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中国

中国、最大時速4000kmで運航する列車を開発へ 20

ストーリー by hylom
勢いというものは恐ろしい 部門より

中国航天科工集団公司が、最大で時速4,000kmの速度で運行できる高速列車の開発を目指し研究開発を進めるという(人民網)。

「低真空環境・超音速デザインにより空気抵抗を下げ、磁気浮上の軌道により摩擦を弱め、超音速『低空飛行』を実現する」とのことで、要するにマッハ3級ハイパーループ(減圧チューブ磁気浮上リニアモーター推進トレイン)という話。

音速程度のハイパーループと異なり、マッハ3級となると造波抗力は下がり、エネルギー効率は亜音速(1000km/h以下)と同等にはなる。ただしチューブ内を減圧しても、高々空超音速飛行機(例:SR-71・XB-70)と同様に熱の壁と戦う羽目になり、気密は困難になり(SR-71の地上燃料漏れは有名だし、飛行機の場合の多少の気密漏れは、無尽蔵の高圧空気源であるジェットエンジンコンプレッサーから穴埋めが効く)、先頭車とチューブ間で繰り返し反射される衝撃波に、チューブと特に車体が耐え続けなければならない。

そして運行時や特にトラブル停車時の、生命維持装置の信頼性。流石に人命が軽い国、勢いのある国は、一味違うと思う。

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