旧日本軍の潜水艦「伊58」撮影に成功 長崎県沖

旧日本軍の潜水艦「伊58」撮影に成功 長崎県沖
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太平洋戦争の末期、人間が魚雷に乗り込んで体当たりする兵器「回天」を搭載し、特攻作戦に参加した旧日本軍の大型潜水艦「伊58」を長崎県沖の海底で撮影することに成功したと専門家のチームが発表しました。先月には「伊58」が多数の乗組員とともに撃沈したアメリカ軍の巡洋艦がフィリピン沖で発見されたと発表されたばかりで、専門家は「平和を考える機会にしてほしい」と話しています。
長崎県沖の水深200メートルの海底で撮影されたのは、旧日本海軍の大型潜水艦「伊58」で、太平洋戦争の末期、人間が魚雷に乗り込んで体当たりする兵器「回天」を搭載し、特攻作戦に参加しました。

戦後、アメリカ軍によって長崎県の五島列島沖に20隻余りの潜水艦とともに沈められましたが専門家のチームが無人潜水機でその撮影に挑んでいました。

7日会見したチームによりますと潜水艦は、艦首の部分が海底に突き刺さる形で沈んでいましたが排水用の穴の位置などから「伊58」と特定できたということです。

「伊58」をめぐっては、広島の原爆の部品を運ぶ極秘任務のあと多数の乗組員とともに「伊58」によって沈められたアメリカ軍の巡洋艦「インディアナポリス」がフィリピン沖の水深5500メートルの海底で見つかったと先月、発表されたばかりです。

調査を行った浦環 東京大学名誉教授は「奇しくも同時に見つかったことに因縁めいたものを感じる。潜水艦や戦艦を目にすることで戦争の歴史を知り平和な世界をつくることを考える機会にしてほしい」と話していました。

旧日本軍の潜水艦「伊58」撮影に成功 長崎県沖

太平洋戦争の末期、人間が魚雷に乗り込んで体当たりする兵器「回天」を搭載し、特攻作戦に参加した旧日本軍の大型潜水艦「伊58」を長崎県沖の海底で撮影することに成功したと専門家のチームが発表しました。先月には「伊58」が多数の乗組員とともに撃沈したアメリカ軍の巡洋艦がフィリピン沖で発見されたと発表されたばかりで、専門家は「平和を考える機会にしてほしい」と話しています。

長崎県沖の水深200メートルの海底で撮影されたのは、旧日本海軍の大型潜水艦「伊58」で、太平洋戦争の末期、人間が魚雷に乗り込んで体当たりする兵器「回天」を搭載し、特攻作戦に参加しました。

戦後、アメリカ軍によって長崎県の五島列島沖に20隻余りの潜水艦とともに沈められましたが専門家のチームが無人潜水機でその撮影に挑んでいました。

7日会見したチームによりますと潜水艦は、艦首の部分が海底に突き刺さる形で沈んでいましたが排水用の穴の位置などから「伊58」と特定できたということです。

「伊58」をめぐっては、広島の原爆の部品を運ぶ極秘任務のあと多数の乗組員とともに「伊58」によって沈められたアメリカ軍の巡洋艦「インディアナポリス」がフィリピン沖の水深5500メートルの海底で見つかったと先月、発表されたばかりです。

調査を行った浦環 東京大学名誉教授は「奇しくも同時に見つかったことに因縁めいたものを感じる。潜水艦や戦艦を目にすることで戦争の歴史を知り平和な世界をつくることを考える機会にしてほしい」と話していました。