高校生の頃、幽体離脱にチャレンジしていた頃の話。
きっかけは2ちゃんねるで幽体離脱スレを読んだことでした。
幽体離脱をすれば、幽体で自分が思いつくこと全てができるという話が書いてありました。
僕はそのオカルティックな雰囲気に惹かれ、その日から毎晩幽体離脱にチャレンジしていました。
好奇心もあったと思いますが、
今思えば、離脱後の世界で思うままに行動したい、という
酒もタバコもない未成年の僕がストレスのはけ口として期待していた部分もあったと思います。
幽体離脱の素晴らしいところは、
- 夢と違って自由に動き回れる
- 飛んだり物を創造したり、想像力次第でなんでもできる
- 現実と区別がつかないほどリアルな感覚がある
ということらしい。
明晰夢と何が違うかといえば、
幽体で"現実世界で"活動できるということ。
夢は結局のところ、自分の体験をベースに作り出されるものですが、
幽体離脱は、自分の知り得ないようなことにアクセスできるというのです。
(例えば、幽体で行った土地が、後日現実で行ってみたら幽体で見たのと全く同じだった等。)
端的に言えば、明晰夢の上位互換だそうです。
明晰夢とは・・・
現実のように感じる夢。
自由に思考できたり、動き回れる夢。
さて話は戻って、高校生だった僕は毎日幽体離脱に勤しみました。
ネットで調べた、ローリング法という方法で毎晩挑戦していました。
ローリング法とは、眠りに落ちるか落ちないかの瀬戸際で体を思い切って横にローリングさせるという方法です。
うまくいくと体は動かず、幽体だけがローリングし、離脱できるというものです。
詳しくはこちら。
ローリング法の難しい所は、ローリングしようと思う前に寝てしまうことです。
ローリングしようしようと思って気づいたら朝ということばかりでした。
その日も0時頃に布団に入り、ローリングに失敗し、寝てしまいました。
目が覚めたのは4時30分頃でした。
せっかく目が覚めたので、起きてスマホをいじっていると、
また眠気が来て二度寝をしました。
二度寝に入る前、不思議な感覚に襲われました。
睡眠に向かって意識レベルは落ちていっているのに、思考だけは生きている状態。
金縛りのような状態です。体が重くだんだんと布団に沈んでいくのに、頭は冴えていました。
すると急に、部屋の中の雑音が、耳のすぐ側で鳴っているような感覚に陥りました。
頭のなかで音がこだまして、とてもうるさくなってきました。
このまま行くとどうなってしまうのだろうという恐怖を感じながらも、
脳は生きているのに体が死んでいるということは、
「もしかしてローリングチャンスでは?」という思いが浮かんできました。
ローリングしてみました。
すると、これは実際に体が動いたのか、幽体だけが動いたのかわかりませんが、
とにかく体が横にずれました。
離脱できたかもしれないと思いましたが、立ち上がって見渡してみても、やっぱり自分の部屋です。
これが幽体の世界なのか、確かめてみようと窓から外に出てみることにしました。
部屋は1階でしたが、窓から飛び出すと言っても裸足なので、
万が一現実だった場合、着地時に足が痛いかもしれないという恐怖心もありましたが、
幽体だと信じて飛び出してみました。
着地して、全く痛くありませんでした。
ここで幽体を確信しました。
外の寒さと空気感が妙にリアルで、
景色を見渡してみても、近くの地面から遠くのビルまで鮮明に見えました。
少なくとも明晰夢であることは間違いありません。
明晰夢や幽体離脱では自分の想像を現実にすることができる。というのを思い出し、
空を飛んでみようと、ジャンプして浮くイメージを強く思い浮かべました。
自由に飛び回ったりはできませんでしたが、10秒程度浮くことができました。
そんなことをしていると、急に体が部屋の中に吸い込まれ、布団の上の自分の体に重なりました。
そして起床。
これが、僕が初めて幽体離脱(?)した時の話です。
個人的には、幽体離脱のつもりですが明晰夢以上のことはできていません。
また、元々ローリング法に挑戦していましたが、
結果として二度寝法というもので離脱したようです。
二度寝法とは・・・
1度目をわざと浅く寝て、二度寝する際に明晰夢をみたり幽体離脱する方法。
幽体離脱Wiki参照。
それから何度も挑戦していますが、成功したのは全て二度寝法でした。
二度目以降の離脱体験は需要がありそうだったら書きます。
今回はこのへんで。