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社会

泊りがけ乗務先で飲酒繰り返す 名鉄観光バス、運転手27人

 名古屋鉄道の子会社、名鉄観光バス(名古屋市熱田区)は4日、貸し切りバスを泊まりがけで運転する出張の際に、内規に違反する宿泊先での飲酒が繰り返されていたと発表した。内部調査に運転手27人が違反を認め、同社は今後処分を検討する。

 同社によると、8月に愛知、岐阜県の学習塾の生徒約4千人を合宿地の長野県山ノ内町の志賀高原まで約100台のバスで運んだ。復路の乗務前に携帯検知器でアルコール検査をする際、男性運転手(49)が同僚(48)に呼気を吹き込ませたことから、別の同僚らが上司に報告。聞き取りの結果、運転手計10人が宿泊先でビールを飲んでいた。全社的な調査でさらに17人が違反を認めた。

 会見した荻本正久・常務取締役運輸本部長は「非常に情けない。二度とないようにしたい」と陳謝した。

 名鉄観光バスは愛知、岐阜、三重県に10営業所があり、280台の貸し切りバスを運行する。

(中日新聞)

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