健康診断で
尿酸値8.7mg/dl
という値を弾き出した管理人です、どうも。
いや、怖いよ、痛風怖い!
もっと怖いのは腎不全など病状が進行した時の重篤疾患だよ!
ご存知、尿酸値が高いまま生活していると、痛風を発症することがあります。白血球が尿酸の結晶を取り込んで崩壊する際に炎症が起きることが原因で、足の関節に好発する激痛です。
さらに放置すると再び痛風発作(痛みや期間が増強される場合あり)が起きるほか、痛風結節といって尿酸の結晶が結節化して表皮にボコっと現れます。
さらにさらに放置すると、種々の合併症(腎臓障害や尿路結石、虚血性心筋症や脳出血など)を発症するリスクが高まる恐ろしい異常状態、それが高尿酸血症です。
つまり今の管理人の状態ですと、いつ痛風発作が起きてもおかしくない状況ということ。うーん、これは不摂生の極みとしか言いようがありません。こんな自分がふがいない。まだまだやるべき責務を残したまま、病魔に甘んじている場合ではありません。ここは断固として尿酸値と戦わなくてはならない。これは聖戦です。
というわけで、痛風や高尿酸血症をわかりやすく解説した本を一冊読みました。僕と同じ状況に陥っている人の生活習慣改善の一助になればと思い、記しておきたい。
スポンサーリンク
痛風・高尿酸血症
異常値
日本痛風・核酸代謝学会では
尿酸値が7.0mg/dlを越えると高尿酸血症である
と定義しています。
8.7はぶっちぎりですね。
じゃあこの異常値はどこらへんに属しているのかというと、管理人は自覚症状や合併症のない「無症候性高尿酸血症」なので
尿酸値が9.0未満で合併症なし 生活指導を受けながら様子見
尿酸値が9.0以上で合併症なし 生活指導+薬物療法考慮
ってな具合です。病院に行ったら生活指導を受けることになりそう。
※合併症 腎臓障害、尿路結石、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、メタボリックシンドローム、虚血性心疾患、脳卒中など
健康診断で尿酸値以外の検査結果は、BMIを除きすべて正常。BMIもあと1kg減れば正常値です。なぜに尿酸値がこんなに高いの(涙)
3つのタイプがある
- 尿酸排泄低下型
- 尿酸産生過剰型
- 混合型
病院で検査すると判明。型ごとに治療方針を決めるようです。
排泄低下型だと腎臓障害も疑われるので、病院に行って型を確認したほうが良いかもしれないですね。生活改善だけで治るものなら治したい!
尿酸値が高くなる原因
以下「尿酸産生過剰型」の場合
- 高エネルギーの食事による肥満
- プリン体を多く含む食品の過剰摂取
- アルコール類の飲みすぎ
- 激しい運動
などが原因となります。
3が怪しい(-_-;)これは後ほど検証します。
痛風・高尿酸血症になりやすい食生活
いくつ付くかチェックしてみて。
- 朝食は食べたり食べなかったり
- 昼食や夕食は店屋物
- 夜食を食べる
- 間食したり食後のスイーツが習慣
- 脂っこいものをよく食べる
- レバーやモツをよく食べる
- 野菜を食べる量が少ない
- 毎晩、晩酌
- ジュース類をよく飲む
- いつもお腹いっぱい食べる
- 早食い
1個以下:痛風・高尿酸血症になる可能性は今のところ低い
2~5個:可能性は高くないけど、このままでは発症しちゃうかも
6個以上:可能性大
あくまでも目安ですけどね。
管理人は5個(青文字がHIT☆)でしたよ、でも高尿酸血症( ノД`)シクシク…
痛風・高尿酸血症になりやすい運動習慣
これも要チェック!
- 通勤や仕事であまり歩かない
- 階段よりもエレベーターやエスカレーターで楽ちん
- デスクワークがメインです
- 少し走ると息切れするんだよね
- 出不精だし休日も家に籠りがちなのさ
- 買い物はいつも車で余裕
- 運動嫌い
- 突然思い出したように激しい運動しちゃう
- たまに登山などすると数日は筋肉痛でのたうつ
- 30代以降になってちょっと腹が・・・
2個以下:運動が習慣になってGOOD
3~5個:運動不足気味
6個以上:運動しなさすぎ!
管理人はなんと0!
運動に関しては問題無さそうなんですけどねぇ。
痛風・高尿酸血症になりやすい性格
・・・性格!?
性格も関係してんのか(;゚Д゚)
とりあえずチェックだ!
- 機敏でせっかち、常に時間に追われるように動く
- 自分にも他人にも厳しくて攻撃的な面も
- 完璧主義、結果に不備があるとフラストレーション
これは〇個該当でどうこうってのはありません。管理人は1個とちょろっとHIT。せっかちで何かに追われてて自分に厳しいタイプです。
なんだろう、ストレスをためやすいのが尿酸値を上げるってことなのでしょうかねぇ。尿酸値を下げるための重要なポイントの一つとして、ストレスをため過ぎないってのがありますからね。
女性の発症は少ない
痛風・高尿酸血症は、男女での比率をみると男性が98%を超えており、圧倒的に男性に多い病気です。
女性ホルモンのエストロゲンが関係しているそうです。ですが、55歳頃に閉経してからは、尿酸値が高くなる傾向あり。
参考書籍紹介
「痛風って、風が吹いても痛いって意味じゃないんだよ」から端を発して、生理学的・解剖学的にどのようにして痛風が起こるのか、尿酸値が高くなるとはどういうことか、その予防策やなってからの治療法を生活指導から精神的なものの助言、薬物療法まで非常にわかりやすく説明しているのがこの一冊です。ここまでも、これから記す生活改善の計画でも随所にわたり書籍内容を参考にさせていただきました。管理人のような門外漢でも、この一冊を読めば痛風・高尿酸血症についての知識が深まったわけですからね。みなさんにもおすすめです。
さて、もう少々お付き合いください。
スポンサーリンク
なんで尿酸値8.7mg/dlになったのさ?
運動面はクリアしてる。
コレステロールも血圧も大丈夫。
BMIは25で肥満だけど、あと少しで標準ライン。
なんでこんなに高くなる??
考えられる要因は以下の4つ!
- 高カロリー・脂っぽいものを食べ過ぎた
- 塩分を取り過ぎた
- 酒を飲み過ぎた
- 遺伝
準に見ていきます。
1については、晩酌時にオツマミやら唐揚げやら、高カロリーや脂っこい物を食べすぎたかなと。しかも、ほぼ毎晩です。いつぞやのクリスマス前後では油ものを食べすぎて膵炎になったほど、脂っこいものが大好き。おまけにオツマミも味の濃いものがお好みです。こりゃいかん。
2については、濃い味好きなんです。だもんで、ドレッシングをドパっとかけたり、みそ汁を濃い目にしたり。カレーもドロっとしたのが大好きときたものです。血圧はクリアしてますけど、なんかこれ、遠因になってそう。
さて、3ですね。
うーん。
原因は3で確定じゃない??
酒。記憶飛ぶほどべろんべろんになったりすることは無いのですけど、どうしても人より飲み過ぎちゃう。甲類焼酎は、進めば一晩で1リットルとか飲んでる。ちなみに、認めたくない事実だけど、甲類焼酎はこの量でカロリーが2,000㎉ほど。そりゃ、体重減らないわけですよね。ロードバイクで1日2,000㎉消費しても、同じだけ酒で補充しちゃってんだから。おまけにオツマミや油ものまで付随してるものだから、時にはカロリーオーバーにもなってるっちゅうこっちゃです。
ちなみに、4の遺伝ですが、母親から聴取してまいりました。
母:尿酸値高(大酒飲み)
父:痛風発症歴あり(酒飲み)
祖父:痛風発症歴あり(大酒のみ)
\デデーン/
遺伝でアウトー!
打つべき手段は、もう見えましたね。
これからの生活習慣改善策
酒を減らす
以上!!
もうこれしかない。
オツマミや油ものも、酒と一緒にお召しになっているわけですからね。酒を減らせば、連動してこれらも解決です。塩分まで解決。
遺伝はどうしようもない。人よりいっそう気を付けるしかなさそうです。
さて、具体的なプランですが、休日はノってる時は16時くらいからグビグビいくんですけど、これからは寝る1~2時間前の20時あたりで飲み始めようかなと。
「え、それ普通じゃ・・・」
ご名答。これは普通です。
管理人は、普通のおじさんに戻ります(昭和のアイドル的な)。
これを実行することにより、お酒の量は従来の1/3にまで減じることができます。ちなみに、これを書いている時間は21時なんですけど、なけなしの酒をチビチビやりながらやってます。オツマミは無し。食事は主食の玄米に味噌汁、サラダ、魚肉ソーセージ、プチトマトでした。なんという健康的な生活。いや、酒を止めろと言われればそれまでなんですけどね。こればっかりは、ちょっとした楽しみなんですよ。ストレス解消にはもってこい。遺伝要素も手伝って、大酒のみの家計ですから、血筋が騒いじゃうんですよね。酒は百害あって一利なし、そんなもの知ってるんです。でも、刺激のない人生なんて、何のために送ってるかわからないじゃないですか。だから、せめて量だけでも減らすっちゅうことです。
食生活も見直します。肉が最大の敵、ってわけじゃなさそうですよ。要は程度の問題なんです。内臓系(レバー)、特に鳥はプリン体がもりもりみたいです。筋子は意外とプリン体少ないって知ってました?
これからの食生活は、玄米に一汁を基本にして、主食と副菜と副副菜の5品を目指して自炊です。もちろん、オツマミはなし。油は適度に摂る。塩加減は今までよりも抑えて、徐々に慣れる。こんな感じでしょうか。
運動は今までどおり続けます。最初は1日100キロメートルをロードバイクで乗り回して、それが良くなかったんじゃないかとか勝手に解釈してましたけど、自分に合った強度の有酸素運動は悪さをするわけじゃなさそうですね。書籍ではウォーキングが痛風・高尿酸血症に最適な運動だと記してありましたので、ロードバイクが乗れなくなる時期には頑張ってお外を歩きたいです。
最後に
検査の異常値を見て、少しブルーになりました。
命根性が汚いってのもありますけど、30代で不摂生して病気になっている場合じゃないなと。自分にはまだ、色々な人への責任や恩返しが残っています。それを成さずして志半ばで激痛に見舞われている場合じゃないんです。
今できる最善策として、健康管理があります。そのために筋トレや運動は欠かさずに行ってきました。仕事にも、最近は精が出てガッツリ打ち込んでいます。しかし、自己管理がなされていないというこの現実は、重く受け止めるべきなのかなと。
良い機会です。健康診断って、すばらしい。症状がなくても、数値でしっかりと警鐘を鳴らしてくれるのですからね。これがなければ、今宵も大好きな焼酎をがぶ飲みして床につくところでした。これは、ターニングポイントかもしれません。加齢により色々な故障や病気が出てくるのは、不可避です。生老病死。しかし、自分で打つ手があるにもかかわらず、惰性でそれを看過して発症してしまったものについては、悔やんでも悔やみきれないものがあると思うんです。
数か月後に、血液検査を受けてきます。それで、異常値が改善され、「功を奏しました!」って大手を振って皆さんに報告できることを目指して。頑張ります。