サンゴの白化 沖縄周辺で最大70%に 仏研究機関の調査

サンゴの白化 沖縄周辺で最大70%に 仏研究機関の調査
温暖化による海水温の上昇などによってサンゴが死滅する白化現象で、沖縄周辺でも最大で70%に及ぶサンゴが白化していることがフランスの研究機関の調査で明らかになりました。
フランス国立科学研究センターは去年5月から来年10月までのおよそ2年間、海洋探査船を太平洋に派遣し、10万キロ近くを航行しながら温暖化による海やサンゴへの影響を調査しています。

探査船はこれまでにおよそ5万キロを航行し、2000回に上るダイバーによる潜水調査などで1万5000個のサンゴを採取したということです。

これまでの調査の結果、南太平洋ではサモア周辺で最大で90%のサンゴが白化し、ツバルやキリバスの周辺では多くがすでに回復不可能な死滅状態にあったとしています。

また沖縄周辺でも最大で70%のサンゴが白化していたということです。

調査を担当したサンゴ研究の専門家は「白化現象は以前にも増して高い頻度で発生している」と述べ、温暖化による海水温の上昇で深刻な影響が出ているとしています。

白化現象をめぐっては、去年オーストラリアの研究機関が、世界最大のサンゴ礁帯、グレートバリアリーフでも大規模な白化現象が確認されたとする調査結果を公表し、ことし8月には沖縄県石垣島の国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」でおよそ7割のサンゴが死滅したことが明らかになっています。
サンゴの白化 沖縄周辺で最大70%に 仏研究機関の調査

サンゴの白化 沖縄周辺で最大70%に 仏研究機関の調査

温暖化による海水温の上昇などによってサンゴが死滅する白化現象で、沖縄周辺でも最大で70%に及ぶサンゴが白化していることがフランスの研究機関の調査で明らかになりました。

フランス国立科学研究センターは去年5月から来年10月までのおよそ2年間、海洋探査船を太平洋に派遣し、10万キロ近くを航行しながら温暖化による海やサンゴへの影響を調査しています。

探査船はこれまでにおよそ5万キロを航行し、2000回に上るダイバーによる潜水調査などで1万5000個のサンゴを採取したということです。

これまでの調査の結果、南太平洋ではサモア周辺で最大で90%のサンゴが白化し、ツバルやキリバスの周辺では多くがすでに回復不可能な死滅状態にあったとしています。

また沖縄周辺でも最大で70%のサンゴが白化していたということです。

調査を担当したサンゴ研究の専門家は「白化現象は以前にも増して高い頻度で発生している」と述べ、温暖化による海水温の上昇で深刻な影響が出ているとしています。

白化現象をめぐっては、去年オーストラリアの研究機関が、世界最大のサンゴ礁帯、グレートバリアリーフでも大規模な白化現象が確認されたとする調査結果を公表し、ことし8月には沖縄県石垣島の国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」でおよそ7割のサンゴが死滅したことが明らかになっています。