こんばんは。
前回、ジオラマ・ベースの基礎が出来たところまで進みました。
今回はそのベースに植える、木 を作ります。
前回の地面や、特に岩を作るところ。
本当に適当にちゃちゃっと、他の作業の合間に進めていた事だったので、途中の写真が殆ど無く、始まったと思ったら出来た みたいになってしまいました。
今回は、もうちょっと途中の写真がありますので、も少し分かり易く説明できるといいな。
と言っても、今回の作り方は昔からよく使われる手法なので、ジオラマを制作したことがある人なら一度は目にしたことがあると思います。
さて、木ですが
わざわざ作らずとも、ジオラマ用に売られている物を買ってきて使ってもいいのですが、それなりに高いので自分で作ります。
費用も抑えられて、楽しいですしね。
使うのは、電気工作に使う配線用のリード線。
(ミントの空き缶を利用したワイヤー・ディスペンサー なーんて、大仰な、、)
ごく一般的に工作に使われる赤とか黒とかの被膜が付いているものです。
これのビニールの被膜を取り、銅線のみにします。
あとは、、、半分に折って、それをプライヤーでつまんで、、、よりよりして、、、*1
それを、途中で(文字通り)枝分かれさせて、、、ごにょごにょすると、、、
ほら、あっという間に木になります。(木ですよ~~~~ 木に見えますよ~~~)
この銅線をねじった感じが、そのままでも木っぽい感じになってくれます。
(3つ作った)
形が取れたら、次は塗装。
ワイヤーのまま塗装をしても大丈夫ですけど、私は下地にジェッソを塗りました。
下地はサーフェイサーでも、プライマーでも大丈夫だと思います。
そんなに触るものではないので、塗装が剥げる事は左程心配しなくても良いでしょう。
色は、木材っぽい色を何色か皿に出して、随時混ぜながら適当に筆塗りです。
すごくアップだと、ワイヤー感が凄いですけど、普通に目視だとそれほどおかしくは見えないんです。
次は緑の葉っぱ部分。
私はジオラマ用のスポンジを在庫していたので、それを使いましたが、どこでも売っている食器洗い用のスポンジでも同じ使い方ができると思います。
目の細かい柔らかめのスポンジよりも、鍋の焦げなんかをガシガシ落とせる、目の粗い硬いスポンジが良いと思います。(どちらもミックスして使った方が面白いかな?)
そして、出来れば緑色 のスポンジを使うと、塗装しなくても行けるかも。
そのスポンジを出来るだけ細かくちぎって、更にその細かいピースを千切れるギリギリまで引っ張って割いた物を、手芸用ボンド*2で先ほどの木材に貼って行きます。
一つのピースは2mm~5mmくらいにして張り付けて行きました。
スケールを考えながら、隙間を作ったり、密にしたり、単調にならないように気を付けて貼っていきます。
でけた! 樹木三兄弟♪
私が気を付けた点
大きめのスポンジをみっしり張ってしまうと、見た感じが重くなってしまいます。
出来るだけ隙間を作って張り付けて、フワッとボリュームを出した方が、影が出来るので、メリハリが出て情報量が増え精密感も増すと思います。
私はこういった 実際にある物 を作るときは、資料なり、なにか参考になるものをよく見てイメージを固めてから作る様にしています。
レプリカを作るわけでは無いのなら、資料を見ながら作る まではしないですけど、うろ覚え選手権に全く自信がないので、自分の在庫のイメージだけで作ると上手く行かないように思います。
毎日の通勤途中に沢山の木が植わっている場所が幾つもあるので、木を作ろう と思ってからは、特徴や、法則を意識して頭の中に作る木のイメージを固めていきました。
上の3本とも、私の通勤途中にモデルの木があります。
いつもなら、この後葉っぱの部分にエアブラシを使って、上から軽く薄い緑や黄色を被せて、明暗を付けたり、少し枯れかかったところを表現したりするのですが、さっさと仕上げようと思っていたら、すっかり忘れてしまいました。
まぁ、エアブラシで少し乗せるだけなので、いつでも追加可能です。(結局まだやってない(汗)
今回はここまで。
次回こそはベースが終わって、調子が良ければウェザリングまで、、行ける?