長所・短所の書き方と例文
長所と短所の記載・説明では、以下のことを参考にしてください。
長所について
長所として、自分の「優れた能力」や「性格の良い面」をピックアップします。
そして、その強みが仕事にどのように役立つのかを説明してアピールします。
さらに、長所を発揮した体験談を説明する必要があるときは、エピソードの内容を具体的にして信ぴょう性を高めることが重要です。
もしも長所が見つからないという場合は、短所をポジティブに言い換えることで発見できる場合があります。
たとえば、消極的な人は、「やる気が無い」という印象を与えがちですが、「慎重な性格」と言い換えることができます。
また、飽きっぽい人は、「長続きしない」という印象を与えがちですが、「好奇心旺盛で、色々な知識を身に付けている」と言い換えることが出来ます。
さらに、物静かな人は、「情熱が足りない」という印象を与えがちですが、「冷静な判断ができる」と言い換えることが出来ます。
ほかにも、失敗が多いことを「チャレンジ精神が豊富」と言い換えられる場合や、アルバイト経験が少ないことを「先入観なく物事を勉強できる」と言い換えられる場合があります。
同じように、神経質を「几帳面・正確・手を抜かない」、プレッシャーに弱いことを「目標が高い・責任感が強い」、頑固なことを「意志が強い」、おせっかいなことを「面倒見が良い・気が利く」、遠慮がちなことを「謙虚」、心配性なことを「リスクに敏感」などと言い換えられます。
なお、長所や強みの具体例の一覧をキーワードで別の記事に掲載しています。
長所がすぐに思いつかないときの参考にしてください。
短所について
短所は、正直に説明しましょう。
ただし、短所を説明するときには注意点があります。
ひとつめは、言葉の選び方です。たとえば、「集中力がない」、「飽きっぽい」、「短気なところ」などと露骨にストレートな表現をすると、印象が悪くなります。
ふたつめは、応募職種との関係です。職種によっては、短所の説明で表現をまちがえると、職種に「向いてない」と思われたり、職種のことを「理解していない」と思われたりしてしまうので、表現に気をつかいましょう。
たとえば、民間会社の総合職のように、同時に多くの案件をかかえる仕事に応募しているのに、短所を「複数の作業を同時にこなすのが苦手」と直接的に表現すると、面接官が採用をためらいやすくなります。
しかし、「腰をすえて物事に取り組むタイプなので、機敏さに欠ける」などと、遠回しにやわらかい表現をすれば、マイナス評価にはなりません。
ほかにも、たとえば営業職に応募しているときは「人見知り」ではなく「用心深い」と述べたり、企画職に応募しているときは「発想力がない」ではなく「理屈っぽい」と述べたりして、表現を工夫すると良いでしょう。
ちなみに、もしも言いやすい短所が見からない場合は、「経済の知識が不足している」などと知識面で劣ることを説明したり、「チームをまとめた経験が足りない」などと経験が不足していることを説明したりしてもよいでしょう。
あるいは、「集中しすぎる」「真面目すぎる」「責任感が強すぎる」「他人に気をつかいすぎる」などと、「〜すぎる」という表現で乗り切る方法もあります。
さらに、短所は、説明するだけでは不十分です。短所を放置せずに改善の努力をしていることを説明して、アピールにつなげることが重要です。
なお、短所や弱みの具体例の一覧を、キーワードで別の記事に掲載しています。
短所がすぐに思いつかないときの参考にしてください。
例文のご利用方法
メニューから、長所・短所の例文をご覧いただき、ご活用ください。