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富山

光瑶の華麗花鳥画 クリアファイルに 没後70年で福光美術館

石崎光瑶の代表作「燦雨」(左)と「筧」(右)を題材にした記念クリアファイル=富山県南砺市福光美術館で

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 富山県南砺市福光美術館は、同市福光地域出身の日本画家で華麗な花鳥画で知られる石崎光瑶(こうよう)(一八八四~一九四七年)の没後七十年を記念したオリジナルクリアファイルを作製した。館内のショップで販売している。

 色鮮やかな花の間を飛び交うインコを描いた一九一九(大正八)年の帝展特選作「燦雨(さんう)」と、ウノハナと白ユリの奥で羽を休めるつがいのツバメを描いた一四年の作品「筧(かけい)」をそれぞれ題材にした二種類を用意。一枚三百円(税込み)で、五百枚ずつ作製した。

 同館職員は「お土産にもおすすめ。光瑶の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話している。

 二十三日から十月二十二日に石川県立美術館で開かれる企画展「燦(きら)めきの日本画 石崎光瑶と京都の画家たち」に合わせて、同館でも販売する予定。

  (渡辺健太)

 

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