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所さん!大変ですよ「山の頂上になぜ?追跡!ビールを使った極秘作戦」[字] 2017.08.31

五郎丸の丸です。
じゃあ地域地域で違うと。
いろんなのがあります。
所さん今日のテーマはこちら。
「ビール」。
いいね!この季節ビール飲みながら今サッカー観戦なんかするって…。
そうではなくてですね。
ちょっと瓶に注目して頂けますか?おっ?何このラベル!こっちから書いてあるし。
今日のテーマはこちらのビールの瓶にまつわる…。
ビールの瓶にまつわる大変な事?はい。
何が大変なの?大変でも何でもないじゃん。
これがすごく大変な話なんです。
また〜。
タイトルこちらでございます。
ジャン!何?「○○からビールが!?」って。
どこから見つかったかというと山の頂てっぺんなんです。
そうやって投棄した人いるんだよね。
…と思うでしょ?そこでいくと番組にはなりません。
実はびっくりするお話でございますが番組に飛び込んできた情報は西日本のとある山のてっぺんに大量のビール瓶がある事が見つかったと。
ところが不思議な事に全国各地のありえない場所からおんなじようにビール瓶の目撃情報が相次いでいる事が分かったんです。
山のてっぺんにビール瓶を埋めると何かいい事でもあんの?何だろうっていろんな想像して我々取材したんです。
すると何の変哲もないこのビール瓶からこんなにいろんな事が分かるのかと正直びっくり致しました。
さあまいります。
所さん!大変ですよ。
早速ディレクターは情報を寄せてくれた人物のもとへ。
向かったのは…すみませんNHKの…。
おはようございます。
待っていたのは登山服に身を包んだこちらの男性。
聞けば九州大学で火山や地震の研究をしているという。
なんと標高1,359メートルの雲仙普賢岳のまさに山頂でビール瓶を見つけたというのだ。
真相を探るためディレクターも山頂へ。
よいしょっと。
ああ…すごい。
山頂だ。
険しい山道を登る事2時間半。
岩が切り立つ山頂に到着。
いぶかしく思いながらも研究者についていくと…。
よくそこに行ったね。
岩陰で瓶の破片を発見。
あ〜本当だ。
そこには謎の文字が…。
えっ?大日本?なんとこれらの瓶は全て第2次世界大戦の頃に作られたものだという。
研究者によれば5年ほど前からこれまでに100本以上発見したという。
聞けばこの山頂には戦時中日本陸軍の施設があったというのだ。
アメリカ軍の爆撃機を探知するためレーダー基地が設置されたのは1943年。
山頂にアンテナ中腹に兵舎を築き100人余りの部隊が駐屯。
研究者によればこの部隊がビールを飲んでいたのではないかという。
実際麓の旅館に残る当時の日記には山頂の部隊が酒を飲んでいたという記録も残っていた。
どうやら大量に放置されているビール瓶は日本兵が飲んだもので間違いないようだ。
日本陸軍とビールの関係を探るためディレクターは防衛省の史料保管室へ。
あ〜あったあった。
戦時中にビールが各地に送られた記録を続々発見。
こんな史料あるんだ。
ねえ。
中には…。
えっ?大量のビールが国内のみならず国外へ送られたという記録も。
すごい量だねこれ。
送り先は中国大陸。
更には南太平洋まで。
死と隣り合わせの戦場でビールはなくてはならないものだったという事か?えっ?お話聞けますか?当時の事を知る人物が話を聞かせてくれる事に。
どうもすみません。
日本陸軍の将校だったという勝又馨さん。
御年97歳。
勝又馨です。
(取材者)よろしくお願いします。
勝又さんは75年前歩兵第34連隊の一員として中国に出征したという。
着任したのは当時日本が占領していた信陽。
中国大陸を南北につなぐ鉄道の要所とされ勝又さんたちはその警備を命じられた。
鉄道の奪還を狙う中国兵との間で激しい戦闘が繰り広げられた。
4,000人以上いた勝又さんの連隊は終戦までに半数以上が戦死したという。
極限の緊張の中で日本から送られてきたビールを飲む事が数少ない楽しみの一つだった。
聞けば軍隊には酒保という売店があり勝又さんたちはその酒を酌み交わしたという。
その中心にいつもあったのがあの大日本ビールだった。
このあと!ビールの役割は兵隊たちの心を癒やすだけではなかった。
なんとビールを使った日本陸軍の作戦が判明。
その驚きの威力とは!?大日本ビール。
まあいっとき休めたんだろうねそのビールでね。
酒保ってとこで集まって。
上官も下の人もなく和気あいあいとふるさとを思って飲んでた。
中国のビールより日本のビールの方がって事だったんでしょうね。
目をつぶって飲んでいたっておっしゃってましたもんね。
あのおじいちゃんなんかもう目が潤んでましたね。
今日もスタジオに専門家の方をお招きしております。
ご意見のある方!こればっかりはないみたいです。
あるんだ。
澤口さんお願いします。
え?アルコールじゃなくて苦みなの?
(澤口)学習能力が高まるんで。
ビールの苦みが?ええ。
あれ!これは茶の間のお父さんビール飲みやすくなったね!「薬だもの」って。
(牛窪)ノンアルコールでもいいんですか?最近企業さんお昼にみんなノンアルコールビールを飲むというのがはやってきてるのでだからやる気になってんのかもしれないですね皆さんそれで。
軍隊における飲酒っていうものは国によってさまざまなんですけども例えばアメリカ合衆国の海軍ネイビーでは軍艦内の飲酒は一切認められていないんです。
意外とアメリカ厳しいね。
アメリカこそ飲んでそう。
一方ね第2次大戦中のソ連軍ではやっぱり突撃前の兵士たちに戦場の恐怖を軽くして士気を高めようという事でウォッカを飲ませる事がしばしばあったんですよ。
あと寒いしね。
そう。
その結果飲み過ぎて酔っ払って突撃する兵隊もいてこれが無駄に多くの戦死者を出した一因では…。
狙いも定まんないぐらい飲んじゃう。
何かよく分からない酔っ払ってこうやって撃っちゃったりとか。
すごいね。
あっ思い出した。
うちのおやじも飛行兵だったんですけど練習機の飛行燃料が何かもう後半戦は芋で作ってたらしいの。
それを火であぶってアルコール飛ばして飲んだって言ってた。
「飛行燃料飲んじゃったの?」って。
うちのおやじ笑いながらそんな話してましたよ。
やっぱ飲むんだねみんなね。
さあ所さん。
ビールと戦争話が尽きないんですが取材していくと驚くべき事実にたどりつきました。
日本陸軍ビールを飲んでいただけではないんです。
こんな事が分かりました。
なんないよ武器に。
どう使っているんだろうと調べていくとたどりついたのは戦争の闇です。
さあ見てみましょう。
所さん!もっと大変ですよ。
日本陸軍はビール瓶をどんな武器に転用したのか?事情を知るという人物のもとへ。
失礼致します。
どうもよろしくお願いします。
元日本兵の柳楽林市さん。
今年で100歳になるという。
100歳!陸軍に入隊したという柳楽さん。
ビール瓶を何に使ったのか聞いてみると…。
男性が赴いたのはモンゴルのノモンハン。
1939年日本とソ連が国境を巡って衝突したノモンハン事件の舞台。
両軍合わせて推定3万人が戦死したとされる大激戦地だ。
そこでなぜビール瓶が火炎瓶として使われたのか?なんとビール火炎瓶は劣勢の戦局から生まれたいわば偶然の産物だったようだ。
更に!同じくノモンハンに赴いた元兵士の生前の証言にもビール火炎瓶の事が。
どうやらビール火炎瓶は日本兵の間で広く使われていたようだ。
ではその効果はいかに!訪ねたのは世界各国の兵器に詳しいという専門家。
男性は模型メーカーの社長を務めるかたわら当時の図面を独自に取り寄せるなど長年戦車の研究を続けてきた。
早速ビール火炎瓶の効果について尋ねる。
そう言って見せてくれたのは2つの戦車の模型。
男性によるとノモンハン事件の初期に投入されたソ連の戦車BTー5にはある弱点があったという。
火炎瓶が熱くなったマフラーに当たるとその熱で発火。
するとエンジン内に炎が吸い込まれ燃料に引火。
爆発したという。
当時の新聞にも日本陸軍がソ連軍の戦車を大量に撃退したという記事が。
ところが!その後新型の戦車BTー7が配備されると…。
それまであったマフラーが取り除かれた。
その結果火炎瓶が当たっても発火しづらくなってしまった。
これにより日本軍のビール火炎瓶の効果は大幅に薄れてしまったというのだ。
その後日本軍はソ連軍の強力な戦車隊を前になすすべもなく敗退した。
ところが!なんと日本陸軍はその後も効果が薄れたはずのビール火炎瓶を使い続けていたというのだ。
情報を寄せてくれたのは軍事評論家。
早速男性はノモンハン敗退後に作られたというある史料を見せてくれた。
「戦車肉薄攻撃班成功一例」という格好で出してます。
日本陸軍はビール火炎瓶をやめるどころかその後も奨励していたというのだ。
「火炎瓶はビール瓶サイダー瓶こういったものでOKである」という事が書かれてます。
更に!正式に作った火炎瓶ですか?はい。
取材の終わりディレクターは激しい地上戦が繰り広げられた沖縄へ。
ここには日本兵と民間人150人がアメリカ軍を迎え撃って戦死した壕がある。
実はこの壕でビール火炎瓶が見つかったというのだ。
発見した人物を訪ねた。
(取材者)すごい量ですね!聞けば男性は沖縄戦で母親や兄弟など5人の家族を失ったという。
こうした事情もあり男性は壕で亡くなった人たちを弔うため60年以上遺骨や遺留品を収集してきた。
(取材者)えっどれですか?
(取材者)失礼しますね。
そこには使われる事なく原形をとどめたビール火炎瓶が。
沖縄戦でアメリカ軍は大量の戦車を投入。
それに対し物資の乏しい日本軍はビール火炎瓶など僅かな兵器で立ち向かったという。
圧倒的な戦力差により多くの日本兵民間人はビール瓶を投げる間もなく死んでいった。
沖縄では72年たった今なお当時のビール瓶が見つかる事があるという。
いや〜厳しいですね本当にね。
もう効果がないって分かっててもその教訓が生きないんだね。
「これさえ持ってれば」みたいな。
心の支えになっちゃうんでしょ?戦車来たらこれでなんとかなるみたいなね。
何がですか?一回まん延しちゃうと新しいのを拒否しちゃう。
思い込んでしまって思い込んだ同士が共鳴っていってお互いに「そうだよねそうだよね」って…。
繰り返してんだね。
突然ですが鋼太郎のちょっと大変ですよ。
所さんビール瓶が火炎瓶になってしまった戦時中。
そのほかにも物資不足で悲しいものが誕生していました。
こちらは茨城県にある牛乳メーカー。
その一角に世界中から集められた牛乳にまつわる品が展示されています。
展示品の中に異様な雰囲気を醸し出す瓶が…。
えっ何なの?これ。
第2次世界大戦中に作られた牛乳瓶。
でもなぜこんな色に?牛乳瓶はご存じのとおり無色透明が一般的。
実は戦前から法律で義務づけられていました。
「牛乳容器ハ無色透明ノ硝子壜ヲ用ヒ」。
中の牛乳に問題がないか一目で確認できるようにするためだそうです。
ところが!戦争による物資不足で安全を確認するルールすらないがしろにされていったのです。
黒い牛乳瓶。
本当ですね。
物資がないと大変な事になるんですねいろんなものが。
今の時代のね透明な中身が分かる牛乳瓶ありがたいんだなって事が改めて感じますよね。
所さん戦争による物資不足っていうのがですね不思議な代用品を生む事がいろいろあるんですがほかにも実はありました。
実はこちらです。
ランドセルでしょうかね。
(牛窪)はいそうです。
こちらは戦時中に使われていたランドセルなんですが何で出来てると思われますか?え〜?何でって…。
こっちは金属感があるしこっち側は編み上げ感があるし。
何なんだろうな。
何なの?
(牛窪)ランドセルは当時一般的には動物の皮で作られてたんですが皮は実は皮革使用制限規則というのが出来まして法律で軍事優先になったんですね。
そのためあちらの編み上げ感がある方こちらは植物のつるを編んで作られたランドセルです。
(黒崎)穴が開いてるので天気悪いと…。
でもこれ一つ作るのに相当手間かかるよね。
…でこちら手前の方ですね。
何だろうねこれね。
硬いよね。
硬いよ。
だって鋲で打ってあるよこれ。
(牛窪)すごく丈夫に実は見えるんですけれども実は紙で作られているんですね。
紙!?
(牛窪)特殊な薬品を表面に塗って紙を固めて作ってるんですね。
もう苦肉の策でランドセルを作ったと思われてるんですけれども…。
子どもたちがね我慢しなきゃいけないっていうのはちょっと残念っていうかさみしいですよね。
だって規則にしちゃうんだもんね規則にね。
軍以外はこの皮使っちゃいけないみたいな。
戦争によって市民生活に悲劇が起きたのは日本だけではないんですね。
ドイツなんですけれども第1次世界大戦中にですね帝国ジャガイモ局という組織が作られ。
帝国ジャガイモ局?それがジャガイモの流通と配給を管理したと。
帝国ジャガイモ局っていうね。
よくジャガイモ局の前に帝国ってつけたね。
合わねえわって思わないのかね。
ところがですね戦況がどんどん悪化していくとジャガイモが結局足りなくなって代替品としてこちらが配給されるようになりました。
ルタバガ。
カブのような根菜の一種でドイツではそれまで家畜に与える餌として主に育てられていたものなんですけれども食べ物としてはまずいと大変不評で当時の事をドイツではルタバガの冬と呼んだりして戦時下の食糧難の象徴となって覚えられていると。
何だかもうビール瓶からすごい話になってきたね。
97の方とか100の方にいろんなお話を伺っちゃうと大変申し訳ない感じがする。
思い出したくないでしょだって。
ああいう方たち。
言葉の端々にすごくつらかったんだなとか。
申し訳ないからNHKの一番大きい粗品を置いてくるべきだと思うよ俺は。
大きい粗品って言い方が分かんないけど。
本当に。
2017/08/31(木) 20:15〜20:43
NHK総合1・神戸
所さん!大変ですよ「山の頂上になぜ?追跡!ビールを使った極秘作戦」[字]

最近、各地で不思議なビール瓶が見つかっている。正体は、戦時中に日本軍の兵隊が飲んだビール。取材を進めるとビールを使った極秘作戦も判明。浮かび上がる戦争の悲劇。

詳細情報
番組内容
長崎県雲仙普賢岳の頂上で見つかった謎のビール瓶。戦時中に日本陸軍の兵隊たちが飲んだものだという。実はビールは中国大陸や南太平洋などの戦地にも送られており、兵隊たちにとっては、故郷を思って酌み交わすことは数少ない楽しみの一つだった。一方、ビール瓶はある「武器」に転用されていたことも判明。硫黄島や沖縄など激戦地からは今なお、瓶を使った武器がみつかることも。謎のビール瓶から浮かび上がる戦争の悲劇。
出演者
【司会】所ジョージ,黒崎めぐみ,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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