フェアレディZ(Z33)
中古車相場:34.8万円~392.2万円
平均153.4万円
(2017年9月調べ)
ジョージマンです。
今回ご紹介するのはフェアレディZです。
この車に関しては『不人気車かどうか?』という点でかなり悩みました。
しかし、他にもそういった車がたくさんあって、ご紹介したいと考え悩んだ末、
ブログのタイトルを変更してご紹介することにしました。
フェアレディZはお買い得車です。
シエンタのような『コンパクトカーでも7人乗り』でしかも『ハイブリッドで低燃費』といった車がもてはやされる時代に、
2人乗りでガソリンメーターが目で見てわかるほど、みるみる下がる様な車に乗れる人は限られています。
おそらく「一度は乗ってみたいな」という潜在的な人気はあるのですが、実際に購入する人は少ないです。
さらにはその車体価格にも壁はあります。
フェアレディZを新車で買おうと思うと400万円ほどします。
まぁ、高級車ですよね。
しかし、中古車となれば車体価格の壁は大きく崩れます。
選び方によっては、
100万円を切る車体はもちろん諸費用を入れても50万円前後から
見つけ出すことも可能です。
フェアレディZ(Z33)グレードの違い
フェアレディZの中古車は同じような年式、走行距離でも価格差が大きいことが良くあります。
まずはスポーツカーなのでミッションが
『マニュアル』か『オートマチック』かです。
Z33のオートマ車にはパドルシフトのような装備はありませんから、『スポーツカーらしさ』は大きくポイントが下がります。
それから、
『クーペタイプ』か『ロードスター(オープン)タイプ』かの違いはよくわかりますよね。ある意味別の車と言っても良いと思います。
ロードスターモデルの幌は電動開閉で簡単楽々。高級感もあります。
そしてグレード。
基本的に4つあって、他にもスペシャルグレードが存在します。
『ベースグレード』:これが基本になります。
『バージョンT』:本革の電動パワーシートやグレードの高いオーディオを装備。
『バージョンS』:ベースグレードにbrembo(ブレンボ)社製の大型ブレーキやスポーツ走行向きに改良されたトラクションコントロール『VDC』が装着。
(ベースグレード、バージョンTにもVDCではないトラクションコントロールは装備されています。)
『バージョンST』:バージョンSのbrembo製大型ブレーキ、VDCに加え、バージョンTの本革シート、高グレードオーディオが組み合わされた最上級グレードです。
サーキットや峠道を楽しみたいならバージョンSTやバージョンS。
それ以外であればベースグレードやバージョンTがお買い得です。
特にドレスアップして19インチや20インチといった大径ホイールを装着させたいと考えている人はホイールとbremboのブレーキが干渉して取付けできないという事がよくあります。
そうした選択肢を増やすために、あえてベースグレードやバージョンTを選ぶのもコツの一つです。
見た目は新しく見えるZ33だけど
フェアレディZのZ33型は他にライバル車といえる車も少なく、モデルチェンジしたZ34と比べてみても車にあまり興味がない人からみれば大差はありません。
なので「古い車」という印象はあまり受けないように思えます。
しかし、Z33型のデビューは2002年7月。
もう15年も経つんですね・・・
ヘッドライトレンズが上向きについているためヘッドライトの黄ばみが目立つ中古車が多いですがヘッドライトやテールランプは社外品や再生品が多く販売されていますから比較的安価に改善できます。
問題は内装です。特に皮シート。
皮シートは手入れを怠ると表面がひび割れてきたり、シワの部分に汚れは入り込んでなかなかキレイになりません。
修理や交換となると高価ですし、専門の業者にクリーニングしもらうという方法もありますが、見つけるのが難しいですし、見つかったとしても結構な金額であることが多いです。
シートカバーを取り付けるという方法もありますが、本革の上からカバーなんてしちゃうとカビ発生の原因にもなりますしオススメはしません。
中古車を選ぶ際にチェックするのを忘れないようにしましょう。
エンジンは頑丈だけど
また、10万キロ、15万キロと走行距離が多い車も目立ちます。
フェアレディZに搭載されたVQ35エンジンは信頼性が高く、高寿命と言われていますが、車はエンジンだけで走っているわけではありません。
エンジンは大丈夫でも車体側に問題が出ていることがあります。
特に車輪を取り付けてあるハブの部分はベアリングなどが消耗し、異音が出ていたり、ガタが出ていることがあります。
予算上、走行距離が多い車を選ぶ場合は過去の修理や部品交換履歴がちゃんとわかる車か、点検、修理が可能なお店を選ぶようにしましょう。
それでは走行距離が少ない車を選べば良いかと言うとそうではありません。
スポーツカーはサーキット走行やドリフト走行によって、通常よりも早く車体を消耗している場合がありますので、走行距離だけでは判断しにくいです。
改造された車の場合は特に注意しましょう。
『スポーツカー』を味わいたいならマニュアルを選ぼう
先にも書きましたが、Z33はオートマを選んでしまうとスポーツカーらしさがすごく落ちます。
それはバージョンSTといった最上級グレードを選んでも同じです。
特にV6サウンドを楽しみたいと思ってマフラーを変更した時にガッカリしますw
ベースグレードでもマニュアルは共通の6速MTですから価格が合わない場合はbremboやVDCをあきらめましょう。
ちなみにメーカーにもよりますがマフラーをフロントパイプ(エキマニ)からフルで変更すると、とっても心地よいサウンドになります。
ついつい余計に回転数を上げてしまうのでガソリンがみるみる減りますw
スピードの出しすぎにも注意して楽しいスポーツカーライフを送るようにしましょう。
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