新しい神輿(左)と30年使われた神輿=金沢市内
金沢市米泉3丁目町会は17日の秋祭りで、30年ぶりに子ども神輿(みこし)を新調する。1968(昭和43)年の町会発足から来年で半世紀を迎え、記念事業として行われる。神輿の費用は町会の有志で賄われ、359人が寄付した。
神輿は総長1・7メートルで、高さは1・3メートル。全体に金箔(きんぱく)をあしらい、屋根には米日吉神社の紋「五(ご)三桐(さんぎり)」が掲げられている。鳥居部分には「米泉三丁目町会」と刻まれたプレートが付けられた。台車の部分には神輿の寄進者全員の名簿が貼り付けられる。
10日に米泉児童公園で御霊入れ儀式(本社後援)が行われ、17日の秋祭りで住民が神輿を担いで町内を練り歩く。50周年記念事業実行委員長の中野邦男さん(75)は「次の世代に受け継いでいってもらいたい」と話した。