アンダースタンド!

二児のパパが、子育てのこと、子どもとお出かけするのにオススメな場所、iPhoneなどのガジェット関連のことを分かりやすくお伝えしたいブログです :D

【どれだけ知ってる?】Appleが世に出し "失敗作" として消えていった4つの製品たち

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Hello (Again) :D

こんにちは、オオセラです。

 

2017年9月12日10時(日本時間では13日午前2時)より、Appleがイベントを行うことが確定したそうです。すでに報道各機関に招待状が送られた模様。

japanese.engadget.com

 

ということは、おそらく2017年の新モデル、iPhone 8(仮)が発表されるのでしょうね :D今回はiPhone 7s / 7s Plus(仮)もあわせて発表だとか。

もちろん、あくまで噂なので真偽のほどは定かではありませんが、毎年この時期に新しいiPhoneが発表されているので、ファンとして楽しみに待ちたいと思います :D

 

Appleの黒歴史... !? 売れている製品ばかりではない

ここ10年くらいを切り取ると、Apple製品といえば、どれもデザインが秀逸で、売れている製品ばかり!というイメージがありませんか?ぼくはそんなイメージです。

Appleが大躍進を遂げたのは、ご存知の通り、1997年7月にスティーブ・ジョブズがAppleに復帰してからだと言われています。

一方で、それまでのAppleは迷走しつつ、数々の製品を世に送り出していました。今回の記事では、Appleから過去どんな製品がリリースされていて、それは現代にどういう形で残っているのか(または完全に姿を消してしまったのか)をふりかえって見ていきたいと思います。

みなさん、どれくらい知っているでしょうか...? :D

 

ピピンアットマーク(1995年〜1996年)

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アイキャッチ画像でひとつはもうバレていましたね :D

そうです、ひとつめは「ピピンアットマーク」。

バンダイ・デジタル・エンタテイメントがアップルコンピュータと共同開発したゲーム機(正確にはマルチメディア機)で、1996年3月下旬に発売されました。そして翌年5月には販売中止となる異例の速さでその生涯を閉じました...。はやっ!

バンダイとアップルコンピュータの足並みが揃っているとはいえない状況で、販売促進が思うように進められなかったのが原因と言われています。

ピピンアットマーク」は、Pippin atmarkとかPippin @. とも表記され、この製品名で@(アットマーク)を覚えた人も多いとか。

Macと一部互換性があるためMacのゲームができたり、インターネット接続ができたりと、当時としては未来を感じさせてくれました。

ただ、いかんせんゲームのラインナップがしょぼすぎたのが敗因かも...。

この失敗はどう活かされたのか...?

現在はAppleとしてゲーム機は販売しておらず、Apple TV + App Storeの組み合わせにより、ゲーム機と同等の機能を提供しています。

Apple TVがあれば、iPhoneやiPadの中に入っているゲームを、家の大画面テレビに映してゲームすることができます。そして、他社から出ているゲームコントローラーを使えば、家庭用ゲーム機と遜色なく遊ぶことができます :D

 

 

QuickTake(1994年〜1997年)

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アップルコンピュータがMac専用のデジタルカメラとして発売したのがQuickTakeシリーズ。1994年2月〜「QuickTake 100」「QuickTake 150」「QuickTake 200」と続きました。

当時はすでに他社からもデジタルカメラが販売されており、そちらを使っているひとが多かったと思います。かくいうぼくはカシオのデジカメを使っていました。

価格が高かったためMacユーザーにもイマイチ普及しなかったのと、他社のデジカメとの差別化がなされなかったことなどで売り上げも不振でした。そもそも、Macユーザーがシェアとして少ない中で、Mac専用として販売開始したのが痛手だったのかもしれません(のちにWindowsにも対応)。

そして、1997年にジョブズがAppleに復帰してから、売れていないプロダクトラインは整理する方針だったため、デジタルカメラ事業から撤退して終わりを迎えました。

この失敗はどう活かされたのか...?

現在はAppleとしてデジタルカメラは販売こそしていませんが、みなさんご存知の通り、iPhoneやiPadにはデジタルカメラ相当のレンズおよび機能が搭載されています。

Appleはカメラ機能に自信を持って製品をリリースしており、サポートページやYoutubeで公開している動画からも、写真&カメラ機能への熱の入れ方が伺えます。

support.apple.com


iPhone 7 Plus – The City – Apple

 

Message Pad(Newton)(1993年〜1998年)

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©︎Photograph by Rama, Wikimedia Commons, Cc-by-sa-2.0-fr

世界初のPDAはアップルコンピュータからリリースされました。手書き認識機能を備えており、ARMプロセッサおよびNewton OSが搭載されていました。

メモ紙をゴミ箱に捨てるとき、メモがクシャクシャとなるアニメーションがあり、Macユーザの心をくすぐりました :D

高価で大きすぎたこと手書き認識機能もイマイチだったこと、そしてのちにParm社が出してきた「Palm Pilot」というPDAが大ヒットしたこともあり、シェアも奪えず。

こちらもジョブズ復帰後に整理対象となり、1998年にファンには惜しまれながらも販売終了となりました。

製品名よりも搭載されているOSの名称で呼ぶ人が多く、「ニュートン」 が製品名だと思っている人も少なくありません。

この失敗はどう活かされたのか...?

PDA自体が時代のひとつの役目を終え、今はスマートフォンやタブレットがその役目を担っています。Appleは現在、iPhone / iPadでPDAを超える機能・性能を提供しています。

  

eMate 300(1997年〜1998年)

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©︎Taken by Ryan Schultz. - http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Applenewton_emate300.jpg

eMate 300はアップルコンピュータが発売した教育市場向けの携帯情報端末でした。つまり、一般には販売されておらず、教育機関のみ購入できる特別モデルだったわけです。

背面にはハンドルがあり、ネームプレートもあったことから、まさに教育市場のために作られたモデルでした。また、そのデザインは後のiBookに継承されています。以下はタンジェリンモデルの画像です :D

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ね、どことなく似てますよね...?このiBookにもハンドルがついていて、子どもたちが多少乱暴に扱っても大丈夫なようにポリカーボネートの素材が採用されたりと、こちらも教育市場を見据えたモデルでした。

残念ながら、このeMate300先述のMessagePadとともに消えていきました...

この失敗はどう活かされたのか...?

こちらもジョブズの手によってその生涯を終えた製品です。ただ、先にも書いたように、のちに発表されるiBookにそのコンセプトは引き継がれています。

そして現在はiPadがこれに近いのかもしれませんね。日本では少ないですが、米国市場では教育機関でiPadを取り入れて使っているところも少なからずあるそうです。別売りのキーボードもありますし、 何より軽いから持ち運びも便利ですね :D 

さいごに

いかがでしたか...?4つとも全部わかった!知ってる!っていう人はかなり昔からのAppleファンの方ですね :D  ...もしかしたら@mac.comのメールアドレスとか持ってたりするんじゃないですか? むかしiCloudよりもずっと前に.macというサービスがあったんですよね...(遠い目)。

9月12日に何が発表されるかは分かりませんが、ファンとして楽しみに待ちたいと思います :D

 

本日もさいごまでご覧いただきありがとうございました。

以上、オオセラがお届けいたしました。

(おしまい)