こんにちは!ハンザワです。
マクドナルドが主婦のアルバイト採用を強化するとのニュースが報道されました。本日はこのニュースについての記事です。マクドナルドがなぜ主婦のアルバイト増加に力を入れるのかを考えてみました。
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ニュースの概要
以下は日本経済新聞からのニュースの引用です。
日本マクドナルドは5日、主婦のアルバイト採用を強化するため、新たなキャンペーンを同日から始めたと発表した。全国約2900店舗で主婦を対象に仕事の体験会を実施し、週2時間からの時短勤務など働きやすい環境を理解してもらう考え。
マクドナルドの業績は急回復し、さらなる成長には優秀な人材を確保することが不可欠。従来は高校生や大学生など若者の職場のイメージが強かったが、主婦を戦力化して成長を目指す。
マクドナルドが主婦のアルバイト採用を強化する目的は?
マクドナルドが主婦のアルバイトを強化する目的は何でしょうか?一番大きな目的は「低賃金の労働力確保」であると考えます。日本経済新聞には「さらなる成長には優秀な人材を確保することが不可欠」と記載がありますが、マクドナルドの目的とは少し違うと思います。
また、今回の主婦のアルバイト強化について、マクドナルドの人事本部長から「主婦はおもてなしの気持ちが強く、店舗を清潔に保つ意識も高いので貴重な人材だ。」とのコメントがあります。確かに理由の一つではあると思いますが、マスメディア向けの耳障りの良いコメントを選んだのだと思います。
マクドナルドで主婦がアルバイトしやすい理由
今回のキャンペーンで実際に主婦はマクドナルドに集まるのでしょうか?ハンザワはキャンペーンは成功して、マクドナルドで働く主婦のアルバイトは増えると予想します。理由は下記2点です。
理由① 主婦は時間の融通が効くことを重視する
主婦は家事や育児に大きく時間を費やすため「時間の融通が効くか」は働きに出るうえで重視するポイントです。マクドナルドは他のアルバイト先と比べてシフトの融通がききます。(店舗によるかも知れませんが)。今回のキャンペーンは働きやすさを全面に押し出すことで主婦バイトを確保しようという狙いであり、主婦のニーズにマッチしていると考えます。
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理由② 主婦は低い時給のアルバイトでも受け入れやすい
働くことにブランクのある主婦は現在の収入がゼロのため、低い時給のアルバイトでも受け入れやすいと考えます。また、学生と違って家事や育児などアルバイト以外でのストレスが多いため「大変だが時給が高いバイト」よりも「働きやすいが時給が低いバイト」を選ぶ傾向にあると考えます。
労働力不足=低賃金で働いてくれる人の不足
以前は低賃金のアルバイトの代名詞であった学生が、少子化の影響で集まりにくくなっているため「労働力不足」が起こっているのでしょう。時給を高くすれば人は集まるのでしょうが、時給アップは会社のコスト増に直結するため、なかなか行われません。会社の言う「労働力不足」は「低賃金で働いてくれる人の不足」を意味しているのかも知れません。
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最後に
今回のマクドナルドの主婦アルバイト採用強化のキャンペーンは、キャンペーンをすることで「マクドナルドのバイト=若者」という固定観念がある人の意識を変える、上手い戦略であると感じました。少子高齢化で日本の労働力が減少していく中、労働力の奪い合いが今後ますます本格化していくのかも知れません。
それでは!