LG V30はLGにおいて「G」シリーズと並ぶフラッグシップのVシリーズの最新モデルです。どちらかというとVシリーズのほうがより性能が高く、いわゆるプレミアムモデルに相当し、LG V30も非常にハイスペックとなっています。

まずLG G6と同じ縦長ディスプレイになりましたが、LG G6が液晶だったのに対し、LG V30はライバルのサムスン電子製「Galaxy S8」や「Galaxy S8+」、「Galaxy Note8」と同じように有機ELとなり、画面の左右両端がラウンドしてほぼ全画面のように見えるフルビジョンディスプレイデザインとなりました。

画面サイズは6インチと、LG G6の5.7インチよりも大きいものの、Galaxy S8+の6.2インチやGalaxy Note8の6.3インチよりは小さく、解像度もGalaxy S8・S8+・Note8の1440×2960ドットよりも縦に80ドット少ない1440×2880ドットとなっています。一方、色温度は7500Kと





外観はディスプレイを覆う前面だけでなく、背面も強化ガラス「Corning Gorilla Glass 5」を採用し、本体側面のエッジも滑らかにカーブして手のフィット感も良く、背面は光沢がある質感になっています。また防水・防塵だけでなく、耐衝撃性能にも対応し、耐久性と引張強度を高める機構として金属フレームで建造物の端を結合する建築において使われる手法「H形鋼構造」を採用しました。

本体色はAurora Black（オーロラブラック）およびCloud Silver（クラウドシルバー）、Moroccan Blue（モロッカンブルー）、Lavender Violet（ラベンダーバイオレット）の4色展開で、サイズは約151.7×75.4×7.3mm、質量は約158g。また性能を最大限に引き出すためにヒートパイプと冷却パッドを内蔵することで、内部の熱を素早く放熱することができるようになっているとのこと。









主な仕様は64bit対応のQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 835（MSM8998）」および4GB LPDDR4x内蔵メモリー（RAM）、microSDカードスロット（最大2TBまで）、USB Type-C 2.0（USB 3.1互換）、NFC、IEEE802.11a／b／g／n／ac準拠の無線LAN（Wi-Fi）、Bluetooth 5.0 BLE、Android 7.1.2（開発コード名：Nougat）、UX 6.0+、Daydreamなど。

電池容量は3300mAhバッテリー（取外不可）で、急速充電「Quick Charge 3.0」やワイヤレス充電にも対応。背面にはデュアルカメラのほか、指紋センサーも搭載されており、生体認証は他に音声認識や顔認識に対応。音声認識は「Google アシスタント」に対応し、Google Homeを使えば、洗濯機やドライヤー、冷蔵庫、空気清浄機、オーブン、エアコン、ロボット掃除機などの一部のLG家電とGoogle アシスタントで連動します。


デュアルカメラはこれまでの標準レンズと広角レンズという構成を継承しつつ、レンズの明るさなどを強化し、標準レンズのメインカメラが画角71°でF1.6レンズと約1600万画素センサー、ワイドアングル撮影に対応した広角レンズのサブカメラが画角120°でF1.9の約1300万画素センサーとなっています。

メインの標準レンズのほうは光学式手ブレ補正（OIS）や電子動体ブレ補正（EIS）、レーザー検知オートフォーカスとフェーズ検知オートフォーカスを統合したハイブリッドオートフォーカスに対応。またデュアルカメラのモジュールはLG V20と比べて小型になっており、背面のでっぱりは小さくなってより平面に近づいたデザインとなっています。



カメラ機能では「CINE EFFECT」やポイントズーム機能によって新しい「CINE VIDEO MODE」を使えば、誰でもプロのような動画制作を行うことができ、多くの映画作品にある色調で強調された高品質動画を撮ることが可能。また通常のカメラではフレームの中央でのズームインのみですが、ポイントズーム機能によってズームスライダーを使用することでフレーム内の被写体の位置に関わらず、任意の被写体上でスムーズにズームインすることができます。

またCINE EFFECTではロマンチックコメディ、夏の超大作、ミステリー、スリラー、クラシック映画などといったプリセットされた15のパレットから映画のような色彩効果を選べます。さらに「LG-Cine Log」ではより柔軟な動画撮影が可能で、幅広いダイナミックレンジと色域を残す機能により、画像の詳細な情報を、より正確に保存するできます。

その他、ポストプロダクションでユーザーが望むログガンマ曲線での動画録画にも柔軟に対応し、写真撮影においてもマニュアルモードで使える「Graphy」機能が追加され、プリセットされた画像を選択してシャッターを押すだけで、クオリティーの高い写真を撮影できます。GraphyのWebサイトやアプリから画像を選択し、ホワイトバランスやシャッタースピード、ISO感度などの設定を適用することも可能。フロントカメラは画角90°でF2.2のレンズと約500万画素センサーを搭載。



音響面ではHi-Fi Quad DACやB&O PLAYによるサウンドチューニングに加え、新たにスマホで初めてMQA（Master Quality Authenticated）技術に対応し、ハイレゾのオーディオファイルのストリーミングが可能になりました。MQAはオリジナルのスタジオマスター音をキャプチャーして小さなファイルに折りたたみ、ハイレゾのオーディオをストリーミングしやすくする技術。また録音能力も向上し、穏やかなチャイム音から響きわたるドラムまで広域の音声を捉えるとしています。

一方、LG V20シリーズに搭載されていたセカンドディスプレイは非搭載となり、有機ELの特性を活かした常時点灯機能「Always on Display （AOD）」とフローティングバーへと進化し、ディスプレイがオフの状態でもセカンドスクリーンに替わってAODによって画面を点けることなくクイックツールや音楽プレーヤーにすぐにアクセスできるようになっています。

またオプションの半透明のフローティングバーをカスタマイズすることで最大5つのアプリを表示でき、よく使うアプリに簡単にアクセスできるほか、フローティングバーが必要ない場合はサイドにドラッグして消すことができるため、画面のスペースを取ることもないということです。




動画リンク：https://youtu.be/psjPMLmqZAc


動画リンク：https://youtu.be/r8raNCyMAeY


動画リンク：https://youtu.be/AHGIBaLuENM


動画リンク：https://youtu.be/0e_iIp-8m_w


動画リンク：https://youtu.be/jj_0NELLGE0


動画リンク：https://youtu.be/S9ZHLop_gzQ



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