働く母のすすめ

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家族のチカラ

ほんまに息子ってすごいなあという話を書いた。

息子のチカラ - 働く母のすすめ

 
ちょっと書き忘れたことを追記すると、最近では、息子が周りの大人やおともだちとよい関係を築けている影響で、社会性の低い私たち親が、初対面の方々とお会いする時に下駄を履かせてもらっていると感じることがある。例えば、私たち親が何もしていない(できない)のにも関わらず「息子ちゃんのお父さん/お母さんですか!」と最初からpositiveな感情でコミュニティに受け入れてもらえたりする。好意的に受け入れてもらえると、私たちも自然と積極的にコミュニティと関わろうという気持ちになり、その結果、新しくおもしろい関わりが増えてきている。去年までは息子と2人でぽつねんとたませんを食べていた夏祭りも、今年は歩く度に知り合いに会うようになったし、週末は息子絡みのお付き合いの予定がいっぱいになっている。この歳になって、こういう新しい人間関係に恵まれるとは全くもって想像していなかったので、いやなんかもう、息子すごいなあって本当に思う。

外部との新しい関わりが増えると、家庭の中にも新しいチカラが働く。物質はいつも最終的にエネルギーの低い安定点に落ちつくけれど、安定点でずっとその位置に留まるということは、平穏だけれど変化がないということを意味する。外部からのチカラが働くと、不安定な状態になるけれど、自分の想像できなかった場所へと辿り着ける可能性がある。そして、不安定な状態を通り抜ける過程で、家族の新しい一面が見られたり、新しい役割が出来たり、家族の関係が変化していくことがあり、時にはそうした状態に身をおくことも大切だと実感している。息子にはこうした外部からの影響をたくさん受けて、両親の能力の外へと飛び出していってほしいとも思う。ならば常に外部からのチカラが働いた状態がよいのかといえば、そういう話でもなくて、不安定な状態であっても、一緒に乗り越えていこうと思える関係性や、また新しい安定点を模索していきたいと思える関係性があることが、大切なんだと思う。不安定な気持ちを満たせるのは、倫を外れた行為ではなく、こうした家族の中に築く確固たる人間関係だと思っている。

 

そして、私にそうした場所を与えてくれている家族には感謝しかないし、私もそうした場所を提供できる人間になりたいと思う。