夫が選んでくれたメガネをかけると、幸せな魔法に包まれます。
私は軽い近眼で、必要な時だけメガネをかけています。
数年前の私の誕生日、夫のブーさんは私にメガネを買ってくれました。
それまで私が使っていたのは銀縁のメガネ。
15年ほど前に自分で選んだもの。
「遠くが見づらくなってきたかも」とブーさんに言ったら、
誕生日にメガネ屋さんへ連れて行かれました。
色んなメガネを試しても、私が選ぶのはやっぱり銀縁メガネ。
オーソドックスで邪魔にならず使いやすい。
ブーさんに「これ、かけてみて」と渡されたのは色縁メガネ。
ちょっと派手じゃない?と思いながらかけてみると
「スッゴい似合ってる!これだよ、これ!」とブーさん絶賛。
確かに肌の色がキレイに見えるし、良いかもしれない。
普段オシャレに興味のないブーさんが、
ニコニコと嬉しそうに色縁メガネの私を見ているのだから、選ばずにはいられない。
こうして色縁メガネは、
ブーさんからの誕生日プレゼントとして私の元にやってきました。
最近、その色縁メガネをかけて帽子をかぶったら、
ブーさんが私をじっと見て言いました。
「きりんはそのメガネと帽子が似合うね。かわいい…ていうか若く見える」
今、かわいいって言ったかい?
今までの人生で、かわいいなんてほとんど言われたことがないから
とってもうれしい!
「かわいい?かわいいの?」と聞き返すと
「…うん…若く見えるよ」
やった!うれしい!
それからお出かけする時は、かなりの確率で「色縁メガネと帽子」の組み合わせ。
「ブーさんがかわいいって言ってくれたんだー」とウキウキして、
幸せいっぱいになります。
ブーさんからもらった色縁メガネは、幸せになれる魔法のメガネ。
今日もメガネを拭きながら「かわいいんだって」と、ひとり喜んでいます。