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マイルを貯める上で重要なことは、「貯めやすいこと」と「使いやすいこと」。JALとANAの特典航空券の取りやすさを比較してみた。
JAL vs ANA
日本を代表する航空会社で、どちらもマイルを貯めている人、どちらのマイルを貯めるのか悩んでいる人も多いでしょう。
マイルを貯める上で、まず考えるべき一つのポイントが「マイルの貯めやすさ」です。
貯めやすさは、現状ではANAマイルの方が一歩上です。ソラチカルートがあるため非常に貯めやすいです。ただし、当ブログでも何回も言っていますが、JALマイルもモッピーのキャンペーンで一時的とは言え、爆発的に貯まるようになっています。
「マイルの貯めやすさ」と同じくらい重要なポイントは、「マイルの使いやすさ」です。特に、特典航空券がとれるのかどうかという点は非常に気になる点だと思います。
JALとANA特典航空券が取りやすいのはどちらなのか比較してみたいと思います。
「目次」
国内線特典航空券の取りやすさを比較
まず、国内線特典航空券の取りやすさを比較してみます。
比較は、
・JALの一般会員
・ANAの一般会員
の2つのパターンに関して、同一路線の同一日程でホームページ上での特典航空券の空席状況を調べてみます。
①羽田-大阪(2017/10/25-10/31)
・JAL
・ANA
この二つを比べる限り大きな差はなさそうですね。どちらも、どの日程でも空席はありそうです。もう少し詳しく、時間帯別の空席状況も調べてみたのですが、大きな差はありませんでした。どちらも、日曜日の午後は特典航空券の空席がかなり少ないという傾向まで一致していました。
②羽田-沖縄(2017/10/25-10/31)
・JAL
・ANA
こちらも、那覇路線にはあまり差がありませんでした。時間帯によっては、空席が少ないこともありますが、まずまず座席の確保はできます。
宮古路線も、あまり差がありませんでした。ただし、こちらはJALもANAも空席が少ないという状況です、、、。
石垣路線は、ANAの方が少し取りやすい印象です。
路線によっては、多少の差が出ることがあるのですが、国内線特典航空券に関してはJALとANAの空席状況に大きな差はないというケースが大半でした。
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国際線特典航空券の取りやすさを比較
気になるのは、国際線ですよね。
国内線は、特典航空券が取れない場合でも、航空券を1万〜2万円ほどで購入できます。
が、国際線の航空券は10万円以上するようなケースも多々あり、金額が大きいので是非ともマイルを使いたいですよね。
国際線特典航空券に関しては、JALとANAで取りやすさに差があるような結果が出ていますので、詳しくみておきましょう。 最大の人気路線で、最も特典航空券が取りにくいと言われるハワイ路線を中心に見ておきます。
①東京ーハワイ(ホノルル) 2017/10/15-10/21のビジネスクラス
・JAL(○は空席あり、◆は空席待ち)
・ANA
翌月の空席状況を調べてみたところ、かなりの差が出ています。
ホノルル行きのビジネスクラスは、明らかにJALの方が特典航空券が取りやすいです。
ANAに関しては、往路はたまに空席があっても、復路はないというようなパターンも多く、実際に特典航空券を確保するのは非常に困難な印象です。
②東京ーハワイ(ホノルル) 2017/10/15-10/21のエコノミークラス
次はエコノミークラスの比較です。
・JAL
・ANA
JALもANAも特典航空券は取りにくいです・・・。
以外な事実は、JALエコノミークラスよりもJALビジネスクラスのほうが明らかに空席が多かったということです。
③東京ーロンドン ビジネスクラス
ホノルル路線以外も何個か調べてみました。結果は、同様に基本的に同路線ならJALの方がときやすい傾向にありました。
・JAL
・ANA
2018/7/20往路、7/26復路のロンドン行きビジネスクラス特典航空券を空席カレンダーで調べると、JALもANAも空席ありと出てくるのですが、予約画面に進むと差がでます。JALは直行便で空席がしっかりありますが、ANAの方は、経由便であったり、ビジネスクラスとエコノミークラスの混在であったり。やはり差があるのが現実です。
すべての時期の、すべての路線とは言いませんが、JALの方が国際線特典航空券は取りやい傾向は間違いなくあります。
JAL特典航空券の直前開放枠
JALのホノルル路線ビジネスクラス特典航空券について、もう少し詳しく見ておきます。
上記の表を見て気づくことがないですか???
10/31までは空席多数あり。
11/1以降は空席まったくなし。
実は、JALとANAは国際線の特典航空券に関して大きな差があります。
国際線特典航空券の予約開始日は、出発日の330日前なのですが、JALに関しては直前になると一般販売座席の残数に応じて特典航空券の空席が解放されます。
この表は、2017/9/3の時点のものです。
翌日の9/4の時点の空席状況が下記。
ほら、一日伸びて11/1の特典航空券が開放されています。
おそらく、JALに関しては出発まで60日を切るあたりの日程で、特典航空券の枠が拡大するんだと思います。ANAに関しては、このような傾向はありませんでした。
これは非常に重要な内容ですね。JAL国際線特典航空券は、直前になると開放されることは是非知っておきましょう。
330日先の特典航空券の空席状況比較
先ほどの11/2以降は、しばらく空席がない状況が続きます。では、予約開始直後の330日先あたりの空席状況はどうでしょうか。
実は、330日先の空席状況にも、JALとANAには大きな差があります。
・JAL(ビジネスクラス)
・ANA(ビジネスクラス)
一体、この差は何なのだ??という状況ですね・・・。
ANAは330日先でも予約は困難です。予約開始と同時に枠が埋まってしまうのでしょうね。が、JALは空席取り放題。これけっこうな差がありますよね。
このような差が生じる原因として考えられるのは、
①販売座席数の差(JALは関空や中部からもホノルル行きの便があり、そもそも座席数が多い)
②特典航空券の座席数の差(ANAはそもそもホノルル路線ビジネスクラス特典航空券は、一般会員では最大2席しか枠がなさそう。JALは、4席確保できる日もある)
③倍率の問題(ANA陸マイラーがかなり増殖しており、倍率が異常に高い)
ことが考えられます。
国際線特典航空券の取りやすさに関しては、明らかにJALに軍配があがりそうです。以前から、「マイルの貯まりやすいANA」「特典航空券の取りやすいJAL」という噂はあったのですが、間違った話ではないと感じます。以前と比べるとJALの特典航空券も取りにくくなったという話も聞きますが、ANAと比べるとまだ取りやすいでしょう。
(注)
なお、ホノルルまでの必要マイル数はJALとANAで異なります。
JAL | ANA | |
エコノミークラス | 40000 | 40000 |
ビジネスクラス | 80000 | 65000 |
これが基本です。
JALに関しては、JALカードを所有していると割引があったり、必要マイルにが少なくなるシーズンが設定されたり、曜日限定特典でビジネスクラスが60000マイルになることもあります。ANAに関しては、ハイシーズンだと必要マイルは増えますし、ローシーズンだと減ります。
ビジネスクラスに関しては、ANAの方が必要マイルが少ない傾向があります。
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JAL/ANAマイルの貯め方
基本的に、マイルが貯めやすいのはANAに軍配があがります。
ANAマイルなら、飛行機にほとんど搭乗しない陸マイラーでも年間30万マイルを目指すことが可能です。
下記記事に、自分が実際にANAマイルを貯めた実績や貯め方をまとめているので、読んだことのない方は是非読んでみてください。
特典航空券の取りやすさには、JALには負ける面があるので特典航空券以外の使い方も確実にマスターするのが、ANA陸マイラーには必須です。それが、ANA SKYコインですね。ANA SKYコインを利用したことがない方は、こちら参照して下さい。使い方をマスターすると、一歩マイルの使い方が上達します。
ハワイ路線に関しては別格に取れにくい印象がありますが、他の路線は空席待ちをしておけば空席が落ちてくるケースも多々あります。
JALに関しては、陸マイラーで貯まるマイルは少し減るのが一般的です。年間20万マイルが目標になるでしょう。
貯まるマイルが多少減るが、特典航空券の取りやすさはJALに軍配が上がります。当記事では、ホノルル路線を中心に記事にしていますが、国際線全体的に言える結果でした。
あなたはどちらのマイルを貯めますか?
マイルが貯まるANAですか?
一人で20マイルも使わないので、特典航空券の取りやすいJALですか?
欲張って、両方ですか?
考えれば、考えるほど悩みますね笑。