こんにちは、今日はちょっとエロ注意な寄稿記事を公開します。書いてくれたのは「天才ブログ」を運営している、天才ちゃん(id:tensaychang)です。
この方、はてなを始めた頃は、独特のイラストでアーティストっぽいブログ書いてました。鬱のこととか。文章はどこかこじらせ気味でね。その少しあとかな。別ブログに力を入れたり名前をコロコロ変えたりして、わたしは天才ちゃんを見失いました。だって名前変えすぎてわかんなかったんだもん。リシャールとかそんな名前の時もあったよね。
今回は記事交換ということで、わたしも天才ブログに寄稿しています!(リンクはページ下に貼ってあります)
では、ここから寄稿記事です。
★★★
死にかけた話「おっさんの黒いバナナ」
オレはなぜか中年のおっさんの黒いバナナを握っている。
なぜだ・・・
なぜこんなことになってしまったのだ?
場所は西新宿のとあるマンションだった。ここが本当に西新宿なのか、実はわからなかった。だってオレは、ここまでどうやってきたのかわからなかったのだから。
18、19歳の頃、オレはなぜかやたら男にモテた。
オレ自身はまだ童貞だというのに、これ以上の不幸はないだろう。あるときは、働いていた深夜レストランで男に襲われかけ、制服のボタンが弾け飛んだ。レイプされる女性はこんな恐怖を覚えるのだろうかと思った。
また別のときは、オレが深夜レストランの仕事が終わるのを見計らって待ち伏せされ、「飲みに行かないか?」と誘われた。何も疑ってなかったオレは、ゲイの男とおねぇちゃん二人組のグループについて飲みに行ったこともあった。そういえばこのときは、ゲイも俺のことを狙っていたが、おねぇちゃんの一人もオレを狙っていたようで、しばらくこの二人に付きまとわれたことがあった。下心がないわけではなかったが、ゲイとおなべとの三角関係になんぞなりたくはなかった。
さて、これはそのゲイとおなべとは、また別の話だ。
オレは休みの日になると、新宿に二丁目にある「ローリングストーン」というロックバーに行くのが習慣になっていた。(残念ながら現在は閉店してしまっている)
DJが大音量でロックをプレイし、若い男女が酒を飲みながら踊り狂っていた。男女が絡みながら踊り、濃厚なキスをしている男女もいた。オレはそんな光景を横目で見ながら、音楽に耳を傾け一人で体を揺らしていた。
その夜もそろそろバーへ出かけようと、西武新宿までやってきて、公衆トイレで用を足しているところだった。便器の二つ隣に立ったおっさんが声をかけてきた。
「にいさん、これからどこか行くの?」
「バーに飲みに行く」
「どこに行くの?」
「ローリングストーンってところ」
「ああ、あそこはいいね! ちょうど僕も行くところだったんだ。タクシーで行くからよかったら一緒に行かない?」
どうせ行くんだったら一緒に行こうかと思い、ついて行くことにした。全くバカだよオレは。
何の疑いもなく、おっさんとタクシーに乗り込んだ。
しかし、タクシーは青梅街道を出て新宿二丁目の方とは逆の西新宿の方に進んだ。
「あれ、方向違うよ」
「バーに行く前にさ、うちでちょっと飲んでから行こうよ」
「ええ? ああ」
このおっさん、なんなんだ?
オレの心の中には、何か怖いもの見たさの好奇心みたいなものが湧き出ていた。何故なのかはわからない。タクシーはどんどん繁華街を離れ閑静なマンションの方へと向かっていった。何か黒い夜の中に吸い込まれそうな気がした。オレはもう、ここが何処なのかわからなくなっていた。
部屋に着くとおっさんは酒を出してくれた。ロックグラスに大きな氷を入れ、バーボンをしたたか入れてくれた。アルコールのきつい匂いがした。
「面白いビデオがあるんだ」
そう言って無修正の洋レズ物のビデオを見せてくれた。
「ああん、ああん」と金髪の姉ちゃんかおばさんかわからないようなのが絡み合っていた。やたらノイズも多く、画質は悪いし全く面白くも何ともなかった。
オレはロックが聴きたいのに。あのバーに行けば若い男女が目の前で、弾けるようなロックに合わせて体を揺らして乱れて踊っているのだ。そのほうが興奮するじゃないか。
退屈だ、どうしようかと思っているその時だった。
いきなりベットに押し倒された。
オレはその時になってようやく事態を把握した。
このおっさん、ホモだ!
「ちょっと触ってよ」
「ぐぬぬ・・・(ダマされた)」
おっさんはスバッ! とズボンとパンツをおろし、黒いバナナを露わにしていた。
手はグイとつかまれ、いつのまにか無理やり股間にぶらさがった黒いバナナを握らされていた・・・
オレはなぜか今、中年のおっさんの黒いバナナを握っている。
なぜだ・・・
なぜこんなことになってしまったのだ?
おっさんのそれはギンギンになっていた。マジもんだ。ヤベェ。
虚ろな目のおっさんは臭い息を吐きながら、オレの顔にゆっくり近づいてきた。
オレはどうしていいかわからず、しばらく思考停止していたが、徐々に怒りがこみ上げてきた。
ギターのシールドをいきなり抜いたような「ブチィィ」っという音が頭の中で聞こえた気がした。それからオレは関西弁で、唸るような低い声でまくし立てた。
「おい、オッサン!! なぁぁめとんかぁぁぁぁ!! チッ!!」
急に態度が変わったオレを見て、オッサンはうろたえていた。
「タダでこんなことセェッチューんちゃうやろなっ!!」
「お金か? お金でいいのか? ご、五せんえ・・・」
「アーーーホかぁぁ!! そんなんでできるかぁ!! ちゅーか先出せや! 今すぐ金出せやゴラァァァァ!!」
これではオレがまるで恐喝犯じゃないか?!
いやそんなことを考えている暇はない。
オレが激怒したのでビビりまくったおっさんは、別の部屋へ財布を取りに行ったようだった。その隙にオレは玄関へと走って逃げた。クツも履いたか履いてないのかわからないぐらいの勢いで部屋を飛び出し、バンッ!! とドアを閉めてマンションの廊下を走り、エレベーターじゃ追いつかれるかもしれないから、階段を一目散に駆け下りた。何階だったかも覚えていない。
ハァハァハァハァ・・・・
外に出たらとにかく体力が続くまで走り続けた。
オッサンは追ってこなかった。
結局オレは呆然としながら、歩いて江古田の部屋まで帰った。
本当に恐怖だった。
まだ童貞だったオレにとっては、ショックな出来事だった。
口やケツに黒いバナナを押し込まれていたら、それこそ死んでいた。
ほかにもゲイに襲われた体験はあるので、機会があれば書いてみようかな。
オレの若い時の珍体験でした。
完
あとがき
読者のみなさん、僕の若い頃のエピソードをお読みいただきありがとうございます!かんどーさんに負けないようにあけすけに書いてみました。
菊の紋を返されて、完全に完敗の気分です。勝てるわけねーわ、、
かんどーさん、記事交換ありがとうございました!
ではまた
★★★
天才ちゃん、男の人にしか書けない貴重な体験記、ありがとうございました! そのまんま目覚めちゃうオチかなと思いましたが、目覚めなかったんですね。わたしの中の天才ちゃんは両方いける人のイメージでした。(最初は女の人だと思ってました。一人称も私だし)
初期の天才ちゃんの記事で好きなのはこれ。ほんとはアートについてもっと深く語ってる記事もあるんだけど、この記事は「アートの売り方」を書いていて、そこに切り込んだのが良かった。
最近の記事ではダントツでこれ。天才ちゃんの家族を思う気持ち、人間として尊敬します。無理にやってるんじゃないよっていう軽さがまたいい。重いテーマなんですけど、いつも通りすいすい書いてらっしゃいます。
正直、ブログのタイプとしては全然似てないのですが、同期ブログということもあり、お互い読みあったり読まなかったりしています。今回はたまたま寄稿の連絡をくださったので、記事交換の機会ができ、良かったと思います。お互い下ネタで広告が貼れないというなかなか渋い状態ですが、寄稿、ありがとうございました!
交換寄稿で、わたしが寄稿した記事はこちらです。
それじゃあ、また明日!