人間には生まれ持った
気質やら性格のような
ものがあると思う。
途中で適応する為に
多少の無理をしてでも
できない事をやろうと
したり、身につけようと
する。
そういった努力も勿論
大切な事だし否定はしない。
だが、苦手な事を必死で
追いかけ続ける人生。
虚しくないだろうか?
僕はどちらかというと
内向的な人間だ。
競争はそもそも苦手で、
人と話すのは好きだけど
何らかの表舞台でワイワイと
騒ぐのは得意では無い方だ
と思う。
スポーツも元々全然
できなかった。だけど、
無理して花形の球技に
中学と高校は挑戦した。
今でも思う。
おとなしく勉強だけして
なるべく隅っこにいた方が
楽だったよなと。
もしかしたら故障も
しなかったかもしれない。
勿論、苦手に向き合ったという事
はとても大切な財産だ。
様々な後悔はあるが、一度
やって良かったと思う。
そして、もうアラサーの僕。
そろそろ素直に生きた方が
良いのではないだろうか。
いつまでも苦手な事を
引きずっている場合では
無いのではないだろうか。
元来の自分のパーソナリティ
のようなものを尊重した方が
良い気がする。
できないものはできない。
できるものはできる。
それで良いじゃないか。
万能の人間にはなれなかった。
全能感は得られなかった。
おとなしく本来いる場所へ
行けばよいではないか。
そのような事を考える。
できない事、苦手な事、
在るべき何かを追いかけて
人生を消耗している。
あっという間に人生は
終わってしまう。自分らしく
いられないまま死ぬなんて
悲しいじゃないか。