今回の記事では大学生や専門学校生の方でクレジットカードの発行を考えている方に向けた記事です。
早い人であれば18歳からクレジットカードを発行して利用しているでしょう。
でも、クレジットカードは完全に満18歳以上しか発行できないカードなので、18歳になるまでは意識しないことがほとんどではないでしょうか。
「何か友達が使ってて便利そうだし…」というのがクレジットカードを発行するキッカケになることがほとんどです。
しかし
- 「クレジットカードって何か怖い…」
- 「複雑めんどくさいし、だったら現金生活でいい」
- 「色々書類がありすぎてどれを選べばいいかわからない…」
という人も多いはずです。
めんどくさくて先延ばしにしてしまいがちですが、結論からいうとクレジットカードは早めに発行して使い慣れておく方がいいです!
これからの時代は確実にカード社会になっていって、現金よりもカード主流の時代になってきます。というか、なっています。
レジでモタモタ小銭を財布の中から探す時代は既に終わり、カードでスマートにサッと会計を済ませる時代です!
めんどくさいと先延ばしにしてしまい、社会人になってから「クレジットカードってどうなんですか…?」と聞く方が若干恥ずかしいでしょう。
というのも、クレジットカードの発行枚数は日本だけで2億4千万枚です。
18歳以上の人しか発行できない、80歳以上の老人の所持率は低いと考えると、大学生でも2~3枚持っていても不思議ではありませんし、大抵の大人は3枚くらいカードを持っているのが普通です。
この記事では絶対に失敗しないクレジットカードの使い方と、選び方についてまとめているのでカード発行を考えている方は是非参考にしてください。
見出し一覧 [閉じる]
- 1.大学生におすすめのクレジットカードランキングベスト5
- 2.クレジットカードを発行するならどのブランドがおすすめ?
- 3.大学生は学生限定クレジットカードしか発行できない?学生限定カード以外の申し込みってできる?
- 4.クレジットカードが怖いと噂される理由
- 5.大学生のうちにクレジットカードを発行しておくべき理由
- 6.クレジットカードを発行すれば毎月どれぐらいの金額が使えるようになる?利用限度額について
- 7.後で絶対に後悔しないクレジットカードの選び方
- 8.大学生でも2枚以上クレジットカード発行できる?クレジットカードを複数発行するメリット
- 9.アルバイトしてなくても学生カードの発行ってできる?
- 10.デビットカードとクレジットカードはどう違うのか?
- まとめ
1.大学生におすすめのクレジットカードランキングベスト5
1位:三井住友VISAデビュープラスカード
カードの特徴 | |
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年会費 | 初年度年会費無料 2年目以降1250円+消費税 年1回以上の利用で翌年度以降も年会費無料 |
ポイント還元率 | 1%~1.15% |
国際ブランド | VISA |
海外旅行損害保険 | なし |
「三井住友VISAカード!」というテレビCMは誰もが一度はみたことがあるのではないでしょうか?
三井住友VISAデビュープラスカードは三井住友VISAカードの学生カードです。
三井住友VISAカード自体が銀行系なので、知名度、セキュリティ、加盟店どれをとっても文句なしのスタンダードなカードです。
メリット1:入会から3ヶ月間はポイント5倍
一般的なクレジットカードのポイントは利用金額に対して0.5%~1%(還元率といいます)付くのが一般的です。
つまり、100円で0.5~1円分のポイントが付く計算ですが、三井住友VISAデビュープラスカードは入会から3ヶ月間はポイントが通常の5倍!
三井住友VISAカードの通常還元率が0.5%なので、5倍の場合は2.5%です。(100円で2.5円)
小額で見ると少なく感じますが、還元率2.5%はクレジットカード業界ではかなり高い還元率です!
例えば
- 新生活の引越しや家具の購入で出費が多くなる時期
- 夏休み冬休みなどの旅行、イベントの時期
- 年末年始などのショッピングが増える時期
などに合わせて発行し、3ヶ月で10万円分の利用をしたとすると、2,500円分のポイントが付与されます。
2,500円あれば、コンビニのコーヒーが1ヶ月程度はタダで飲める計算になります!
これは三井住友VISAカードの数あるカードの中でも突出した還元率で、学生ならではのメリットです!
メリット2:通常のカード利用でも還元率が2倍!リボ払いだと3倍!
三井住友VISAデビュープラスカードのポイント還元率は他の三井住友VISAカードの2倍です。
つまり、還元率が常に1%(100円で1ポイント)です。
この還元率に加えて、三井住友VISAカードが独自に展開している「ポイントUPモール」というサービスを利用すれば、さらに3倍〜21倍の還元率でポイントを獲得することができます!
超大手ネットショッピングAmazonや楽天市場を始め、旅行からグルメまで生活のすべてが網羅できるサイトの利用でポイントを爆発的に貯めて行くことができます!
クレジットカードを利用したことがない人で、ポイントを貯める練習をするのに最適なカードです。
また、余談ですが、「リボ払い」という利用金額を分割して支払う方法にするとポイントが3倍になります。しかし、リボ払いは手数料が発生するので無視でOKです。
メリット3:ショッピング保険が付帯している!
カードで商品を購入した日から90日間、破損・盗難にあった場合自己負担3,000円で補償してくれるサービスが自動で付帯しています!
しかも年間100万円までなので、学生にとっては十分すぎる補償でしょう。
- 「欲しかった時計を買ったけど壊れた…」
- 「高いギターを奮発して買ったのに壊れた…」
- 「ネットショッピングで思い切って買ったブランド品が壊れてた…」
など、学生にとって思い切って購入したモノが壊れた時のショックはかなり大きいでしょう。
そんな時にショッピング保険があると安心して買い物をすることができます。
その他のメリット
三井住友VISAカードのメリットは書き出すとキリがないですが、まずVISAカード自体が世界中どこでも利用できるカードというメリットがあります。
そして、もう1つ大きなメリットとして見逃せないのが「ゴールドカードへの自動ランクアップができる」というメリットです!
普通ゴールドカードは厳しい審査を通過して持つことができるカードで、カードの支払い実績、年収、職業、勤続年数などが審査対象となります。
ですが、三井住友VISAデビュープラスカードを所持した状態で26歳になると、自動的に『三井住友VISAプライムゴールドカード』に昇格することができます。
サービスの一例として
- 空港ラウンジの無料利用
- 持っているだけで良い、充実の旅行保険
- 専用のサポートデスク
など、1枚で世界中のどこでも飛び回れるカードを自動的に持つことができます!
三井住友VISAデビュープラスカードは
- 利便性
- デザイン性
- 将来性
どれをとっても文句なしのカードなので、1枚は持っておきたいカードの1つです。
年会費はかかるが、簡単に無料にできる
学生にとってネックなのが、年会費が発生することでしょう。
初年度の年会費は無料ですが、2年目から1,250円+消費税が発生します。しかし、年1回でもクレジットカードを利用すれば無料にできるので、実質年会費無料と考えて良いでしょう。
コンビニでガム10円の買い物でも、飲み物100円分での買い物でも年会費が無料になるので、心配する必要はありません。
2位:楽天カード
カードの特徴 | |
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年会費 | 永久無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | VISA,Master,JCB |
海外旅行損害保険 | 利用付帯:最高2,000万円 |
楽天カードもクレジットカードを作ったことがない人でも知っているくらい知名度の高いカードの1つ。
VISA、Master、JCBという3つのカードブランドに対応しているため、好きなブランドを選ぶことができます。
常に入会キャンペーンで高ポイントのプレゼントを行なっているため、学生にも人気の高いカードです。
ちなみに2017年8月現在は、入会キャンペーンで最大8,000ポイント(8,000円相当)が貰えます。
メリット1:年会費は永久に無料!
三井住友VISAカードとは違い、もともとのポイント還元率が1%(100円で1ポイント)になっています。
また、VISA、Master、JCBのブランドの中から好きなカードが選べたりする中で、年会費が永久に無料というのは学生にとって魅力的でしょう。
特に「発行しようかどうか迷っている」という方にとっては何のコストも発生しないので、クレジットカード初心者には最適のカードでしょう。
入会キャンペーンで最大8,000ポイント貰えるので、むしろ発行するとタダで得します。
メリット2:楽天市場での利用はポイント4倍!
有名な大手ネットショップ「楽天市場」でカード支払いにするとポイントが4倍、つまり4%(100円で4ポイント)付与されます!
楽天市場にはファッション、電化製品、食品、美容品といった生活の全てが揃うジャンルから、大手ネットショップ「Amazon」にはない旅行、保険、中古車査定といったレアなジャンルまで用意されています。
また、定期的にポイントUPセールを行なっているのでポイントがザクザク貯まっていきます!
今まで普通に利用していたネットショッピングが、ポイントの貯まるショッピングになるので、楽天カードは学生にも人気なのです。
メリット3:無料カードなのに海外旅行保険付帯!
「年会費のかかるクレジットカードと、年会費無料のクレジットカードって何が違うの?」というと、そのほとんどが旅行保険の有無です。
例えば、「ポイントが沢山つきます!」と言っても、ポイントが付くのはカードを利用した後の話で、ポイントの付与率は数円単位です。
ですので、「使ってくれればポイント分くらいはサービスします!」というのは理解できます。
しかし、旅行保険は額が違います!一回の利用で数百万円かかる可能性があるので、大抵の場合は、旅行保険が発生するカードはそれなりの年会費が発生します。
ですが、楽天カードでは年会費無料にも関わらず、下記の補償を受けることができます。
補償項目 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 |
救援者費用 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品損害 | 20万円 (自己負担3,000円) |
保険は旅行の交通費などをカードで支払うと適用対象になります。
ですので、
- 友達との海外旅行
- 留学の際の保険
- 家族との海外旅行
などの際には、楽天カードの保険が活躍します。
日本にいるとイメージできないかもしれませんが、海外の医療費は日本の医療費とは比べ物にならないくらい高額です!
水あたりや骨折などで数日間入院するだけで300万円〜500万円の医療費が発生することもあります。
「海外旅行にいくなら絶対に保険だけはかけておけ」と言われる理由はそのためです。
ですので、任意の保険と合わせて楽天カードの保険があると安心して旅を楽しむことができ、特にVISAカードやMasterカードのブランドを選んでおけば、海外のお店ではほぼカード払いでショッピングをすることができます。
楽天カードの将来性
楽天カードは細かいカードを抜きにすると
- 楽天カード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
- 楽天ブラックカード
という風に段階的にカードのグレードを上げて行くことができます。
最高レベルの「楽天ブラックカード」は年会費30,000円のカードで
- 空港ラウンジの無料利用
- 最高1億円の国内・海外旅行保険
- 専用サポートデスク
- ブラックカード会員限定のポイントUPサービス
などのサービスを受けることができます。
将来的にグレードの高いカードを目指している人にもオススメで、まずは学生の内に「楽天カード」を発行して支払い実績を積んでおくと後々グレードの高いカードへの招待状が来たりします。
3位:ライフカード
カードの特徴 | |
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年会費 | 永久無料 |
ポイント還元率 | 0.5%+α |
国際ブランド | VISA,Master,JCB |
海外旅行損害保険 | なし |
ライフカードは単刀直入にいうと、ポイントを貯めたい人の為のカードです!
しかし2017年7月にポイントサービスが大改悪!各方面から大バッシングを受けたカードの1つでもあります。
ですが、もともと年会費無料なので、気にしない人にとっては依然としては発行しやすく親しみやすいカードです。
メリット1:L-mallでポイント2~25倍!
ライフカードも三井住友VISAカードと同様に大手ネットショップと提携してポイントがザクザク貯まるサービスを展開しています!
有名で便利なネットショップが揃っており、ポイントが最大25倍という驚異的な倍率で付くので、ネットショップを頻繁に利用する方には嬉しいサービスです。
ただし、もともとのポイント還元率が0.5%と楽天カードなどに比べて低くなってるのがデメリット。
ポイント2倍だとしても、楽天カードの通常利用の1%と同等のレベルにしかならないのが玉にキズです。
ですが、年会費無料で、利用できるショップのジャンルの幅も広いので許容範囲でしょう。
メリット2:誕生月の利用はポイント3倍
2017年7月までは誕生月はポイント5倍で、クレジットカードの中ではトップクラスのメリットを誇るカードでした。
現在では3倍まで落ちてしまい、0.5%の3倍、1.5%の還元率なので爆発力はなくなってしまいました。
しかし、ライフカードは「○○店で利用すればポイント3倍!」などという縛りがないので、非常に使い勝手がよく、例えば
- ケータイ代
- 家賃
- 光熱費
といった固定費を支払ってもポイントボーナスの範囲内であるのが嬉しい点です。
使う、使わないにしても、1枚発行しておき、財布の中に入れておきたいカードの1つです。
メリット3:誕生月ボーナス以外もボーナスプログラムが豊富
「ライフカードはポイントを貯めるためのカード」とご紹介した通り、他のクレジットカードに比べてポイントボーナスプログラムが豊富に用意されています。
- ①入会キャンペーンボーナス
- ②スペシャルボーナスポイント
- ③ステージ制プログラム
の3つがあります。
①入会キャンペーンボーナス
現在入会キャンペーンでは最大10,000円分のポイントが貰えるサービスを行なっています。
400ポイント(2,000円相当)まではカードを発行するだけで貰えるので、実質誰でも貰えるポイントです。
それに加えてカードの利用回数や利用額に応じて随時ポイントが加算されていき、全て獲得すると最大で2,000ポイント(10,000円相当)を獲得することができます。
②スペシャルボーナスポイント
年間の利用額が50万円以上になると、カードの支払いで得られるポイントとは別にボーナスポイントとして300ポイント(1,500円相当)が貰えます。
③ステージ制プログラム
年間の利用額に応じて、翌年度のポイント還元率が変化する制度です。
前年の年間利用額 | ポイント (還元率) |
50万円以下 | 0.50%(通常通り) |
50万円以上 | 0.75% |
100万円以上 | 0.90% |
200万円以上 | 1.00% |
利用額に応じてポイント還元率があがる制度は嬉しいものの、年間200万円の利用をしたとしても、楽天カードの通常ポイントとやっと並ぶという感じなので、「おまけ」程度に考えておく方がいいでしょう。
しかし、L-mallでは上がった還元率にプラスされて、ショップごとのポイントが加算されるので、使い方次第では高還元率カードとして利用することも可能です。
ライフカードは学生に向いているカード!
2017年7月の改悪でイマイチなカードになってしまいましたが、年会費無料でポイント制度が充実しているので、クレジットカードを発行したことがない、初めてクレジットカードを利用する人には丁度いい難易度のカードです。
国際ブランドもVISA、Master、JCBと世界中で利用できる有名なカードブランドと提携しているので、「ライフカードを発行したけど、提携店が少なくて使えない!」ということはまず有り得ないでしょう。
4位:セゾンカードインターナショナル
カードの特徴 | |
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年会費 | 永久無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA,Master,JCB |
海外旅行損害保険 | なし |
セゾンカードは1〜3位までのカードとは違い、「使う店舗によってお得になるカード」です!
また、年会費無料な上に、ポイントの有効期間も無期限なので、まさに「使いたい時に使えるカード」として活躍します。
メリット1:最短即日でのカード発行!
セゾンカードインターナショナルでは即日発行に対応しており、インターネットから申し込み、店舗で受けとるという手順で最短即日発行が可能なカードです。
受け取り場所は全国の下記の店舗で受けとることができます。
- ららぽーと
- アミュプラザ
- パルコ
- セゾンカードデスク
年会費無料、ポイント有効期限無期限、即日発行可能の3冠王で、「好きな時に発行できて、好きな時に使えるカード」として親しまれています。
メリット2:毎月5日と20日、西友/リヴィン/サニーでのカード利用で5%割引!
SEIYU、リヴィン、サニーという全国にある24時間スーパーで毎月5日と20日にカードで買い物すると、5%の割引がされます。
スーパーの買い物なので大した額ではありませんが、人生を長い目で見て合計金額で考えるとスーパーでの出費が一番多いのではないでしょうか。
利用回数で言えば確実に人生で一番多いのは食品を購入するスーパーでしょう。
利用回数が増えれば増えるほどお得なサービスです。
メリット3:イトーヨーカードー・セブンイレブンでポイント3倍!
セゾンカードインターナショナルが学生にとってメリットがある最大の理由としてイトーヨーカドー・セブンイレブンでポイント3倍という特典があります!
学生であればスーパーでの買い物と同じくらい利用するのがコンビニではないでしょうか?
例えば、一日の昼食500円をコンビニで利用したとして、1ヶ月で約15,000円、1年間で180,000円です。クレジットカード支払いにしておくと、ポイント3倍付けで還元率1.5%、自動的に2,700円分のポイントが貯まる計算になります。
2,700円あればコンビニのコーヒーが1ヶ月無料で飲める計算ですね。
小銭も必要なく、カードでサッと会計できてさらにポイントも貯まり、財布いらず。
電子マネーやカード決済がどんどん進行する日本で、学生がカード払いの練習をするのにうってつけのカードと言えます!
セゾンカードインターナショナルはスーパー・コンビニを利用する人に便利!
1〜3位までのカードは
- 「ネットショップで便利!」
- 「ポイントボーナスが豊富!」
- 「旅行保険が付帯!」
などのカードでしたが、セゾンカードインターナショナルを一言で表すのであれば「スーパー・コンビニでお得!」というカードです。
大学に通学する際にセゾンカードを1枚ポケットに入れておけば、昼食や夕食の買い物はカードで払えばOKです。
幅広く使えるメインカードとは別に、セゾンカードインターナショナルは「スーパー・コンビニでの買い物用」として1枚持っておくと便利です!
5位:ビュースイカカード
カードの特徴 | |
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年会費 | 477円+消費税 |
ポイント還元率 | 0.5%+α |
国際ブランド | VISA,Master,JCB |
海外旅行損害保険 | 利用付帯:最高500万円 |
ビュースイカカードはクレジットカードとSuicaが一体となったカードです。ビュースイカカードは交通系のクレジットカードで、通学に定期券などを利用する人にとってメリットの多いカードです。
メリット1:Suica定期券、Suicaオートチャージ機能付き!
ビュースイカカードは定期券とSuicaとクレジットカードの3枚のカードを1枚のカードで利用できる優れものです!
- 「駅では定期券を出して…」
- 「コンビニではSuicaを出して…」
- 「カフェではクレジットカードを出して…」
などと迷う必要はありません。全てがビュースイカカードで1枚で完結してしまいます。
しかもSuicaに関しては設定をしていれば、残高が少なくなってきたらオートチャージするサービスもあり、利用分もクレジットカード払いなので自動で銀行口座から引き落とされます。
全ての手間が自動で済むという、近代のシステムを最大限に活かしたカードです。
「定期券が切れてたら勝手にSuicaで支払われるの…?」という心配があると思います。
JRはSuicaでも乗車できるので当然の心配だと思いますが、定期券の有効期限が切れていた場合にもSuicaが反応しないように設定できます!
つまり、カードは三位一体ですが、ちゃんと自分でコントロールできるような設定ができるということです!
メリット2:JR東日本での利用で通常の3倍(還元率1.5%)
JRでの切符・定期券・Suicaのオートチャージでポイントが3倍貯まります!
その他にも下記のサービス利用でポイントが3倍貯まります。
・乗車券、特急券、回数券、特別企画乗車券
・携帯電話等による「えきねっと」からのライナー券予約
・定期券、Suica定期券
・Suicaグリーン券、Suicaカード
・ビューカードによるSuica入金(チャージ)、オートチャージ
・モバイルSuica(チャージ、オートチャージ、モバイルSuica特急券、モバイルSuica定期券、モバイルSuicaグリーン券)
・びゅう国内旅行商品
通学で利用する交通費は、利用している方なら分かると思いますが、1年間というスパン(大学であれば4年間)で考えるとかなりの額になります。
その金額分のポイントを効率よく貯めるとができるのがビュースイカカードです!
年会費は税込みで515円発生しますが、月額になおすと1ヶ月たった42円の維持費です。
例えば定期券に1ヶ月20,000円かかるとすると300円分のポイントが付与され、年間で考えると3,600円分のポイントがゲットできます。
交通費は「必要経費」なので、カードを発行せずに必要経費を払い続けるか、ポイントを貰いながら必要経費を払い続けるかと考えると、確実にポイントを貰いながらの方がお得です!
メリット3:モバイルSuicaの年会費1,030円(税込)が無料
電車、新幹線、Suica加盟店で利用できる「モバイルSuica」は通常年会費が1,030円必要ですが、ビュースイカカードを持っていれば、年会費無料で利用することができます!
しかもオートチャージ機能も付いていて、モバイルSuicaをオートチャージできるのはクレジットカードの中でもビュースイカカードだけです。
キャッシュレスの生活が可能になるビュースイカカード
ビュースイカカードを持っていると、いよいよ現金を持つ必要性がなくなってきます!
モバイルSuicaにも登録でき、定期券+Suica+クレジットカードを一体にできるので、スマホとスマホケースにビューカードを入れておけば生活では余程のことがなければ困らないでしょう。
JRを利用する方であれば絶対に持っておきたい1枚です。
【アメックス使いたいなら】セゾンブルーアメックスカード
カードの特徴 | |
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年会費 | 3,000円+消費税 |
ポイント還元率 | 国内:0.5% 海外:1.0% |
国際ブランド | AmericanExpress |
海外旅行損害保険 | 自動付帯:最高3,000万円 |
2,3のメリットはセゾンカードインターナショナルとかぶる点があるので割愛しますが、セゾンブルーアメックスカードの最大の特徴は「旅行保険」です!
年会費が3,000円発生しますが、旅行保険の内容は、他のクレジットカードで年会費が10,000万円前後のゴールドカードと同等レベルの内容です!
しかも『自動付帯』というサービスで、普通クレジットカードの旅行保険は「旅行保険を利用したいのであれば、旅行の際にクレジットカードを利用してくださいね」というのが前提条件としてあります。
しかし、『自動付帯』では、カードを”持っておくだけ”で保険が適用されるサービスです!
一般的にこの『自動付帯』はゴールドカード以上のカードにしかないサービスですが、セゾンブルーアメックスカードでは利用することができます。
保険の種類 | 補償限度額 |
死亡・後遺障害 | 最高3000万円(家族会員は1000万円) |
傷害治療 | 最高300万円 |
疾病治療 | 最高300万円 |
救援者費用 | 最高200万円 |
賠償費用 | 最高3,000万円 |
携行品損害 | 30万円(免責3,000円) |
また、海外旅行傷害保険の他に、国内旅行傷害保険もサービスとして付いています!
国内旅行傷害保険に関しては「利用付帯」というクレジットカードを利用して旅行をした場合に保険が適用されるサービスです。
保険の種類 | 補償金額 |
死亡・後遺障害 | 最高3,000万円(家族会員は1000万円) |
入院治療 | 1日あたり5,000円 |
通院費用 | 1日あたり3,000円 |
手術費用 | 5万円/10万円/20万円 |
セゾンブルーアメックスカードは留学生向け!
American Expressカード全般に言えることがですが、旅行保険が充実しているので、留学生や旅行に頻繁に行く学生の方は持っておきたいカードです。
海外旅行、国内旅行のパッケージツアーが最大8%引きになるサービスなどもあり、旅行好きなら1枚あれば利用機会が多くなるカードです。
また、将来的にアメックス系のクレジットカードの取得を考えているのであれば、早めに取得して使用実績を積んでおけばアメックス系のカードの申し込み審査に有利に働きます!
【docomoユーザー限定】dカード
カードの特徴 | |
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年会費 | 初年度無料 1,250円+消費税 年間1回以上のカード利用で翌年度年会費無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | VISA,Master |
海外旅行損害保険 | なし |
dカードはドコモユーザーに取ってメリットの多いカードです。
年会費が発生するものの年1回のカード利用で年会費は無料になるので実質無料と考えて良いでしょう。
メリット1:ポイント還元率が1%と高還元率
通常ポイントが100円で1ポイントの付与で還元率1%という高還元率に加え、年会費も年1回の利用で無料にできるカードということで、ポイントが貯めやすいカードになっています。
提携しているカードブランドもVISAとMasterで、JCBは利用できないものの、十分国内で利用できるカードです。
メリット2:dカードケータイ補償で携帯電話の盗難・破損を補償補償額 (最高10,000円/期間:1年間)
dカードに登録した携帯電話が購入から1年以内に破損・盗難・修理不能になった場合、同一機種の同一色を購入することを条件として最大10,000円の購入費用が補償してもらえます。
ケータイに特化したカードならではのサービスですね。
学生なので、旅行中の水没や破損は十分考えられるので、嬉しいサービスです。
メリット3:dポイントの使い道が豊富
dポイントは他のポイントに比べて使い道が下記のように豊富にあります。
・IDキャッシュバック
※コンビニ、レストラン、ドラックストア、カラオケ、CDショップ、本屋などで現金同様に利用できます。
・ドコモショップで充電器、電池パックなどの商品と交換
・dポイント加盟店で1ポイント1円で利用可能
・JALマイルに交換
・pontaポイントに交換
・スターバックスカードにチャージ
・商品券、カタログ商品と交換
どれも学生生活に役立つ交換先で、dポイントならではの交換先としてはドコモのケータイショップでポイントが利用できるのがミソです。
もちろんケータイ本体を購入する際にもポイントは利用できます。
dポイント特約店は学生がよく利用するお店が多い!
dポイントが多く貯まる特約店は
- スターバックス
- ドコモショップ
- 伊勢丹
- 三越
- タワーレコード
- ビックエコー
など、大学生がよく利用する店舗が多く、ポイントが貯まりやすくなっています。
「ドコモユーザー以外でもメリットがあるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、その通りです。現在では利用の幅が増えてドコモユーザー以外でもメリットが多い隠れカードとなっています。
dカードを利用し続けて、「dカードゴールド」を手に入れることができれば、月々のケータイ料金の10%のポイントを貰えるサービスが利用できるようになります。
1万円利用したら1,000円分のポイントですから、有り得ないほど高い還元率です!
もし他のキャリアに乗り換えるつもりがない方はdカードを発行するといいでしょう。
2.クレジットカードを発行するならどのブランドがおすすめ?
カードブランドとは?
クレジットカードを発行する際には必ず「カードブランド」というものを選択することになります。
クレジットカードを発行したことがない人でも、テレビCMなどで「VISAカード」「Masterカード」「JCBカード」などという名前を聞いたことがあると思います。
カードブランドとは、クレジットカードに記載されているロゴマークのことです。
つまり、このロゴマークが表示されている店舗でカードが利用できるということです。
ですので飲食店、ショップ、コンビニなどでは「楽天カードが使えます」などではなく、「VISAカードは使えます」などという風に、使えるカードのロゴが店舗に表示されています。
「VISAカードは使えます」と表示されている店舗では
- 楽天カードのVISA
- 三井住友VISAカード
- セゾンカードのVISA
の全てが利用することができます。
しかし、例えば店舗に「VISAカード」の表示がなければ、その店舗では全てのVISAカードは使用することはできません。
ここでは『国際ブランド』と呼ばれている、世界中で利用できるカードブランド
- VISA
- Master
- JCB
- 銀聯(ぎんれん)
- American Express(アメックス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
- ディスカバー
という7つのブランドのうち、その中でも使い勝手の良い
- VISA
- Master
- JCB
- American Express
についてご紹介します。
①VISAカードについて
VISAはクレジットカード業界では発行枚数、加盟店数共に世界ナンバー1のカードブランドです。
ほとんどのクレジットカード会社がVISAと提携しています。
ただし、VISA自身は単独でカードを発行することはなく、クレジットカードを発行している会社にVISAブランドの利用を提供している形になっています。
利用者数はなんと2015年の時点で全世界で23億人以上の人が発行しており、VISA加盟店は世界中にあり、世界のどこでも利用できる最強のカードです!
②Masterカードについて
MasterカードはVISAカードに次いで全世界でのシェア率ナンバー2のカードブランドです。
Masterカードの発祥の地はヨーロッパなので、以前はヨーロッパ圏内に加盟店が多かったのですが、現在では広範囲に加盟店が増えてきており、使い勝手の面でいえばVISAカードに劣ることはなく世界中のどこでも利用できるカードです!
利用者数は全世界で10億人以上にものぼり、加盟店は全世界に数えきれないくらいあります。VISAと並んで1枚持っていれば世界のどこにいても不自由ないカードです!
③JCBカードについて
JCBカードは国際ブランドの中でも唯一日本発祥のカードブランドであり、VISAやMasterに比べると世界全体での知名度や加盟店は少ないですが、アジア圏内では非常に加盟店が多く、使い勝手が良いカードです。
特に日本国内だけでいうと、VISAやMasterカードと比べても劣らないか、それ以上の加盟店があります。
また、VISAカードやMasterカードとは違い、JCB自体でもカードを発行しているため、「楽天カードのJCB」などのカードとは別に「JCBカード」というJCBが単独で発行しているカードも存在し、独自のサービスが充実しています。
④American Expressカードについて
American Expressカードは通称「アメックス」と呼ばれているカードで、昔は富裕そう向けに発行されていたステータス性(持っているだけで信用的価値がある)の高いカードブランドです。
以前までは一般的なクレジットカードに比べて審査が厳しく、高所得者にしか発行できなかったカードでしたが、現在では学生でも発行ができるくらいに審査の基準は下がってきています。
アメックスカードは「T&E(Travel & Entertainment)カード」といわれており、決済サービスの他に、空港ラウンジの利用や、旅行保険、ホテルサービスなどの特典が付いているエンターテイメントに特化しているカードで、世界を飛び回る人は必ず持っておきたいカードです。
また、JCBと提携(加盟店相互開放)しており、国内で利用できる店舗も多くなっています。
オススメのカードブランドは?
では「結局どのカードブランドがいいの?」という疑問があると思います。
カードブランドの全世界でのシェア率は下記のようになっています。
順位 | シェア率 | カード名 |
1位 | 58% | Visa |
2位 | 26% | Master |
3位 | 10% | 中国銀聯 |
4位 | 3% | アメックス |
5位 | 1% | JCB |
6位 | 1% | ダイナースクラブ |
上記のようにVISAのカードブランドは圧倒的な市場シェア率を誇っており、正真正銘世界中のどこにいても利用することができます。
一昔前までは、カードブランドごとの特徴がハッキリしていたため
- 「全世界で利用するならVISA!」
- 「ヨーロッパ圏で利用するならMaster!」
- 「アジア圏で利用するならJCB!」
- 「海外旅行に特化しているカードはAmerican Express!」
という風にプッシュするとこができましたが、現在ではどのカードブランドもサービスを充実させているため、ほとんど差がなくなってきています。
その中でもオススメのカードは「VISA」です!
初めてカードを発行するのであれば、確実にVISAが良いでしょう。
世界中でも利用できますし、日本国内でもほとんどの店舗でVISAカードは利用することができます。
クレジットカードは「1人1枚まで」というような制限がないため、VISAとMaster、JCB、American Expressのそれぞれのカードブランド全てを持つことができます。
ですので、まずは迷っているのであれば、最初の1枚目はVISAカードを「メインカード」にして、必要性に応じて「サブカード」として他のカードブランドを発行するのが良いでしょう。
3.大学生は学生限定クレジットカードしか発行できない?学生限定カード以外の申し込みってできる?
大学生が発行できるクレジットカードは学生限定クレジットカード以外にもあります!
一般的なクレジットカードは
- 満18歳以上(高校生不可)の方
- 安定的な収入がある方
というのが発行条件としてあります。
ですので「安定的な収入がある方」という条件、つまりアルバイトなどをしていれば、「学生限定」と謳っているクレジットカード以外のクレジットカードを発行することはできます。
学生限定クレジットカードと一般クレジットカードの違いは?どちらがお得?
「学生限定クレジットカードと一般的なクレジットカードって何が違うの?」
という疑問についてですが、各クレジットカード会社が発行している「学生限定クレジットカード」はその名前の通り学生向けに特化してあるクレジットカードです。
クレジットカード業界では明らかに学生より社会人の方が多くの金額をカード利用してくれます。
ですので、普通はより多くのお金を利用してくれる社会人が使う「一般的なクレジットカード」の方がサービスが豊富で、メリットがあると考えてしまいます。
しかし、圧倒的に一般カードより、学生カードの方がリーズナブルに高いメリットが得られます!
なぜか?というと、学生は社会人ほどお金を持っていない、収入が少ないのが一般的です。
クレジットカード会社はその現実を踏まえた上で、より多くの学生の方にクレジットカードを利用してもらうために、一般カード以上の多くのメリットを付けた「学生限定カード」を発行しています。
例えば
- 一般カードと同じ機能で、学生だけ年会費無料
- 一般カードより、学生カードの方がポイントが2〜3倍付く
- 学生期間中にしか利用できな特別なサービス
などを「学生限定カード」として発行しています。
先ほど述べた通り、学生は社会人より収入が少ないので、クレジットカード会社もそれを踏まえた上で「学生カードのみポイント3倍!」などのサービスを行なっているのです。
ポイントを3倍にしても社会人より利用額が少ないのでクレジットカード会社にとってはそれほどマイナスではないのです。
つまり、学生でも一般のクレジットカードを発行することはできますが、「学生限定カード」は学生期間中にしか利用できない莫大なメリットが付帯したカードです。
学生であるならば、一般のクレジットカードを発行するより、学生限定のクレジットカードを発行した方が確実にメリットがあります!
つまり
- 学生限定カード=お子様が使うおもちゃのようなカード ×
- 学生限定カード=社会人には利用できない特典が付いたプレミアムカード ○
というイメージです。
アルバイトをしていなくてもクレジットカードは作れる?
アルバイトをしていなくてもクレジットカードを発行することはできます!
特に「学生限定クレジットカード」は学生をターゲットにしたクレジットカードなので、アルバイトをしていなくても審査に通ることが多いクレジットカードです。
一方で学生限定カード以外のクレジットカードである「一般のクレジットカード」でも条件を満たせば学生でも、アルバイトをしていなくてもカードを発行することができます。
なぜアルバイトをしていなくてもカードを発行できるか?というと、学生は「親の支援を受けている」という前提があるので、学生自体に収入がなくても親に収入があるとみなされるからです。
つまり
- 大学に通えている=親に収入がある
という判断がされるということです。
また、18歳、19歳の未成年の場合は、カード発行の審査の際に「親への電話確認」という項目が追加されます。
もちろん、アルバイトをしていて収入がある方のほうが審査には有利です。
4.クレジットカードが怖いと噂される理由
小学校、中学校の特別授業などで「悪徳商法」や「借金の危険性」、「多重債務の危険性」など、社会の危険な仕組みについての授業を受けたことはないでしょうか?
同じようにクレジットカードを多用することの危険性についても授業で受けたことがある人も中には居るはずです。
子供の頃に大人から「○○は危ないからやめなさい!」といわれると、無条件に恐怖心を感じてしまいます。
クレジットカードについても少なからず「怖い」というイメージあるのではないでしょうか。
そのような教育に加えて、テレビドラマなどで借金取りに暴言、暴力を浴びせさせられるというような過激で過剰な演出を見せられるとクレジットカードの発行が怖くなってしまいます。
ここでは、何故クレジットカードが怖いと言われるかの理由と、絶対に安全になるクレジットカードの使い方をご紹介します。
クレジットカードは使いすぎに注意!
「クレジットカードを作るのは危ない!」といわれる最大の理由は、クレジットカードを使いすぎるためです。
現金のように自分の手持ちの”モノ(現金)”が無くなるわけではなく、クレジットカードを利用した際には「データ上の取引」が行なわれるので、まるで無限に好きなものを買える魔法のカードを手に入れた感覚に陥ってしまいます。
例えば、財布に1,000円入っていれば、あなたが買うものは1,000円以下のモノですが、クレジットカードは自分の枠を超えて、買おうと思えば高いものも買うことができてしまいます。
「どうせ買うならちゃんとした良いものが欲しい…!」という心理になってしまったり、
「来月の出費を我慢すれば、後ちょっとくらいクレジットカードを使ってもいっか!」と思ってしまって、
ブレーキが効かない状態になってしまうことがあります。
ダイエットのように「今日はいっぱい食べても、明日運動すればいいや!」というような心理と同じで、未来の自分に負担を大きくかけてしまいます。
リボ払いは特に要注意!
出費が重なってくると、便利な支払い方法の「リボ払い」に頼ってしまうようになります。
「リボ払い」とは使った金額を毎月一定の金額に分けて支払う方法です。
例えば10万円分のカード利用したとして、「10万円も一気に払えない!」というときに、リボ払いにすると毎月1万円程度の支払いで済むようになります。
「毎月1万円なら支払える!余裕!」と思って、またクレジットカードを自分の収入の枠を超えて利用してしまうようになります。
でも「リボ払い」だろうがなんだろうが、クレジットカードを利用することは一時的に借金をすることと同じです!
どんなにクレジットカードの利用枠が多くても、自分のお金が増えているわけではありません!
支払いが送れるとどんなデメリットがある?
クレジットカードのコントロールを失ってしまい、支払いが遅れると「遅延損害金」というある種の罰金が発生します。しかし、本当のデメリットは罰金よりも「信用情報に傷が付く」という点です。
クレジットカードを利用していると「クレジットヒストリー」という『信用の成績表』のようなモノがデータとして残されています。
もちろん支払いをスムーズに行なっていれば成績優秀です!
しかし、支払い遅延などをしていると、クレジットヒストリーに悪い情報が付き
- 「この人は支払い態度が悪い」
- 「この人は信用できない」
- 「色んな会社から借金をしている」
という情報がデータとして残り
- 新しいクレジットカードの発行
- ゴールドカードなどへのアップグレード
- 車、住宅ローン
など、「社会的信用」を問われる場面で、世間からの見る目が厳しくなってきます。
クレジットカードヒストリーは『信用情報機関』という第三者機関に保管されており、お金を借りる審査など、あらゆる場面で参考にされます。
つまり、クレジットカードの支払い遅延などによってクレジットヒストリーに傷を付けることは、あなたの社会的信用全体に傷を付けることになってしまうのです。
絶対に失敗しないクレジットカードの使い方!
ここまで聞くと「やっぱりクレジットカードを作るのが怖い…」と思ってしまうかもしれません。
しかし、社会の移り変わりを見てみてください。
SuicaやPASMOなどの電子マネーの登場で「ピッ!」とカードを出すだけでスムーズに支払いが終わってしまう世の中になっています。
つまり、これからの時代は確実に現金よりも、電子マネー、クレジットカードのようなカード決済の世の中に変化してきます!
現在では学生でも当たり前のように電子マネー、クレジットカードを持っている世の中です。レジでモタモタしながらジャラジャラと重い小銭を持つような時代ではありません。
スマートにカードで会計を済ませる時代です。クレジットカードはコントロールができれば心強い味方になってくれます。
財布を持つ必要がなくなる
現金を落とす、盗まれるということがなくなる
国内、海外でも僅か4〜5グラムのカード1枚で買い物ができる
手持ちのお金が足りない場合は合法的にお金を前借りできる
カードによっては持っているだけで保険や空港ラウンジの利用ができる特典がある
という普通では有り得ないことが可能になるカードです!
30歳、40歳になってから「クレジットカード…?どうやって使うの…?怖い…」などと言っていたら、逆に恥ずかしい思いをしてしまいます。
まずはクレジットカードを発行して、若いうちから使い慣れることがクレジットカード攻略のカギです!
では、どうすれば「絶対に失敗しないクレジットカードの使い方」ができるのか?というと、方法はたった1つです。
この方程式さえ守っていれば、絶対に失敗することはありません!
「1ヶ月の間、自分はいくらまでなら使っていいのか?」ということを知っていれば、絶対に失敗することはありません!
クレジットカードで失敗する人は
- 「来月我慢すればいいや」
- 「今月は多分まだ大丈夫」
- 「今回だけ!もうちょっと使っちゃお!」
という風に、自分の「限界」を知らないまま使ってしまう人です。
クレジットカードを利用するのが上手い人は、時間などを利用するのも上手くなります。
- 「締切は○○日まで」
- 「来週は用事がある」
- 「だから自分が使えるのは一週間に○○時間だけ!」
という風にハッキリと頭の中が整理されているため、「どこまでサボって良いか」「どこまで頑張らなければいけないか」のボーダーラインが明確に見えています。
- 「あとでやろう」
- 「まだ○○日あるから大丈夫!」
- 「ちょっと今日はダルいな〜」
などといって知らぬ間に時間に追われてしまった経験はないでしょうか?
少し話しがズレてしまいましたが、つまり、クレジットカードをコントロールすることは、自分の人生をコントロールする練習にもなります。
社会人になると
- 会社のこと
- 家(炊事、洗濯、掃除)のこと
- 家族のこと
- 自分のこと
と考えることが学生に比べると多くなります。学生の内にクレジットカードを発行し
- 「一ヶ月目は1万円まで」
- 「二ヶ月目はリボ払いを使ってみよう」
- 「三ヶ月目はケータイ代をカード払いにしてみよう」
などと、色んな「テスト」ができます。
年会費無料のカードであれば、最悪使わなければいいので、学生の内にクレジットカードに慣れておくのは人生全体から見るとかなり有効な手段です!
繰り返しになりますが
というバランスさえ崩さなければ、絶対にクレジットカードで失敗することは有り得ません。
5.大学生のうちにクレジットカードを発行しておくべき理由
- 「クレジットカードを発行するのが怖い」
- 「カードはなくても何とか生活できる」
- 「”あったら良いな”とは思う程度しか考えてない」
と人それぞれあると思いますが、結論から言うと、学生のうちにクレジットカードは発行しておくべきだと言えます。
ここではその理由についてご紹介します。
発行しておくべき理由1:社会的信用を早い段階から作れる
先ほどのチラッとご紹介しましたが、人にはそれぞれ「クレジットヒストリー(通称:クレヒス)」という信用履歴が、国に指定された第三者機関である「信用情報機関」という場所にデータとして記録されています。
「借金なんてしたことないから、自分には関係ないと思う」という方も多いと思いますが、例えば
- 奨学金
- ケータイ・スマホの本体料金の分割払い
なども、立派なローンであり、知らず知らずの内にクレヒスは記録されています!
学生でも、社会人でもクレヒスは記録されていきます。
クレヒスに関して詳細に知る必要はありませんが、下記のような記録が付いていることだけは知っておいた方がいいでしょう。
このクレヒスの中で最も特に重要なのが『E』の「支払状況」です!
A:カード会社名
B:カードの契約日
C:利用金額の残高
D:長期間の延滞の有無
E:支払い状況
F:カードの解約日
支払状況は上記のようにマークで表現されています。
記号 | 内容 |
$ | 請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった |
P | 請求額の一部が入金された |
R | お客様以外から入金があった |
A | お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金) |
B | お客様の事情とは無関係の理由で入金がなかった |
C | 入金されていないが、その原因がわからない |
- | 請求もなく入金もなかった(例:クレジットの利用がない場合) |
空欄 | クレジット会社等から情報の更新がなかった(例:クレジットの利用がない場合) |
「一番良いクレヒス」は「$」マークで、この記録が人生全体にとって重要な意味を持ってきます!!
クレヒスが人生に与える影響
クレヒス=社会的信用と言い換えても差し支えありません。
クレヒスはあなたの信用が問われる場面、例えば
- クレジットカードを発行するとき
- ゴールド、プラチナカードを発行するとき
- 車、家などのローンを組むとき
- 賃貸を借りるとき
などは必ずクレヒスが審査の際に影響を与えます。ここで1つ落とし穴があり
「私はまだ奨学金を借りたことも、クレジットカードを使ったことがないから、クレヒスには何の傷もない!」と思うかもしれませんが、実は「何も履歴がない(空欄)」という状態も、クレヒスにとってはマイナス要素なのです!
一般的な認識では「一括払いで支払う方がスゴい」というようなイメージがあるかもしれませんが、社会的に見ると逆です。
『ローンを組める、借金ができる人』というのは前提として「信用できる人だからローンができている、借金ができている」という事実があります。
例えば、個人事業主になって間もない人や、最近でいうとYouTuberなどはローンや家を借りるのが難しくなっています。
モノを買う時も「一括で支払ってください」とローン契約の審査に通らなかったりします。
何故かというと、収入=社会的信用ではないからです!「YouTuberで、年収が1億円あります!」と言ったとしても、それは社会的信用にはなりません。
では、何が社会的信用になるか?というと、今までの支払い実績です!
「この人は今までクレジットカードや奨学金を遅れることなく支払っている、人間的に信用できる人だ!」というクレヒスが『社会的信用』です。
ですので
「30歳、40歳まで借金をしたことがありません!クレジットカードを作ったこともありません!」
というのは、客観的に見ると「借金できる信用がなかった、クレジットカードの審査に通らなかった」
つまり『社会的信用がない人』と判断されるのです。
2015年のデータでは日本でのクレジットカード契約数は約2億4千万件です。
日本の人口を1億人と仮定すると、1人につき2枚はクレジットカードを持っている計算になります。
18歳未満を除けば恐らく1人につき3〜4枚の計算になるでしょう。
そんな世の中で「クレジットカードを持っていません」というのは、明らかにおかしいのです。
クレジットカードを発行している会社でも、30歳以上になってもクレジットカードを持っていない人は「クレジットカードを発行できないほど、『何か問題がある人』であることが多い」というデータがあります。
つまり、学生の内からクレジットカードを発行してカードの支払い実績を積んでいくことは、人生を長期的な目線で見た時に莫大なメリットがあります!
クレヒスは社会全体からみたあなたの信用基準
例えば、会社で良い業績を残して、上司や部下から信用を得たとしても、それは「会社の中だけの信用」で、一歩会社の外に出ると普通の一般人でしかありません。
しかし…
クレヒスは「社会全体からの信用」であり、どこの会社に勤めているなどは関係ありません。
クレヒスが育ってゴールドカードなどが発行できれば、いよいよ海外でもVIP待遇を受けることができるようになったりします。
発行しておくべき理由2:お金の流れを体感で学ぶ
「お金の知識」は学校で教えてくれません!
学校で教えてくれないことは、自分から学ばない限り、一生知らないままです。
日本は資本主義国家なので、「お金」というものがベースにあります。「〜主義」とは「〜がルール」と言い換えることができます。
「自由主義」=「自由がルール」
「平和主義」=「平和がルール」
「資本主義」=「お金がルール」
ということです。「何かする時にはお金を介在させなさい」というルールの国に住んでいるのに学校ではお金については一切教えてくれません。
クレジットカードはお金の流れを体感で学ぶ機会を与えてくれます。
一生付き合って行くであろう「お金」について、学生である内から学ぶことのメリットを考えるとクレジットカードは早めに発行しておくべきでしょう。
「お金について学ぶって、何かちょっと難しそう…」
と感じるかもしれませんが、全く難しくなく、小学生でもできる「算数」と同じです。繰り返しになりますが
という方程式さえ崩さなければ、お金に困る人生にはなりません!
クレジットカードの利用は会社経営と同じ
皆さんは「お金持ち」と聞くと何をイメージするでしょうか?
- 「高級車やデカい家を持っている人!」
- 「1億円の収入がある人!」
- 「ブランド品を身につけている人!」
色んなイメージがあると思いますが、「お金持ち」の定義は
です。
つまり、1億円稼ごうが、出て行くお金が2億円であれば「貧乏」です。
逆に年収が300万円でも、出て行くお金が250万円なら「お金持ち」です。
これはある種の「会社経営」と同じです。
なぜこんなことを説明したかと言うと、クレジットカードは「お金のコントロール」について学ぶ非常に優れた手段だからです。
最初はクレジットカードを持って気が大きくなってしまい、ブランド品などを買ってしまうかもしれません。自分の枠を超えた出費をするかもしれませんが、その経験が
「ブランド品を持っていることよりも『収入>支出』というバランスが大切なんだ…」ということを体感を持って知ることができます。
クレジットカードは使った時に、自分のお金が減った感覚がないので、最初は難しいかもしれませんが、慣れてきて、経験を積んでくるとコントロールできるようになります。
お金のコントロールができるようになると、資本主義国家の日本では絶対に失敗することはありません!つまり、お金で困ることはなくなります。
発行しておくべき理由3:利用実績を積んで将来的にゴールドカードやプラチナカード所有に向けてステータスの構築ができる。
クレジットカードを発行して、支払い遅延なく利用していると、クレジットカード会社からの信頼を得ることができます。
先ほど説明したクレヒスにも「この人は支払いを滞りなく行なう信用できる人だ」という履歴が残ります。
そうすると
- 利用可能額の増額
- ゴールドカードへの招待
- プラチナカードへの招待
などが定期的に行なわれます。
ゴールドカードやプラチナカードを持つことのメリットは、大きく分けて2つのメリットがあります。
①持っているだけで受けられるサービスが充実している
②持っているだけで社会的信用度の証明になる
という2つです。
①ゴールド、プラチナカードは持っているだけで受けられるサービスが充実している
ゴールドカードやプラチナカードはクレジットカード会社によって直接申し込むこともできれば、『インビテーション』と呼ばれる招待状がなければ発行できないクレジットカード会社もあります。
直接の申し込み、インビテーションでの申し込みの両方で必要になってくるのは、やはり「クレヒス」です。
「私は良い会社に就職したから、ゴールドカードくらい作れるだろう」と思って申請しても、クレヒス(過去のクレジットカードの支払い実績)がなければ発行するのは難しいでしょう。
クレジットカード会社にとって重要なのは、収入が多いかどうかではなく、「ちゃんと支払いを行なってくれる、信用ができる人かどうか?」が重要なのです!
その代わり、信用を得て、ゴールドカードやプラチナカードを発行できた場合は様々なメリットがあります。
クレジットカード会社によって待遇やサービスは若干異なるものの、下記のようなサービスがあります。
・空港ラウンジの無料利用
・国内、海外旅行保険の充実
・24時間365日対応のサポートデスク
・予約や手配を行なってくれるコンシェルジュサービス
・ゴールド、プラチナ会員しか利用できない会員制のサービス
・ホテル、トラベル、グルメで割引やVIP待遇サービス
などがあります。
例えば、修学旅行の時や友達との旅行の際に空港を利用したことはないでしょうか?
空港の一般ラウンジは、観光客やビジネスマン、一般客でほぼ毎日混雑しています。
しかし、ゴールドカード以上のカードを持つと、無料でカード会員専用のラウンジを使用することができるようになります。
ラウンジではフカフカのソファー、無料ドリンクや、無料Wi-Fi、雑誌、シャワールームなどの設備が整えられた静かな空間で過ごすことができます。
空港ラウンジの無料利用はゴールド、プラチナカードで受けることができるサービスの代表的な例です。
「ゴールドカードやプラチナカードみたいなカッコ付けたカードはいらない!別に欲しくない!」という人もいるかもしれません。
しかし、これらは「自慢する」「見栄をはる」というような低次元の話ではなく、信用された人だからこそ一流のサービスを受けることができます。
持っているだけで精神的ストレスの低減、時間短縮ができるようなサービスばかりです。
②ゴールド、プラチナカードは持っているだけで社会的信用が得られる
ゴールド、プラチナカードを持っていると受けることができるサービス以上に重要なのが「ゴールド、もしくはプラチナカードを発行できるほどの人物」という事実です!
例えば、プロ野球選手で例えると、鈴木イチロー選手は
- 有名だから、スゴく野球がうまい
→× - 野球がうまいから、有名になった
→○
です。クレジットカードも同じで
- ゴールド(もしくはプラチナ)カードを持っているからスゴい
→× - 信用できる人だからゴールド(もしくはプラチナ)カードを持てている
→○
ということが言えます。
先ほどもご紹介しましたが、会社という組織の中で地位や役職を築いても、会社の外にでればどんな人でも一般人です。
しかし、クレジットカードでゴールド、プラチナカードを所有できているということは、全世界で通用する『自分の信用を表すモノ』です。
例えば、海外旅行に行って
「私は○○会社で役員を勤めています!」と言ったとことで、全世界に知名度のある会社でなければ「だからなんですか?」と一蹴されます。
しかし、「VISAカードのゴールドカードを持っています」というのは、全世界で「この人は信用できる人なんだ!」ということが一発で分かる共通の指標になります。
実際に、ゴールドカードやプラチナカードで支払いを行なうだけで待遇が変わる国もあるようです。
早い人であれば、学生の内からクレジットカードを発行してクレヒスを育て、20代半ばでゴールドカードを所有する人もいます。
6.クレジットカードを発行すれば毎月どれぐらいの金額が使えるようになる?利用限度額について
クレジットカードを発行すれば、無限にお金が使えるというわけではありません。
クレジットカードごとに「利用限度額」というものが定められており、その枠内でカードを利用してくことになります。
ですので「使いすぎるのが怖い…」という人も、利用限度額を超えると自動的にカードが使えなくなるので、極端に心配する必要はありません。
クレジットカードを発行した時点で利用できる金額は、申し込みをした際の本人情報に基づいて設定されるため、一概に「○○万円です」ということはできません!
しかし、学生であるのであれば、概ね10万円程度が一般的なクレジットカードの設定金額です。
利用限度額の枠内の金額を、支払いの遅延なく利用していると、定期的にクレジットカード会社から下記のようなメールが届きます。
※下記の画像はヤフーカードの例です。
カードの利用限度額は
- 自分から増枠を申請する方法
- カード会社から支払い実績をみて増枠してくれる方法
の2パターンがあります。
自分から「利用限度額を上げてください」とクレジットカード会社に申請する場合は、追加で書類が必要になったり、追加で審査が必要になります。
その際にも「これまでの支払い実績」が加味されるので
- 「多くの利用額が欲しい!」
- 「将来的に生活の支払いは全てクレジットカード払いにしたい!」
という方は、早めに発行して支払い実績を積むことをオススメします。
7.後で絶対に後悔しないクレジットカードの選び方
「クレジットカードの種類が多すぎて、何を選べば良いか分からない!」という方は多いのではないでしょうか。
クレジットカードは全部同じように見えて、実はそれぞれが独特のメリットを持っています。
しかし、重要なのは「どんなメリットがあるか?」というよりも、「自分のライフスタイルはどんなものか、カードを発行する目的は何か?」の方です!
クレジットカード会社は他の会社と競争するために様々なサービスの差別化を計っていて、目移りしてしまいますが、最終的に基準になるのは自分自身です。
ここではカードを選ぶ際の基準となる項目をいくつかご紹介します。
①年会費で選ぶ
「何も理由はないけど、試しにクレジットカードを持ってみたい」という方は、年会費無料のカードを選びましょう。
年会費がゼロ円ということは、維持コストがゼロなので、デメリットは何もありません。
使わずに財布の中に1年中入れたままの状態でも、何も損害はありません。不要であれば電話1本で解約することもできます。
年会費無料のクレジットカードでも入会キャンペーンなどで、数千円分のポイントが貰えることがあるので、むしろメリットの方が多いでしょう。
初めて発行する方は年会費無料のクレジットカードを試しに発行するのがベターです。
②ポイント制度で選ぶ
ショッピングの利用などをメインに考えている方は、ポイントが多く付くカードを選ぶと良いでしょう。
特に「ヤフーカード」や「楽天カード」はネットショップで利用すると、Tポイントや楽天スーパーポイントといった独自のポイントがザクザク貯まっていきます。
クレジットカードが発行できない18歳以下の方は「代引き支払い」しか選択できず、代引き手数料がかかる上に、ポイントもつきません。
しかし、クレジットカードが提携しているネットショップや店舗でクレジットカード払いにすると、利用金額に応じてポイントが付与されます。
自分がよく利用するショップをピックアップして、それを元に「ここでよく買い物をするなら、どのカードがいいかな?」という風に選ぶと良いでしょう。
③使い勝手の良さで選ぶ
「使い勝手の良さ」というと少し曖昧ですが、つまりカードブランドやカードの発行会社で選ぶという方法です。
クレジットカードには
- 銀行系クレジットカード
=銀行が発行するカード - 信販系クレジットカード
=クレジットカード業務がメインの会社が発行するカード - 流通系クレジットカード
=デパートやコンビニなどの店舗が発行するカード - 交通系クレジットカード
=JRなどの交通機関が発行するカード - 消費者金融系クレジットカード
=アコム、プロミスなどの消費者金融が発行するカード
といった種類のクレジットカードがあります。
それぞれの発行会社が提携する「加盟店」があり、例えば交通系のクレジットカードであれば
- 「電車に乗るとポイントが貯まる」
- 「定期券を買うとポイントが貯まる」
- 「電子マネーのオートチャージ機能がある」
などといったメリットがあります。
一方で流通系のクレジットカードであれば、特定の店舗で優待特典やポイント倍付けなどのメリットがあります。
また、発行会社とは別で「カードブランド」によっても使い勝手が異なってきます。
- VISAカード
=全世界で利用できる - Masterカード
=ヨーロッパ圏内で使い勝手が良い - JCBカード
=アジア圏内で使い勝手が良い - American Expressカード
=旅行やエンタメ系のサービスが充実している
などという違いがあるため『発行会社+カードブランド』を組み合わせて選ぶと良いでしょう。
例えば、
- 「年会費は無料が良い!」
- 「ネットショップの楽天市場をよく利用する!」
- 「海外旅行でも使いたい!」
という場合は、楽天カードのVISAという風に選びます。
④付帯保険で選ぶ
クレジットカードの「持っているだけでメリットがある」という特典に付帯保険があります。
クレジットカードで得られる主な付帯保険は
- 国内旅行傷害保険
=国内旅行中のトラブルについて保険が適用 - 海外旅行傷害保険
=海外旅行中のトラブルについて保険が適用 - ショッピング保険
=購入したものについて盗難・破損が遭った場合に保険が適用
などがあります。
- 「買い物はあまりしないけど、旅行によく行くから保険が欲しい」
- 「高いものを買うかたショッピング保険が欲しい」
- 「ショッピングもするし、旅行もする」
という「ポイントとかよりも保険制度が欲しい」という方は選ぶ基準にすると良いでしょう。
⑤将来性を考えて選ぶ
クレジットカードには
- 学生カード
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
といった種類のカードがあります。
例えば、三井住友VISAカードでは下記のような種類があります。
三井住友VISAデビュープラスカード |
・ポイント2倍 ・入会後3ヵ月間は5倍 ・ショッピング保険付帯 |
三井住友VISAクラシックカード /クラシックカードA |
・スタンダードで利便性の高いカード ・ショッピング保険付帯 ・旅行保険付帯 |
三井住友VISAアミティエカード |
・女性向けのメリットがあるカード ・ショッピング保険付帯 ・旅行保険付帯 |
三井住友VISAエグゼクティブカード |
・ショッピング保険の補償額が高額 ・旅行保険の補償額が高額 |
三井住友VISAゴールドカード |
・ゴールド会員特典満載 ・旅行保険がさらに高額 ・空港ラウンジ無料 |
三井住友VISAプラチナカード |
・三井住友VISAカードで最上級のサービスを受けることができるカード |
という風に、学生カードから発行したとしても、最終的にステータス性の高いカードを取得することができます。
クレジットカードの中には、ゴールドカードまでしか発行していないクレジットカード会社や、年会費無料のステータス性の低いゴールドカードを発行しているクレジットカード会社もあります。
ですので
- 「将来的には世界でVIP待遇を受けることができるカードが欲しい!」
- 「空港ラウンジサービスが利用できるカードが欲しい!」
- 「旅行保険が高額なカードが欲しい!」
などと将来性から逆算してカードを選ぶという方法もあります。
最初に選ぶべきカードは?
クレジットカードを初めて発行する人で「何も分からない」「別にどれでも良い」という方が選ぶべきカードは、年会費無料のカードです。
使っても使わなくても、何のデメリットもないカードを選びましょう。
もしくは「年1回の利用で年会費無料」などのカードでも構いません。
コンビニで10円のガムを買っても年会費が無料になるので、実質無料と言えるカードです。
その中でも誰もが知っていて使い勝手の良い
- ヤフーカード
- 楽天カード
- 三井住友VISAカード
などを発行すると良いでしょう。
8.大学生でも2枚以上クレジットカード発行できる?クレジットカードを複数発行するメリット
大学生でも2枚以上のクレジットカードを発行することは可能です。
しかし、短期間で複数毎のクレジットカードを申し込むのはやめましょう。
短期間にクレジットカードを複数毎申し込むと
- 「この人はお金がなさ過ぎてクレジットカードを発行しているんじゃないか?」
- 「入会キャンペーンの特典のためだけに発行しているんじゃないか?」
- 「犯罪に利用するために複数毎発行しているんじゃないか?」
などと疑われる場合があります。複数の申し込みをしているという状況も信用情報機関に履歴が残るので、クレジットカード会社には筒抜けです。
それを踏まえた上で、計画的に複数のカードを発行していきましょう。
クレジットカードを複数発行して何の意味があるのか?
「クレジットカードを複数持つ意味ってあるの?」という疑問についてですが、クレジットカードを利用し始めると、クレジットカードを複数枚持っている方がメリットがあることが分かります。
理由は大きく分けて3つあります。
- ①状況によって使い分ける
- ②メイン、サブ、緊急用に分けて使い分ける
- ③締め日、支払日によって使い分ける
①状況によって使い分ける
クレジットカードはそれぞれのカードに特徴があります。
- 特定のお店でポイントが多く付くカード
- 海外で使えるカード
- 旅行保険が付いているカード
- ネットショップでポイントが多く付くカード
- 学生の間は年会費が無料、ポイント倍付けのカード
という風に、カードによって個性はバラバラです。ですので
- 「ショッピングをする時は○○カード」
- 「海外にいく時は○○カード」
- 「学生の間は○○カード」
というようにカードを複数持つことによって状況に合わせた使い方ができるようになります。
「バランスの取れた可もなく不可もないカードを持つ」というよりは、それぞれの状況に特化して対応できるカードを複数枚もっておくと、カードだけで生活ができるようになってきます。
②メイン、サブ、緊急用に分けて使い分ける
クレジットカードを複数枚発行する一番多い理由として
- メインカード
=基本的にこのカード1枚を利用する - サブカード
=メインカードが利用できない店舗の場合などに利用する - 緊急用
=メイン・サブカードが盗難・紛失・使用停止など、万が一何かあった時に利用する
というようにカードを使い分けてカードを発行する方法があります。
例えば、
【メインカード】
・全世界で利用できるVISAカード
・多少年会費がかかっても保険やサービスが付帯してるカード
・デザインも恥ずかしくないカード
【サブカード】
・VISAカードは持ってるからMasterカード
・年会費無料のカード
・旅行保険など、持っているだけで多少メリットがあるカード
【緊急用】
・年会費無料のカード
・すぐにキャッシングが利用できるカード
・VISA、Masterは持ってるからJCBカード
などという風に、「基本は1枚だけ、他は財布に入れておいて何かあった時にだけ」というスタイルでカードを利用して行く方法です。
クレジットカードを3枚持つと、1枚10〜20万円の利用限度額すると、少なくとも30〜60万円近いカード利用ができるので、この方法に慣れれば、突然の出費やトラブルの際にも余裕を持って対応することができます。
③締め日、支払日によって使い分ける
クレジットカードには「締め日」と「支払日」という日があります。
「締め日」とは、「この日までの利用額を次の支払日に請求します!」というのが決まる日です。
「支払日」とは、「締め日に合計した金額を実際に支払ってもらいます!」という日です。
例えば、1枚目のカードで『毎月月末締め、翌月27日払い』のカードを発行すると、4月1日〜4月30日の間に10万円利用した場合に、10万円の支払いをするのは5月27日なので、実際に支払うまでに最低27日間の猶予があります。
そして、2枚目のカードを『毎月15日締め、翌月10日払い』のカードを発行すると、例えば4月16日〜5月15日分に10万円利用した場合、10万円の支払いをするのは6月10日で、実際に支払うまでに最低25日間の猶予があります。
ここまで大丈夫でしょうか?
初めての方には少し分かり辛いと思いますが、何度も読み返してみてください。
この2枚のカード(支払日の異なるカード)を上手く利用すれば、クレジットカード生活の攻略に繋がります!
例えば、①『毎月月末締め、翌月27日払い』のカードを毎月1日から15日まで利用して、②『毎月15日締め、翌月10日払い』のカードを16日から月末まで利用したとすると
- ①のカードの支払い日までの猶予
=約58日〜42日 - ②のカードの支払い日までの猶予
=約56日〜41日
になります。
「え…でも支払う金額は変わらないんでしょ?」
というと、その通り、支払う金額は変わりません。
しかし、支払いまでの『猶予時間』が圧倒的に違います!
カード1枚だけでやりくりしていると、支払日は月に1回、一発ドカンと使った金額は口座から引き落とされます。
しかし、カードを2枚持つことで、支払いを2回に分けることができ、支払いまでの期限も長いので、お金の工面、生活費のコントロールがしやすくなります!
例えば、欲しいものがあったとして、上記のような方法でカードを利用すれば支払いまでの猶予がかなりあるので
- アルバイトの時間を支払い金額に合わせてコントロールする
- 支払い金額に合わせて日雇いのアルバイトを入れる
- 不要なものをオークションで売る期間ができる
など、様々な戦略を立てることができます!
クレジットカードを使ったことがない方はイメージし辛いかもしれませんが、何度も読んで腑に落としてもらえればと思います。
恐らくこの使い方を知っている人はクレジットカードを持っている人でも少数な、極秘の方法です!
カードの分だけクレヒスが蓄積される
カードを複数枚発行することにはまだまだメリットがあります。
クレジットカードを複数枚発行して、支払いの遅延なく利用していれば、その分だけクレヒスが貯まります。
クレヒスが貯まれば、前述したようにグレードの高いカードへとアップグレードすることができます。
ただし、カードの枚数が増えて、利用できる金額が増えたとしても、自分のお金や収入が増えているわけではないことには注意が必要です!
繰り返しになりますが、クレジットカードで失敗しないコツは『収入>支出』のバランスを徹底的に守ることです。
『収入>支出』のバランスを守った上で紹介したようなクレジットカードの使い方をすれば、あなたはお金の流れをコントロールし、人生を楽しむ幅を広げることができます!
9.アルバイトしてなくても学生カードの発行ってできる?
前述した通り、学生カードはアルバイトをしていなくても発行することができます!
ここでは、申し込みの際の詳細をご紹介します。
職業選択欄で「学生」と選択すれば、収入の欄で「0円」と選択しても審査には高い確立で通過します。
そもそも『学生カード』は学生に向けて作られたカードであり、クレジットカード会社は、学生の収入の状況というよりも、学生の親を信用の背景にしてカードを発行している面があります。
大学や専門学校に子供を通わせられている=安定的な収入がある
という判断をするわけです。もちろんアルバイトをしていても同じように審査には通るでしょう。
キャッシング枠が利用できない可能性はある
クレジットカードには
- ショッピング枠
- キャッシング枠
の2つがあります。
「ショッピング枠」とは、よく街で見かける「カード払い」で買い物をする使い方です。
アルバイトをしていなくても「ショッピング枠10万円」などが付与されて、日常の買い物でカードを利用することができるでしょう。
しかし、「キャッシング枠」は少し違います。「キャッシング枠」とはATMなどから、『現金』を借りることができるサービスです。
キャッシング枠については審査の段階でカード会社が判断して付与されますが、『総量規制』という法律によって「お金を貸す会社は、顧客の年収の1/3以下しか貸し付けることはできません」という法律があります。
無限にお金を貸していたら、会社も借りた人も破綻してしまうためです。
つまり、アルバイトをしている人は収入がないので「収入の1/3以下」といっても、収入がないのですから、キャッシング枠は利用できないことになります。
ただし、例外として、「三井住友VISAカード」のような銀行系のカードはこの法律の対象外なので、収入がなくてもキャッシング枠が付くことがあります。
キャッシング枠は後から申請することもできるので、「アルバイトを始めたら申請する」という形でも構わないでしょう。
10.デビットカードとクレジットカードはどう違うのか?
クレジットカードを利用するようになると、ところどころで「デビットカード」という言葉を聞くようになります。
デビットカードはクレジットカードより理解しやすいカードなので、この記事をここまで読んでくれた方は、ついでに知識として読んでいただければと思います。
クレジットカードは「締め日」「支払日」という概念があり、カードを利用してから使った金額が口座から引き落とされるまでに時間がありますが、デビットカードの場合は、カードを利用したその時点で銀行口座から利用金額分が引き落とされます。
クレジットカードは「利用限度額まで!」ですが、デビットカードは「自分の口座の金額まで!」なので、絶対に自分の支払い限界を超えて利用することがない安全なカードです。
デビットカードとクレジットカードの主な違いをまとめると下記のようになります。
項目 | クレジットカード | デビットカード |
支払い方法 | 後払い (決められた支払日に払う) |
都度払い (即時払い) |
支払い回数 | 1回払い、 2回払い、 分割払い・リボ払い・ ボーナス払い などが選べる |
1回払いのみ (リボ・分割などは不可) |
利用可能額 | 利用限度額の範囲内 (審査の結果による) |
預金口座の残高および 利用限度額の範囲内 |
キャッシング | あり | なし |
最大のメリットはキャッシュレスで生活できること!
「デビットカードは何の意味があるの?」というと、一番のメリットは現金を持ち歩かなくてよくなるということです!
イメージで例えると、SuicaやPASMOのような感じで、自分の銀行口座に入っている分だけしかカード利用できませんが、お店の支払いなどでは小銭や重い財布を持ち歩かずに、カードで「ピッ!」とお会計するだけで済ませることができます。
レジで「1,917円だから…えーと…7円ないかな…うわー、小銭がないからお札で支払うしかない…」というようにモタモタする必要も、ジャラジャラ小銭を持つ必要もない便利なカードです。
デビットカードは審査不要の場合が多い!
そして、もう1つ大きな違いとしては「審査が不要」である場合が多いということです。
クレジットカードだと、クレジットカード会社は「支払ってもらえないかもしれない」というリスクを背負うため、審査を行ないますが、デビットカードは利用者の銀行口座からその都度確実に引き落とされるので、クレジットカード会社にはリスクはそんなにありません。ですので「審査不要」である場合が多いのです。
まとめ
結論からいうと、学生でもクレジットカードは発行することができ、むしろ、早めに発行していた方が後々の人生にとってメリットがあるということです。
まずは年会費無料のクレジットカードの発行をオススメしますが、年会費無料のカードも沢山あるので、この記事でご紹介したことを参考にして選んでいただければと思います。
『収入>支出』のバランスさえ崩さなければ、絶対にクレジットカードで失敗することはないので、早めにクレジットカードになれて、スマートに会計を済ませる大人の仲間入りをして、めんどくさい現金生活とおさらばしましょう!