財布やカバン、ジーパンやブルゾン、ワンピースの後ろなどに付いてる開け閉めするところを
「ファスナー」「チャック」「ジッパー」と呼ばれていますが、どの呼び方が正しいのでしょうか?
お店の方に聞いてみると、なんと、3種類とも正解だという話です。
では、なぜ3種類の呼び方があるのでしょうか?
実は、ファスナーと、ジッパーは、英語で、チャックは日本語なのです。
そして、最初に生まれたのは「ファスナー」。
1891年(明治24年)、ファスナーがアメリカで誕生。
アメリカの発明家、ホイットコム・ジャドソンが考えました。
開発して最初に付けた商品は、「靴」。
靴ひもを結んだりほどいたりするのが煩わしいと思い、靴ひもの部分をファスナーにしたのです。
ではなぜ、ファスナーという名前なのでしょうか?
「留める」「締める」という意味の「fasten」からきているそうです。
その後、アメリカで軍服にも採用されるようになりました。
その後、世界中に広まり、日本でも使われるようになりました。
次に生まれたのは「ジッパー」。
ファスナー誕生から30年後、1921年にアメリカの別の会社が、締める時の「ジー」という音から「ファスナー」を「ジッパー」という商品名で販売した。
その後、「靴」を中心に世界中に広まり、日本にもジッパーが入ってきたのです。
最後は「チャック」。
昭和2年、アメリカで発明されたファスナーを日本で製造するようになったのは、日本開閉器製作所だといわれている。
日本独自の名前を付けることになり、開け閉めが「巾着袋」に似ていることから、「チャック」と呼ぶようになったそうです。