俺があいつを見返す日。

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『道化師のソネット』が大好きです。

昔から大好きなんです。さだまさしさんの『道化師のソネット』。歌詞をすべて掲載するのはイロイロとアレなんで一部のみご紹介しますが、

『笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために』

という曲。有名なので、もしかしたら一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。

子どもに夢を与えようと努力しながら、興行中に転落死してしまったピエロの方の実話を元に、さだまさしさんが監督となり撮った映画の主題歌だそうです。ウィキペディアです。道化師はピエロのことですが、ソネットというのは14行から成るヨーロッパの定型詩で、偶然にもこの曲の歌詞も14行から成っているそうですね。ウィキペディアです。

この歌が先日の24時間テレビで流れていまして。ずっと観ていたわけではないのでどんな流れかは分からないんですけど、なんか芸人のアキラ100%さんに絡んだコーナーみたいでした。その中で『芸人が泣かずにはいられない曲』みたいな感じでさだまさしさんがステージで歌っていたんですけど、それを聞いていたら、なんだかお笑い芸人になりたいなっていう思いが急にガッと来ましてね。

人に笑いをもたらすというのは、本当にものすごいことだと思います。笑うことで副交感神経が優位になってストレスが解消されるというのは周知の事実ですが、そんな医学的なことではなく、単純に笑うと自分も周りも幸せな気持ちになりますよね。まさに『笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために』です。そんなことを生業としているお笑い芸人さんたちは素晴らしい。

いや、お笑い芸人さんたちがどんな気持ちで仕事しているのかは分かりませんよ? 人を幸せにしたいと思っているかもしれないし、お金のためと割り切って仕事しているのかもしれません。でもそんなことはどうでもいい。そこに高潔な信念まで求めるのは、教師に聖人君子であれとムチャ振りするようなものであって。心根はどうあれ事実として人を笑わせているのだからそれでいいのです。

わたしはテレビに出ているような著名な方は、もうマンガやアニメのキャラクタと一緒だと思っていますから。本当の人間性がどうだろうとあまり関係ありません。人間性が最低な人が素晴らしい絵を書くこともあるだろうし、大麻を摂取していたからといってそれまで作った曲の素晴らしさは基本的には変わらないはずです。

同じく24時間テレビの中で桂歌丸さんが色紙に『笑いのある人生』とお書きになり、その前日には故・野際陽子さんの特集で『いつもどんなときも笑っていなさい』とおっしゃっていました。

わたしなどは毎日、様々な怒りや不安、恐怖に苛まれながらストレスの大盛りを食べて暮らしているので、もっと笑うということを日常の生活に取り入れて行かなければならないと改めて思いましたね。

実際問題、お笑い芸人になるなど簡単ではないでしょうから、取り敢えずわたしは家族のお笑い芸人になることとしましょうか。私が幸せにしたいのはお茶の間の皆さんではなく家族なのだからね。

 

そういえば人間以外の動物は笑うことができるのでしょうかね。動物も喜怒哀楽があるのだから、笑うこともあると思いたいですけどね。

でもそもそも彼らに自我があるのかどうか。自我がないのだとしたら自分が笑っていることすら自認していないかもしれません。

そう考えれば、笑うというのは人間の特権で、とても素晴らしく贅沢なことかもしれませんね。