女性の皆さん、ナイトワークをしたことがありますか?私は1年だけ経験があるんです。
初めましての方も、また来てくださった方も、こんにちは!
読者登録してくださっている皆様、ありがとうございます。
美奈子さんのこの記事を読んで、
バイト先のママが教えてくれた事を思い出したんです。
私がやっていたナイトワークは「スナック」でのバイトです。
ナイトワークといっても、色々ありますね。
スナックという場所はママの考えにもよりますが、和気あいあいした雰囲気でバイトしやすい印象です。
きっかけは、友達の代理でした。
友達の詩織ちゃん(仮名)は、昼間は事務職、夜はスナックでバイトをするという、タフな女性。
実は結婚もしていて、スナックのバイトは旦那様公認でした。
詩織ちゃんは酒豪でね。
お酒と名のつくものなら、なんでもかんでも大好きです。
バイト代も貰えて、お酒も飲めるなんて、こんないいことないよね~と楽しそうでした。
これだけ聞くと、だらしない女性に感じるでしょ?
とんでもない!
彼女は家の事も仕事も、なんでも完璧にこなす人です。
バイトに行く前に、夕食の用意と次の日のお弁当の仕込みまでやってしまいます。
バイトが何時に終わっても、朝は6時に起きて、まずは洗濯をして掃除機をかけ。
それから、朝食の用意とお弁当を作ります。
旦那様を起こしてから、出勤の準備。
旦那様を送り出し、後片付けを済ませて詩織ちゃんも仕事に行くんです。
詩織ちゃんの旦那様が、スナックでのバイトを公認している理由は。
旦那様も、時々そのお店に来てお酒を飲んだり、歌ったり。
一緒に騒ぐのだそうです。
そのお店がどんな様子なのか、知ってるから心配していないって事でしょうね。
そんな、ゆるい旦那様を持つ詩織ちゃんなのですが、スナックのバイトが少しの間だけできなくなりまして。
彼女の家族が急きょ入院されたんです。
なので、仕事の帰りに必ず病院に行き、お世話をすることになったそうで。
病院は職場からも自宅からも、かなり離れていました。
詩織ちゃんはお店で超人気者。
ずば抜けて美人とか、めちゃくちゃ可愛いとか、そういうんじゃないんです。
お酒が入った彼女は、子猫みたいになっちゃうんです。
わかります?
豊満な身体つきと、長い巻き毛。
全身からフェロモン放出です。
そんな彼女が子猫な性格になっちゃうんですから。
そりゃ、人気者にもなりますわ。
彼女がしばらく来れないと言うので。
店のママは困り果てました。
「誰か紹介してくれない?」そう言われたんだそうです。
こういう業界は、求人を出して採用してもドタキャン、音信不通はよくあること。
だから、ちゃんと来てくれる人を紹介してほしいと懇願されたそうで。
お願い!私の代わりに少しだけバイトして!
断る。仕事に差し支える。
そんなこと、言わないで!ね!お願い!
7時から12時まででいいから!
無理。
ニコニコしてるだけでいいから!
無理無理。アルコールの大量摂取は危険ですから。
飲まなくていいから!ママにそう話すから!
ほんとに困ってるのよ、お願い!
・・・
カウンターから、絶対、出なくていいから!
ね!ニコニコしてカウンターに立ってるだけでいいから!
・・・
1か月だけでいいから!私を助けると思って!
じゃ、ほんっとに1か月だけだよ。
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そしてママのところへ連れていかれ紹介され。
私のナイトワークは始まりました。
どう考えたって、私じゃ使えないんですよ。
無類のお酒好き!ってわけでもないし。
媚びを売るのが、めんどくせぇ。
ニコニコっつーより、あはは、あはははと乾いた笑い。
タバコの火をつける、たまった灰皿を片付ける、タバコの火をつける、たまった灰皿を片付ける、タバコの火を・・・
ロボットか!
日本酒ください、と言われ。
お湯割りにします、それともロック?と返事をしたり。
チンプンカンプンなんだよ。
そんでもって、お客さんの話には何かと突っ込みを入れたくなる。
そっちか!とか、おいおい違うだろ!とか。
もうね、ぱっさぱさで、ガッサガサなの。
フェロモンとか、これっぽっちも出やしない。
ボディが砂漠だよ。
みんながほろ酔い加減、ほわほわ夢心地で気分上々ななか。
ただひとり、一滴も酒が入ってない。
ウーロン茶しか飲んでない。
純真無垢なシラフ。
あーもう。
サザンそっくりに歌うのやめれー
おっさんの自慢話なんて、きいてられっかよー
つまんねーんだよー、オチがねーんだよー
早々に首かもですよ、これ。
さすがに3回目の帰りに、ママに呼び止められ。
どうしてお客さんがここに来てるか、わかる?
お、お酒を飲みに・・・
もちろん、そうだけどね、もっと大切な事があるのよ。
わかんないです・・・
お酒を飲むだけなら、家に帰ってもできるでしょ?
まあ、そうですね・・・じゃあ、他の女性と話しがしたいとか?
認めてくれる人と話がしたくて来てるのよ。
認めてくれるって、お客さんの事を、ですか?
そう、自分を認めてもらいたくて来るの。
どうやったら、認めたことになるんですか?
頷きながら、相づちをうちながら、へぇ、すごい!とか、ほんとですか!とか返事をするのも、いいけどね。
この店で、大切にしてほしいのはね。
男らしさを引き出してあげて、男らしさを褒めてほしいの。
多少おおげさにね。
男らしさ?
そう、男の人はね、男らしいって言われることがすごく嬉しいのよ。覚えててね。
どうしてママが「男らしさ」にこだわったのか。
そして、なぜ、そこを大げさに褒めろと言ったのか。
その理由が美奈子さんの記事でわかりました。
「男らしさ」というものは、失われやすいもだという考え方があるらしい。
例えば、結婚前は「カッコイイしお金持ち!」と女性にモテモテだったとする。
しかし、そういう「男らしさ」は、結婚後はもはや評価されず、「お皿くらい洗ってよ!」と言われるようになる。
「男らしさ」は永続的ではない。
となると、男性はさらに「男らしさ」を追い求めることになるが、「男らしさ」を他人に認めさせるのは容易ではない。
やがて男性は「男らしさ」が証明できないことに不安になり、ストレスをためる。
※ 美奈子さん勝手に引用してしまいました。すみません。
ママがいってる「男らしさ」って、家族を守る!そんな頼れる男らしさ。
男気 (おとこぎ) みたいなモノですかね。
支配的とか独裁的とか、そういうDVを伴う意味ではないと思うので、美奈子さんの記事の趣旨とは違うかもしれません。
男としての生き方を認めてほしい欲求とでもいいますか。
そこをちゃんと褒めろと言いたかったんだと思います。
だから既婚者女性の皆さん!もちろん私も含めて。
「お皿くらい洗ってよ!」と、ついつい言ってしまう事があってもね。
言った分だけ、いやそれ以上に「男らしさ」を認める態度。
「男らしさ」に触れる言葉を発することが大切なんだと思うんです。
男ってそういう生き物だと理解しているのと、していないのでは夫婦関係や家族の関係が違ってきますよね。
え?女らしさを捨てた私がいうなって?
あ!確かに、最近おっぱいの中心近くに毛が生えてたわ!
これ、ユニセックスの証?
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