NECがリチウムイオン電池事業から撤退すると、日本経済新聞が8月3日に報じた。ITmedia NEWS編集部の取材に対し、NEC広報部は「さまざまな可能性は検討しているが、決まったことはない」としている。
日経新聞(電子版)によれば、NECは電池の納入先をほぼ日産自動車に限っているが、日産が調達先を広げる方針に変更したため、投資負担の意味が薄らいでいると判断したという。電極製造子会社のNECエナジーデバイスを、中国の投資ファンドGSRグループに売却することで最終調整に入ったと伝えている。
NECエナジーデバイスは、主に日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」「フーガ」の車載電池向けに電極を製造している。
また、日産がGSRと売却交渉を進めているという電池製造子会社オートモーティブエナジーサプライ(AESC)についても、NECが持ち株売却に大筋で同意したと、日経新聞は報じている。AESCは日産が51%、NECグループが49%出資している。
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