あなたには、何歳になっても交友関係を深めていける人はいますでしょうか。
SNSが浸透した今、なかなか「会って話をするためだけに会う」ことは減ってきましたように感じます。
それでもやはり、直接会ったほうがいいのです。
会うために会いに行く人
友人とは何か、といった話です。前回の記事の続きにあたります。
詳細は最後に。
デジタルとアナログ
時代は、またたく間に変わっていきます。
わたしが大学生になったばかりの頃は、ガラケーを持っている人たちばかりでした。それが1年経つと、携帯電話はスマートフォンが主流に。さらに1年経った頃には、着メロやキャリアメールは時代遅れとなり、ストリーミングやLINEに取ってかわりました。
「LINE?...あぁ、やってないよ」などと言うと、ビックリされることでしょう。
時代は、風のように変わりました。
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さて、こんな時代ですから、当然さまざまな変化が起こりました。その中でも、人間関係のカタチほど著しい変化はないかもしれません。
TwitterやFacebookなど、つねに誰かと連絡ができるようになりました。手紙はおろか、電話もしない。メッセージを送れば、それを読んだかどうかもわかります。
そんなふうにして、人と直接会う必要がなくなってきました。会わなくても、今どこで何をやっているのか、だいたいわかりますからね。
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わたしも例にもれず、そういったSNSの利用者の1人です。ところが、先日会った大学生の友人(Tくん)は、例外でした。
LINEこそやっているものの、その他のSNSはまるっきりやっていないようなのです。
彼いわく、理由は単純で、「面倒くさい」のだそう。
まぁたしかに、わたしも始める前は面倒くさかった気がします。Twitterを始める際は、「つぶやく?何を??」でしたから(笑)。
友人Tくんとは、LINEですら1年に1回くらいしかやり取りしません。だから、彼の日常はまるでわからないのです。
考えてみれば、それはとても普通なことです。普通は、みな何をしているのか、知らないのです。
ここに、今日のヒントがありました。
何歳になっても交友関係を深めていける人
何歳になっても交友関係を深めていける人。
それはいったいどんな人なのでしょうか。以下で例をあげましょう。
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例えば、Twitterで今もつながっている、大学で仲の良かった別の友人はどうでしょうか。複数人いるのですが、これがもう全員、卒業してから全く会っていないのです。
友人だとは思っていますが、直接会いたいとは思わないんです。
理由?だって、知っているんですもの。
仕事のグチから趣味、休日の過ごし方。もちろん、恋人の有無まで…(笑)。
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仮にもし、彼らとの間に共通の趣味があったりしたら、また話は変わってくると思います。
とはいえ、SNS上の人と、近況を話し合うためだけに会うことは、もうめっきり減りました。
何歳になっても交友関係を深めていける人とは、どんな人なのでしょう。
やっぱり人である以上、直接会って話すほうが一番良いはずです。根拠はありません。ただ、そう感じます。
コミュニケーションとは何でしょう。
それは単に、情報のやり取りだけではありません。一緒に笑いあったり、一緒にダラダラしたり。そういった共通の空間・時間こそが、コミュニケーションの本当の価値だと思います。
わたしのこたえ
さて、結論です。
会うため。それだけのために会える人。
これが、わたしにとっての「何歳になっても交友関係を深めていける人」です。
- 「〇〇をするから一緒に会おう」
- 「〇〇に行くから一緒に行く?」
こういった、会話以外の別の会う目的がある場合は、ちょっと違います。
「その目的のために会う」という構造は、わたしの重視する「会うためだけに会う」とは似て非なるものです。
〜あとがき〜
冒頭でこんな話をしました。
『SNSが浸透した今、なかなか「会って話をするためだけに会う」ことは減ってきましたね』
ふと思うと、これは間違いかもしれません。
SNSでより多くの人と接することができます。すると、自然に「会ってみたい」と感じることもあるでしょう。
会うために会いに行く人は、減るどころかむしろ、増えているのかもしれません。良いことです。
♢
- 何歳になっても交友関係を深めていける人
- 会うために会いに行く人
あなたにとって、それはどんな人でしょうか。
この機会にぜひ、考えてみてください(*^^*)
ではでは。
▽先週会った、大学生の頃の友人Tくんの話