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橋本元市議は、議員辞職を郵送で先月末に議会に送ってから雲隠れしています。
会社を辞めるのに、「辞表」をメールとか郵送する今時の常識はずれの若者感覚です。
でも、これだけ雲隠れするのは「政務費の不正受給問題」だけではないような気がしていましたが・・・。
前職で、この「診療報酬の改ざん」に関わっていたので「このやり口」をわかりやすく解説します。
診療報酬の改ざん疑惑浮上
今日発売の週刊新潮で、橋本元市議はの「診療報酬を改ざん疑惑」が特集されています。
橋本元市議は、歯科医院も開業していましたからそこで診療報酬の改ざんや架空請求をしていたらしいです。
やってもいない治療費を患者に数百円上乗せして請求するとか、友人が治療に来た際に治療費をタダにしてさらにやってもいない治療を診療報酬に書いて多額の請求をするというやり方です。
この診療報酬の架空請求は、お金に困っている病院や整骨院では結構やるんです。
この診療報酬の請求とは?「架空請求のカラクリ」について
前職で診断書とレセプトを仕事で使っていたので解説しますね。
ざっくりいうと
診療報酬とは病院で患者が健康保険を使った時に、自己負担分以外(サラリーマンなら7割)を病院が健康保険からもらうための書類です。
病院に行くと、細かい治療の点数が書いている紙が請求書と一緒についていますよね。これです。
今回のケースでいくと
歯科医院⇨治療について診療報酬明細書(レセプト)を国民健康保険団体連合会などの【審査・支払い機関】へ請求し、そこが内容をチェック⇨内容が正しければ健康保険組合などの【保険者】に送る⇨歯科医院に患者の自己負担分以外を払う。
この、【審査・支払い機関】も【保険者】も治療の内容ではなく、請求の点数を機械的にチェックするだけなので実際に治療をしているかどうかまでみていません。
点数があってさえいれば「スルー」です。
そのため、この「架空請求」は実際にお金に困っている整骨院とかではよくあります。
私は前職で交通事故の担当だったので、病院や整骨院に被害者が行っていない日に診療報酬明細書の記載があり、治療費の請求がされていて摘発したことが何回かあります。
その時は警察が動き、詐欺罪で(通常余罪もある)刑事告発されています。
橋本元市議は医師免許剥奪の可能性大
今回の政務費の不正受給で罰金以上の刑を受ければ、歯科医師法で「戒告、業務停止、免許取り消し」などがあります。
それにこの診療報酬の不正請求が事実なら「医師免許の取り消し」は間違いのないところでしょう。
これで、橋本元市議は議員でも歯科医でもないただのひと(犯罪者?)になってしまいますね。
国会議員になる可能性も大だった
橋本元市議は歯科医師連盟などの後押しで「国会議員」に推薦される可能性がかなりの確率であったようです。
出馬すれば、組織の後押しで「当選確実」ともいわれています。
そうすると・・
今井絵理子議員と再婚⇨知名度上がる⇨参議院選に出馬⇨夫婦で国会議員
という夢のような世界が待っていたかも。( ͡° ͜ʖ ͡°)
それを全て捨てることになったのは、自業自得以外の何物でもありません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
橋本市議は他にも政務費の不正受給をやっているようなので、その2で書きますね。