フリーターに就職を促す厚労省制作アニメに賛否「非正規推進しておいて」「事実だろ」
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厚生労働省が若者の働き方について支援するために作ったアニメ『僕らの明日~フリーターの現状に関する若者への周知・広報事業~』について、フリーター・非正規社員を軽視している、差別的な表現があるという話題から、様々な声が上がっている。
そのアニメは、なんとなくフリーターをしている若者2人が主人公。企業から見たフリーターに関する評価や、20代から10年後、20年後の正社員とフリーターを比較する描写などが描かれている。
たとえば、30歳のフリーターは「新しい店長が俺より年下だって!? はぁ、ショック……」、正社員は「係長に昇進したぞ! 仕事は忙しいけどやりがいも出てきた」。
40歳のフリーターは「そろそろ落ち着こうかな。でも就職先なかなか見つからないなぁ」、正社員は「部長に昇進。部下も増えて仕事も充実!」といったように、主人公が「このままいったらどうなるんだろう」と、同じ年齢の場合の人生を想像している。
また、主人公がバイト先で「仕事としての自覚が足りないんじゃないのか」と注意される場面も。
ネットでは、フリーターや非正規社員の軽視や差別ともとれる内容に、
・非正規増やしておいてこの仕打ち
・非正規推進してきたのおまえらだろうが
・じゃあ役所は非正規雇ってないのかっていう
・非正規が増えるように職種解放しまくった厚労省がなにいってんだ
・派遣制度を導入した連中が派遣叩き
・90年代だとフリーターは終身雇用など下らない文化を持った日本企業を否定して 自由で自立した個人として生きる新しい人たちみたいに言ってたのに 完全になかったことになってるな
といった批判的なコメントや、
・事実だからなぁ・・・
・俺はフリーターだけど何が差別か分からない 事実だろ
・何が問題なのか意味不明なんだが フリーターは聖人か何かとでも思ってんの?
など、それが日本の現状だと受け止める意見も。
また、「絵の内容はあながち間違ってはいないと思うけど、左のサラリーマンが右のフリーターより幸せかどうかはわからない」「アルバイトはアルバイトを選択してるんやろ」という、幸せはその人次第といった見方もある。
しかし、アニメには、自主制作映画を撮りながらアルバイトで生計をたてている先輩も登場。夢や目的のためにフリーターという選択もあることは盛り込まれている。
動画:僕らの明日~フリーターの現状に関する若者への周知・広報事業~
https://www.youtube.com/watch?v=6FIegzNFek4[YouTube]
厚生労働省『僕らの明日』パンフレット PDF
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000105821.pdf
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記者: ぽん
テレビが好きだポン。NHKの受信料はちゃんと払ってるポン。