ハーバーハイウェイの赤い灘浜大橋、その左の橋脚あたりに注ぐ都賀川の堤防に植えられている木々の列が見えます。

赤い矢印の所は、前回ブログ記事にある新都賀川橋です。この辺りは桜の名所になっています。

水道筋商店街は、この橋の一筋山側を右横方向へ延びています。
前回ブログ記事でも少し角度は違いますが、青谷道登山口から見た市街地をご紹介していますのでご覧下さい。

前回ブログ記事はこちらです。

青谷の「ヤサイロール」とネコさん。 - pochinokotodamaのブログ

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今日は私を入れて4人乗車している赤のゴンドラ「おりひめ」で下ります。前回乗った時は緑のゴンドラ「ひこぼし」でした。

上って来る緑のゴンドラ「ひこぼし」とすれ違います。お客さんは一人貸し切りの状態です。

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旧摩耶観光ホテルが見えてきました。間もなく虹の駅に到着です。
旧摩耶観光ホテルが利用されていた頃と現在では娯楽が違っているので、ホテルとしての再生は不可能かも知れませんが、「荒れたままの遺跡」として置いておくのは何か違うような気がします。

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「おりひめ」が虹の駅に到着しました。今日はお腹がこそばくならないように、乗っている間は下を覗き込みませんでした。年々高い所が恐くなってきますが、恐らく老いという事でしょうね。

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ケーブルの「虹の駅」を出発します。お客さんはロープウエーで乗り合わせた4人だけです。子どもさんが乗っていませんので、運転席横の最前列の席に座ります。

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尾根越しに市街地が見えて来ると、ほぼ中間地点です。もう少し風景を見ていたい気もします。それにしても軌道の勾配がきつくて、もしこの坂を歩いて下りると、膝が笑うどころではなく大爆笑間違いなしですね。

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下りて行くとトンネルの手前が中間地点で、上って来る緑の「にじあじさい」とすれ違います。私が乗っているのは前回と同じ赤の「ゆめあじさい」です。左右にある階段状のプラットホームは、軌道などのメンテナンス時に使う場所でしょうか。

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摩耶ケーブル駅に到着です。午後1時半前、「歩くよりも格段に早いし、時間に余裕ができる。」と前回と同じように感心しています。
山上で時々お会いする灘区のハイカーの方には、ロープウェー・ケーブルをフリー乗車出来る「まやビューライン サポーターの会」に入会されている方が結構おられます。
気が向けば標高700mへ手軽に上がれ、金・土・日曜、祝日なら夜も運転しているので、掬星台からの夜景も楽しめますから、尤もだと思います。

「まやビューライン サポーターの会」についてはこちらで見る事が出来ます。

まやビューラインサポーターの会

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調子が悪いとか何とか言いながら、無事に下りて来ました。バス通りに出る途中の神戸高校のプール横から市街地を見ています。
こういう風景を見ていると、大昔の事が脈絡無く断片的に浮かんできて、しばらくじっと見入ってしまいます。

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これからロープウェー・ケーブル利用が癖になりませんように。