自動車保険に入ろうと考えている車が法人名義、そんなときはどのように加入手続きを取ればいいのか。
さらに、どんな自動車保険を選べばいいのかや、それぞれの保険料相場などについて、今回は詳しく触れて参ります。

法人名義の自動車保険と言っても…

さてまずは、法人名義の車の取り扱い方ですが、大きく2つのパターンがあり、それによって選ぶべき自動車保険が変わってきます。

契約車両の使用者が個人の場合

このケースは商店街の魚屋さんや、小規模の造園業者など個人で経営をし、「法人立て」をした場合に多いことですが、契約する車両の所有者は確かに法人であるものの、使用者が個人である場合では、個人向けの自動車保険に加入したほうがいいでしょう。
というのがこの場合、その契約車両に乗るのが使用車のみや限られた範囲であることが多いため、

運転者範囲制限

を適用することができ、割引をされるケースが多いからです。
法人向けの自動車保険では、不特定多数が乗ることを想定しているため、

運転者制限なし

に自動的になってしまい、運転者が限られていてもそれが反映されず、結果同条件でも保険料がグンと上がってしまうのです。

「仕事で使っているのにそんなことができるの?」

という疑問が出てきそうですが、「所有者が法人」というケースはカーローンを組んで集権留保をされている乗用車でも同じこと。
保険会社にとって重要なのは、「主に運転しているのは個人?法人?」という点だけなのです。
ですので、車両自体が緑ナンバーいわゆる事業用自動車でない限り、何の問題もなく個人向け自動車保険に加入可能です。(注)
この場合、法人立てする以前に入っていた自動車保険の等級も、そのまま引き継ぐこともできます。
ですが、法人向けの自動車保険には引き継ぐことができず、新規加入の6等級スタートになるので、等級が上がっている個人事業者の場合、わざわざ法人向けに乗り換えるメリットは低いと考えます。

(注)イーデザイン損保・アクサダイレクト・アメリカンホーム・セゾン自動車の4社は、所有者・契約者・記名被保険者のどれか一つでも法人名義だと加入不可。

契約車両の使用車も法人の場合

一方、いわゆる社用車などの場合では少し話が変わってきます。
社用車はその所有者も使用者も法人になっていることがほとんど、その場合では個人向けの自動車保険に加入することは不可能です。
しかし、法人向けの自動車保険では、前述した通り運転者制限は付けられないため、その保険料は否応なくアップします。
つまり、個人経営の事務所などで使用する社用車の場合、不特定多数が乗る可能性が無く運転者範囲制限が活用できるのであるならば、車両の使用者を法人の代表者個人名義にしておいた方が、その選択肢が増え場合によっては保険料も安く上げることができるという訳です。
ただし、緑ナンバーや黒ナンバーなど軽運送業や個人タクシーを営んでいる方の事業用自動車は、個人向け自動車保険には加入できないので、名義云々に関わらず法人向けを選ぶ以外方法がありません。

どういう自動車保険を選ぶべき?

事業が広がり、所有台数が増えてくると経費管理や税金対策の面から、使用者を個人名にしておくことに不都合が出てくる場合があります。
そういった場合では、法人向け自動車保険を選ばざるを得ませんが、ここで大きく通販型をチョイスするか、代理店型にするかという選択肢が出てきます。
社用車の場合、会社の規模が大きければその所有台数も増え、それが10台に達するとノンフリート等級による契約ではなく、すべての所有者量をまとめて加入し、台数や加入期間に応じての割引を受ける、

「フリート契約」

にした方が、保険料の節約になる可能性が高くなります。
通販型自動車保険では、このフリート契約を準備していないため、10台以上保有しているケースでは、代理店型自動車保険を選択したほうが◎。
また、10台に満たない場合通販型の方が安いだろうから、と思ってしまう所ですが、実はあまり通販型で法人契約に対応しているところは多くありません。
主だったところでは、

チューリッヒ保険・・・5台まで契約可能だが、緑ナンバーなどの事業用車の契約不可。
ソニー損保・・・こちらも事業用車両の加入不可、ロードサービスが法人契約では受けられない。

などがありますが制限も多く、通販型特有の保険料の安さについてもそれほど目立ちません。

見積もり方法と保険料相場

見積もり方法は代理店の場合営業所に赴くこととなりますが、上記で紹介したチューリッヒ保険とソニー損保でもネット見積もりはできず、電話での対応となってきます。
またその保険料相場も、ノンフリート契約が可能な場合で同じ10等級、車両も普通乗用車であるなら、1台当たり年間10万円近辺がその相場です。
ただしこれが、前述した10台以上のフリート契約になったり、事業用自動車になると条件が事細かに変わるので、相見積もりを取るのも一苦労、普段の忙しい業務中では時間が取れないなんてことも。
そこで役立つのが、「保険の窓口インズウェブ」が用意している、法人向け自動車保険一括見積り機能です。
5分ほどで完了するWEB入力をすれば、加入可能な保険会社に一気のその情報を送信。
通販型、代理店型織り交ぜて複数の自動車保険の見積もりを、自宅やオフィスにいたまま一気にゲットできるので、忙しい事業者の皆さんにおすすめです。

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