映画「ダンケルク」予告動画
映画「ダンケルク」の試写を見てきました!
最高に面白い映画でした!
沢山の人に映画館で見て欲しい、すばらしい作品です。
ダンケルクの戦いとは
ダンケルクの戦いとは、1940年の5月に英国海外派遣軍がフランス・ベルギー・カナダの部隊と共にドーバー海峡に面したダンケルクという街に追い詰められ、そこから輸送船・駆逐艦・約900隻の民間船などの協力で脱出したという奇跡的な実話。
過去にはいくつも映画化されています。
3つの視点からアプローチする物語
この映画は「陸」「海」「空」の視点で描かれています。
「陸」は、防波堤で救出を待つ兵士が、脱出するため、ただ純粋に生き残るためにもがく姿。
「海」は、救助に向かう民間船で起こる人間物語。
「空」は、ダンケルクの脱出作戦を成功させるために敵と戦う腕利きの戦闘機乗りの姿。
3つの物語がくっついたりはなれたり、伸び縮みしながら展開していきます。
クリストファー・ノーランの時間マジック
本作はクリストファー・ノーラン監督の10本目の作品となる記念作品。
そんな記念的といってもいい作品でも、クリストファー・ノーラン監督の特徴でもある「時間」マジックが爆発していました。
「陸」「海」「空」の3つの視点から描かれている本作では物語が並行して進んでいきながら、その時間軸はバラバラ。
ずれた時間が繋がっては離れを繰り返し、物語がダイナミックに進んでいく様は感動さえ覚えます。
バラバラな時間軸で構成する手法は監督の作品によく見られ、「メメント」「インセプション」「インターステラー」といった名作でも魅せたクリストファー・ノーランの「時間」を堪能することができます。
映画の主人公はファリアー(戦闘機・パイロット)
「陸」「海」「空」と3つの視点から描かれる物語で、オムニバス作品のような印象もうける本作ですが、もし主人公を一人決めてくれと言われたら僕はまちがいなくファリアー(トム・ハーディ)とスリピットファイア(戦闘機)だと断言します。
最初から最後までとにかくかっこいい。
母国に帰還できるかどうかという極限状態での判断、最後まで死力をつくして戦う姿、どこをとってもかっこいい。
ファリアー(トム・ハーディ)とスリピットファイア(戦闘機)が主演だ!
フィルムにこだわるノーラン
主演だ!と僕が断言した戦闘機スピリットファイアですが、これは当時使われていた本物を飛ばして撮影したそうです。
また、劇中に出てくるイギリス軍の爆撃機「ブリストル ブレニム」も本物だそうで、それも実際に飛ばしたそう。
「海」ででてくるドーソンの船や、救助作戦に参加する小型船も当時実際に使用されていたもので、ダンケルク小型船協会の船が出演しているそうです。さらには、当時のディティールのこだわり、ダンケルクの海岸で撮影しているんですよね。
クリストファー・ノーラン監督がいなかったらフィルムはもう映画界から消えていたんじゃないかという話があるほど、CGを極力排除しフィルムにこだわる精神は、映画のリアルな映像から伝わってきます。
凄まじい緊迫感を煽るサウンド
映画の冒頭から終盤の最後の最後まで、心臓を突き刺す鼓動のような迫りくるサウンドが見ている観客を煽ってきます。
究極の映像体験の半分はこのサウンド効果で実現したものなんじゃないかと思ってしまうほど、強烈に力を持った音。
手がけているのはあのハンス・ジマー。
ノーラン監督とは「ダークナイト」シリーズや「インターステラー」なで沢山の作品でタッグを組んでいる映画音楽海の巨匠。
ハンス・ジマーのサウンドに心の緊張や恐怖を操作される異常な体験を是非映画館で!
映画をみて
最高の一言につきます。ここ数年で見た映画の中でもトップクラスに面白かった。
本作の宣伝コピーでも使われている「究極の映像体験」ですが、その言葉に嘘偽り無し。
圧倒的な迫力と究極の映像体験!
スリリングで革新的な体験とリアル感!
とにかくすごい映画でした。
もしこの映画をみるなら絶対にIMAXで!
ノーラン監督がIMAXを意識して撮った映画なのでぜひ!
あと、映画を見たらきっとジャムパンと温かい紅茶がのみたくなりますよ(笑)