こんにちは、オオセラです。
子どもたちのワクチン接種ってスケジュール管理が大変ですよね...。そして、いつの時期までに終わらせておかないといけないとか。
そんなワクチン接種のなかで、現在全国的にワクチンが不足しているものがあります。それが今回記事にしている「日本脳炎」のワクチンなんです。パパさん・ママさんはご存知でしたか?
すでに日本脳炎のワクチンを接種したことがあると、ワクチンが不足していることはもう知っているかもしれませんね。でも、まだ接種していなくて接種がまだ先のお子様だと、「病院に予約の電話をして初めて知った」...ということになってしまうかもしれません。かくゆう自分がそうでした。
今回はそういったパパさん・ママさん向けに情報をまとめました。この日本脳炎ワクチンについていろいろ調べてみたことを、Q and Aの形式にしてお届けします。接種時期についても図解しています。全国のパパさん・ママさんのお役に少しでも立てば幸いです :D
まだ知らないであろうパパさん・ママさんの一人でも多くに、この情報が広まって対処がとれますように。
Q. いつ接種するの?
A. 標準的な接種スケジュールは以下の通りです。
- 1期接種
- 1回目:3歳~4歳の期間に接種
- 2回目:1回目を接種してから6~28日までの間隔をおいて接種
- 追加接種:2回目の接種を行ってから概ね1年を経過した時期に1回 - 2期接種
- 9歳~10歳までの期間に1回
あくまでも標準時期です。病気にかかってしまったなどの理由で、これ以外の時期になる場合もあると思います。下の方に図でまとめていますのでぜひご覧ください :D
Q. 標準的な接種時期を過ぎた場合はどうなるの?
A. 標準的な初回接種時期である3歳〜4歳を過ぎた場合でも、接種は可能です。また、日本脳炎ワクチンは生後6ヶ月を経過したら接種することができます。
何らかの事情で接種できていない場合でも7歳半になるまでであれば、定期接種としてワクチンを射ってもらえるはずです。
お子様の生年月日によって違ってくるので、下記を参照してみてください。ただ、個人がまとめている情報ですから、かならず各自治体や病院に確認をお願いいたします。
この図に当てはまらない方でも接種可能な場合があります。まず自治体に相談して見ることを強くオススメいたします!
*スマートフォンをご利用の方へ: 下画像がみづらい場合は、タップして拡大してみるか、PCやタブレットからの閲覧をお願いいたしますm(_ _)m
Q. 接種回数は?
A. 上記の通り、通常のスケジュールで接種できれば、13歳までに4回となります。
Q. 接種対象年齢は?
A. 上記の通り、標準的には3歳〜4歳が1回目の接種時期となりますが、現在は生後6ヶ月以上になれば接種可能となっています。自治体が発行している予防接種スケジュールに、この6ヶ月経過後を第一回目として記載しているところもあります。
Q. 接種費用は?
A. これも各自治体で確認が必要ですが、定期接種の時期にちゃんと摂取できれば無料となるはずです。 時期を過ぎてしまった場合は有料になることがあるのでご注意ください。
Q. ワクチン接種の効果は?
A. ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができることが報告されています。*1
Q. 日本脳炎にかかったらどうなるの?
一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。
(引用元: 日本脳炎 |厚生労働省)
厚生労働省の調べでは、平成25年(2013年)には9名、平成26年(2014年)には2名が全国で罹患していることが分かっています。重症化するウイルスなので、現在は定期接種になっています。
Q. なぜこんなにワクチンが不足しているの?
A. 生後6ヶ月から接種が可能となり、各自治体でもそれまでの任意から定期接種化されていったため、全国的な需要が高まり、供給が追いついていないようです。これは少なくとも昨年からは起きている状況で、いまだ改善のめどがたっていません。
Q. ワクチン接種は予約できるの?
A. これは病院によって対応が異なるようです。ぼくが住んでいる場所でいくつか病院をあたりましたが、以下のような状況でした。ちなみにうちには、0歳と5歳の子どもがいます。
- 6ヶ月経過後の赤ちゃんは予約不可、5歳以上の子であれば予約可(大病院)
- 予約は可だが、1年以上待つ可能性あり(個人小児科クリニックA)
- 現在は予約自体を受けていない(個人小児科クリニックB)
長男くん、次男くんの接種を予約しましたが、46人待ちと言われました...。果たしていつになることやら...。
こういった状況なので、かかりつけの病院やクリニックには早めにお問い合わせされることを強くおススメいたします!
さいごに
子どもの笑顔のためにも、ワクチン接種はなるべく早く!と考えると思います。まだまだワクチン不足解消には時間がかかりそうなので、早めに自治体や病院に問い合わせておきましょう。
また、乳児予防接種スケジュールを国立感染症研究所が発行しています。自治体から発行されているものもあると思いますが、こちらもあわせて確認しておくと慌てなくていいかなと思います :D
日本の小児における予防接種スケジュール(国立感染症研究所HPより)
本日もさいごまでご覧いただきありがとうございました。
以上、オオセラがお届けいたしました :D
(おしまい)
*1:厚生労働省調べ 日本脳炎 |厚生労働省