トヨタプリウス Audi ソーラーパネル活用自動車開発本格化!

近年、自動車メーカーが次々に電気自動車(EV)の開発を進めています。ガソリン車と違って二酸化炭素や大気汚染物質を排出しないので環境に優しいなどのメリットがある。それはもうみなさん御存知ですね。

ただ、EVの難点はバッテリーを充電するスポットがまだまだ少ないということ、充電に時間がかかることなどがありますね。

そうしたEVの弱点を解消しようとするのが自動車そのもので充電を可能にしようとする取り組みです。

有名どころではトヨタのプリウスPHV。ルーフ部分にソーラーパネルを搭載し、太陽光発電から得た電力を駆動用バッテリーに充電することでEV走行が可能になるというのが大きな特徴。今年2月、世界で始めてこのシステムを搭載した量産車を発売しました。

駆動用バッテリーに充電できるのは、メインスイッチをオフにしている駐車中の時だけです。駐車中にソーラーパネルが発電をした電力は一時的にソーラー充電専用のバッテリーに充電され、満杯になったら一気にまとめて駆動用バッテリーに送るような仕組みになっているそうです。

走行中は駆動用バッテリーに充電するのではなく、ウィンカーやエアコンなど電装品に供給することによって、駆動用バッテリーの電力消費を抑えるようになっているみたいです。。

プリウスPHVのソーラー充電システムで可能な走行距離は太陽の日照時間や地域によってかなり異なるようですが、最大で一日に6.1km、平均で一日に2.9kmとなっているようです。オプション設定となっているこのソーラー充電システムの価格は、288,000円なので、元を取るのには時間がかかるかも。ただ、一日平均2.9kmと言う事は、一年に換算すると千キロ以上。太陽光の充電だけで年間1,000km以上走行できるのは、凄いなと思いました。

プリウスPHVの情報はこちら
http://toyota.jp/priusphv/

最近、話題になったのはAudiです。フィルム状の太陽光発電装置をサンルーフに搭載した車の開発を進めていることがこのほど発表しました。太陽光で発電した電気を利用することで航続距離を延ばそうという試みで、プロトタイプを年内に完成させる計画です。

中国企業とパネルを共同開発しているそうです。ちなみにプリウスはパナソニックのパネルを使っています。発電した電力をエアコンなどの電装システムに供給する仕組みだそうで、この点はプリウスと同じような感じでしょうか?

価格はどれぐらいになるでしょうか?まだまだ割高な感じがありますが、国内・国外問わずEV車開発は今後も進められていくはず。消費者への普及には選択肢の拡大が鍵を握りそうですね。

Audiの新型車開発情報はこちらで確認できます。
ht http://japanese.engadget.com/2017/08/30/hanergy/tp://toyota.jp/priusphv/