こんにちは、そめです。
今回は「説」シリーズ第2弾です。皆さんはASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)というものをご存知でしょうか? アフィリエイトに詳しい皆さんなら聞いたことがあるかと思います。
▼前回の説はこちら
www.contents-marketing-diary.com
様々な商品を、ブログやサイトなどで紹介し、購入や会員登録、契約などにつなげて、その仲介料をもらうのがアフィリエイトですが、その仲介をするためのアフィリエイトプログラムを取りまとめているサービスやサイトのことです。
国内では、A8やAffiliate Bなどが有名で、多種多様な商材が掲載されています。
しかし中には
「こんなん、誰が買うねん!」
というような商材もぶっちゃけあります。
そんな中一つの疑問があります。様々な商品を魅力的を最大限に引き出し、ユーザーに伝え、売ってしまうのがマーケターと呼ばれる人々です。そんなマーケティングのプロは、そういった商材ですら見事売りさばいてしまうのでしょうか?
いや、そうに違いありません。それこそがプロの仕事、プロの証なのです。
というわけで、今回は「『こんなん、誰が買うねん!』という商材もマーケターにかかれば売れる説」を検証してみたいと思います。
今回は、3回に分けて説を検証していきます。
- 準備編
- 完成編
- 結果編
今回は、最適な商材探しと、文章をつくる準備をおこなう「準備編」です。
え、そのマーケターって誰って?
僕でんがな。
商材を探す
さっそく、あやしい最適な商材探しをしてみいたいと思います。今回は、A8ネットさんの中にある商材の中から探してみたいと思います。
当たり前ですが、皆さん買ってもらうために、必死になって商材を掲載しているわけですから、なんか良さげな商材がいっぱいです。
皆一度は、どこかで見て興味をそそられたことがあるような、クオリティの高いものばかり。やばい。手頃なものはないのか…。
そんな中、こんな▼商材をみつけました。
為替王に、俺はなる!!!!
▲ リンクしてますが、まだ買うなよーー、まだ買うなよー。
よし、これで行こう!! これしかない!!
しかし皆さん、誤解なさらないでください。
▼こちらを御覧ください。
メディア会員としての禁止行為
広告主や他のメディア会員、第三者に迷惑をかける行為
広告主の提示する掲載条件を守らずに掲載することや、他の方に迷惑をかけるような宣伝をすること。広告主や他のメディア会員、第三者に迷惑をかける行為 広告主の提示する掲載条件を守らずに掲載することや、他の方に迷惑をかけるような宣伝をすること。広告主の競合他社の商標や社名、商品名等を用いて広告を宣伝することや、誹謗中傷により広告を宣伝すること。
……… 。
そうです。今回、この商材をご紹介させていただいたのは、あくまで数ある商材の中から、たまたまマーケティングの論法や思考法をお伝えするのに適していると感じたからです。
「こんなん、誰が買うねん!」と思ったからではありません。残念ながらそんな商材は見つかりませんでした。残念です。説を立証したかったのに。残念!!無念!!
一切、悪意はありませんし、素晴らしい商材だと思います。
だって、為替王が書いてるんですよ、皆さん。
では、早速この素晴らしい商材を使って、マーケティング思考を使ったページ作りの準備をしたいと思います。
マーケティング思考で販売ページを書くテクニック
では、実際の商材紹介のページを作るのはご覧に入れるのは次回にして、ページを作り、文章を書く際にどんな準備が必要なのか、どんな思考が必要なのかを書いていきます。
これは、ランディングページやECサイトの販売ページでも使える思考法です。
ざっくりとメニューを上げると、下記になります。
- ターゲット・ペルソナの設定
- メリットの洗い出し
- コピーの作成
- 文章の作成
- 構成を考える
では、ひとつづつ考えていきましょう。
ターゲット・ペルソナの設定
ターゲットとは、20代男性、社会人、と言った比較的大きなくくりでのユーザー層をさし、ペルソナはその中でもかなり詳細な名前、職業、趣味、家族構成、などまでを想定し、サービスの最もコアなユーザー像を作り上げることです。
では、早速ターゲットを絞込、ペルソナ設定をしてみましょう。
まず、ターゲットですが「為替王」の学びを得たいという人はどういう人でしょうか? 恐らく、このブログに訪問するということは、ブロガーの方や、マーケティングを学んでいる方が多そうだということが想定できます。
その中でもさらに「為替」に興味があり、学びを得たいということは、どちらかと言うと、為替の知識が既に豊富な人は除外されるのではないでしょうか? もっと突き詰めてみると、初心者であれ、成功している人は、こういった商材は買わないでしょうから、過去に失敗した経験がある、もしくは未経験だけど失敗したくなく、他の人を出し抜いて楽して稼ぎたい、みたいな人が想像できます。今回はそんな男性としましょう。
※ ここで注意なのが、例えば、ブログをやっている時間が有り余っている主婦、というターゲットも設定できるのですが、ターゲットを広げると、その分文章は弱くなります。商材を売る文章を書く時は、思い切って絞込その人を説得、納得、共感させることが大事です。
続いてペルソナです。ペルソナは実は真剣に設定すると、それこそ企業などがペルソナ設定を行う場合、まる一日がかりや、ユーザーを呼んで確認をして、何ヶ月も掛けて修正したりします。
今回はこんなもののためにそこまで時間は掛けれませんので、下記のように設定してみました。
※写真はフリー素材で、下記のプロフィールとは一切関係ありません
- 名前:田村よしお
- 年齢:36歳
- 年収:360万円
- 家族構成:一人暮らし(彼女なし)
- 職業:某中小食品メーカー営業担当・正社員
- 趣味:ブログ
- 為替経験:過去に1度FXで10万円を100円にしたことがある
- 境遇:周りが出世していく中で出世競争に取り残されて、彼女も出来ない。FXで過去に失敗したが、頑張ってためた貯金100万円を元手に今回こそ成功させて、人生を一発逆転させたいと思っている
こうやって、詳細な人物像を設計するのです。これは、チームで何か商材を売ろうとするときも、考え方や、方向性を明確にしてくれる役割も果たします。
さあ、ペルソナが出来ました。次は商材のメリットを洗い出してみましょう。
メリットの洗い出し
では次は、この商材のランディングページを見ながら 、ペルソナ(よしお)が騙されそうな買いたくなるような、メリットを探してみましょう。
ランディングページ内にスズメが歩いていますが、気にしないように。
ざっくりと洗い出してみると下記のようになります。
- 為替王の10年間のノウハウが10時間でマスターできる
- 為替だけでなく株価など、どんな相場にも使える
- 実際に成功した人からのメッセージが書いてある
- 親切に富裕層になった時の心構えまで教えてくれる
- 購入した本はFX投資システム手帳としても使える
これらが、メリットと言われるものです。さらに文章に落とし込む時は、ベネフィットまで掘り下げてやることが大事です。
ベネフィットとは、ユーザーがサービスや商品を購入することで、得られる利益のことを言います。よく言われる例えが「ドリルを買う人は、ドリルが欲しいのではない。穴が欲しいのだ。」というものです。
要するに、いくらドリルの説明をしたところで、ペルソナが穴を空けたいと思っているところに、穴を開けられるかどうかが伝わらなければ、そのペルソナはドリルを買ってくれませんよ、という意味です。
今回の場合だと、
「為替王の10年間のノウハウが10時間でマスターできる」というメリットの場合、ペルソナにとっては、
- ▼無駄な時間がなくなる
- ▼すぐに結果が出る
- ▼すぐに大量のお金が手に入る
- ▼他の同僚以上のお金を手にすることが出来る
- ▼今まで同僚に感じていた劣等感がなくなり、優越感に浸ることが出来る(ベネフィット!!)
というような、ベネフィットが得られるわけです。こうして、メリットを洗い出し、ベネフィットを事前に掘り下げておきます。
コピーの作成・文章の作成
さて、上記に洗い出したベネフィットを、先に設定したペルソナ(よしお)に伝えるための文章を考えていきます。
これはブログと同じで、まずはベネフィットを説明する為の見出し(コピー)を考えここで「中に何が書いてあるんだろう?」「もっと詳しくしりたい」と思わせるようにします。
そして、その中身の詳細を書いていき、ペルソナ(よしお)を説得、納得、共感させます。
詳細なテクニックをここで紹介するのも良いですが、もう正直なところ、とりあえずはこの本を読んで下さい!! と言いたい!!
そうです、あまりにも有名な佐々木圭一さんの著書「伝え方が9割」です。
コピーや文章を考える時のテクニックから、目を引くコピーを書くためのテクニックまで、本当に分かりやすく書かれています。
一つテクニックを紹介すると、コピーの真ん中に「、」を入れるとそれっぽく見えるテクニックです。
例えば
- 為替王に俺はなる!
- 為替王に、俺はなる!
どうでしょうか? 下のコピーの方が、何となくコピーらしく、伝わるように見えませんか? 本当にこの本の出版以降、この文字の間に「、」を入れているコピーを見かけます。
皆さんも街中でポスターやチラシを見てみてください。必ずこの文字の間に「、」を入れているコピーが見つかります。
その他にも沢山のテクニックが書かれていますので、超オススメです!!
構成を考える
さて、コピーと文章が出来たら、優先順位をつけなくてはなりません。 要するに、よりペルソナ(よしお)に刺さる、ベネフィットはどれなのかを考え、優先順位をつけ、優先順位の高いものから、ページの上部に並べていくのです。
ネット時代、さらに最近の主流であるモバイル(スマホ)は、ファーストビュー(ディスプレイにうつる最初の画面)で如何に興味を引くかが命です。
ですので、もっともペルソナ(よしお)のベネフィットに刺さるものを上部に持ってきて、そこから優先順位順に並べていきます。
こうして、全体の構成を考えれば、準備は完了!! あとはページに落とし込むだけです!!
まとめ
いかがでしたか? 今回はまずは料理で言うところの「材料集め」「調理」の部分をお見せしました。漠然と文章を書くのではなくこうして、ロジカルに、順を追って文章を書くだけで、商品紹介ページや、ランディングページの質はぐっと上がります。
さて、次回はいよいよ「盛り付けて」お客様の前にお出しします。
次回は「完成編」をお送りしますのでお楽しみに!!! 説は立証されるのか??!!
ーーーーーーーーー
最後までお付き合い、ありがとうございました!!
続きが気になる方は▼こちらのボタンから読者登録をお願いいたします♪
▼こちらをクリックしていただいて、応援してくれたら、嬉しいです!! 気が向いたらよろしく!!