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なぜ今日のGoogleロゴは、ジョン・コーンフォースなのか? 若くに聴覚を失うもノーベル化学賞を受賞した人《2017年9月7日》

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今日のGoogleのロゴ画像はいつもと違いました。

2017年9月7日は、ジョン・コーンフォース生誕 100 周年ということで、彼をイメージした画像に変わっています。

Googleのオフィシャルサイトで、ジョン・コーンフォースの略歴が紹介されていました。それを読むとなぜGoogleのロゴ画像になったのかがわかります。原文は英語なので、Google翻訳で日本語にします。

Googleによるジョン・コーンフォースの紹介

今日のDoodleは、1917年にシドニーで生まれた化学者のジョン・ウォーコップ・コーンフォース卿を祝います。子供時代、コーンフォースは聴覚を失い始め、20歳で完全に耳が聞こえなくなりました。大学での授業で講義を聴けなかった彼は、化学教科書を独力で学びました。

大学での運命の一日、コーンフォースは同僚の化学者リタ・ハラデンスと出会いました。彼女は実験室でフラスコを壊し、コーンフォースに修理をお願いしたのがきっかけです。こうして長きにわたりプロフェショナルでロマンチックなパートナーシップが始まりました。 1939年、コーンフォースとハラデンスはオックスフォードで奨学金を獲得し、2年後に結婚しました。一緒に彼らは40以上の科学論文を書いたのです。 (今は化学です!)

オックスフォードでは、コーンフォースがペニシリンの研究で大きな進歩を遂げたチームに加わりました。その後、彼は様々な化学反応の三次元構造(「立体化学」)に関する彼の以前の研究に戻りました。 1975年、彼はこの仕事のためにノーベル化学賞を受賞しました。コーンフォースと共同創設者のウラジミール・プレローグは、有機化合物の変化を活性化する酵素を研究しました。彼らの結論は、コレステロール低下薬の開発を含む多くの発見の扉を開きます。

ノーベル賞が発表されたとき、プレスリリースは、「この主題は、一般人に説明するのが難しい」と認めました。しかし、自然界の仕組みや驚異についてのコーンフォースの生涯にわたる好奇心から何百万人もの人々が恩恵を受けることはすでに明らかでした。

www.google.com

ジョン・コーンフォースの略歴

  • 1917年9月7日、オーストラリア シドニーで生まれる
    10代で耳硬化症によりろう者となる。シドニーボーイズ高校を卒業
  • 1933年、16歳でシドニー大学に入学。在学中にリタ・ハラデンスと出会う
    有機化学を学び、1937年にユニバーシティーメダルを授与され首席で卒業
  • 1939年、奨学金を獲得し、リタとともにオックスフォード大学に
  • 1941年、リタ・ハラデンスと結婚
    第二次世界大戦中はペニシリンの研究で名をはせる
  • 1949年、プリンストン大学出版局より上梓された「ペニシリンの化学」の執筆に参加
  • 1953年、コーディ・モルガンメダルを受賞
    王立協会フェローに選出、サセックス大学で化学の研究を行う
  • 1969年、アーネスト・ガンサー賞を受賞
  • 1975年、ウラジミール・プレローグとともに、酵素触媒反応の立体化学的研究でノーベル化学賞を受賞。また、長年の研究の成果と難聴に打ち勝って業績を挙げたことを記念して、オーストラリアン・オブ・ザ・イヤーに選ばれる
  • 1976年、ロイヤルメダルを受賞
  • 1977年、ナイトに叙せられる
  • 1982年、コプリ・メダルを受賞
  • 2013年12月8日、イギリス サセックスにて亡くなる(満96歳没)

ジョン・コーンフォース - Wikipedia

まとめ

耳が聴こえないという逆境の中、学びに学び、愛するパートナーを得て、人類に貢献する研究し、一般人に説明するのが難しいテーマ「酵素触媒反応の立体化学的研究」で、ノーベル化学賞を受賞したジョン・コーンフォース。映画化されてもおかしくない人でした。

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