私の街は中華料理屋さんが多くてよく出掛けます。
高級店も良いけれど、料理人がチャーハンを炒める音が聞こえてくるような、小さいお店が好きです。美味しい!って思うお店は、たいてい床がベタベタしてるなぁと思うんですよ。
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料理人が自ら接客する店はやさしい味がする
朝から晩まで厨房で油を使うお店は、営業中に床を拭けませんね。
油脂除去マットという、靴裏の油を吸収する便利なものがあるようですが、導入していない小さなお店もあります。毎日繰り返される油の酸化と硬化で追いつかないのでしょうね。
ベタつく理由として考えられるのは3つあると思うのです。
- 掃除が行き届いていない
- 換気が悪い
- 配膳スタッフが厨房に入る、または料理人が自ら配膳する
1,2を完璧にしていても、3があるとどうしても床がベタつきます。
要するに、油が散ってしまった厨房の床を踏んだ靴で、客のいるテーブルまで来るからベタつくわけです。
私が好きで行くお店はこのパターンが多いんですよ。家族経営の小さいお店がほとんどです。チェーン店の場合はこれらを徹底していて、料理人と配膳スタッフをきっちり分けている事が多いですが、個人の場合はそうも言っていられない状況もありますよね。
料理人と客の距離が近いお店は嬉しい
厨房からテーブルまで来る=客の反応をダイレクトに感じ取ってくれるとも言えます。特に、料理人が直接お皿を運んでくるお店は大好き。だから私はカウンターが大好き。寿司屋もラーメン屋も空いていればカウンターに座ります。
だって、料理人の表情を見て頂けるとは嬉しいじゃないですか。そんな時、頂く側としては背筋を少し正して、じっくり味わう。表情の硬い頑固おやじでもいいのです。美味しかったら美味しかった!と直接伝えることが出来ます。すると、料理人は美味しい料理を提供しようとさらに頑張る。
そういうお店っていいなと思うんですよ。
床がベタつく中華料理屋さんでランチを頂きました。
先日も、料理人と距離の近いお店へ行きましたよ。
床がベタつく店として紹介するのも気が引けますから・・・名前はふせておきます。そんなのダメダメ不潔な証拠!と思う方もいらっしゃいますから。訪れたお店は、テーブルも壁も店員さんも清潔な印象ですよ。
今回頂いたのはこちら。
▼エビと卵の炒め物
エビがね、もぅ~ぷりっぷりなんですっ!
卵料理に卵スープというのは残念ですが・・・ま、全てのランチメニューに付いて来るものなので仕方ありません。このスープもトロミがあって薄味。とても美味しいです。ご飯の盛り方の大雑把さも良い感じでしょ。
美味しかった!ごちそうさま!
声高らかに伝えました。
そんなわけで、初めて入った中華料理屋さんの床がベタベタしてると、ちょっと期待してしまう私です。
涼しくなってくると、はふはふしながらの点心もいいですね~。