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【バリウム検査と胃カメラ】健康診断で「異常なし」を鵜呑みにできないお話

この記事を読むのに必要な時間は約8分です。

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皆さん健康診断を受けていますか?

 

サラリーマンの方でしたら年に1度は健康診断を受けることがあるかと思います。

 

事業者は社員に対して健康診断の実施を行う義務があるとの、従業員も健康診断を受ける義務があります。

 

健康診断については、 労働安全衛生法 で「事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断を行なわなければならない。」 と決まっています。健康診断の実施は従業員何名以上等、会社の規模で決まるものではなく、小さな会社でも人を雇えば、健康診断を受けさせる義務が発生します。

反対に労働者とっては、事業者が行なう健康診断を受けなければならない義務が有ります。

引用元:健康診断の義務|経営者が知っておくべき9つのポイント | inQup

 

ユレオも毎年健康診断を受けているのですが、過去に健康診断で「異常なし」と診察された直後に異常が見つかるということがありました。

 

今日は健康診断で「異常なし」だったのに異常が見つかった事と、その時に医者に教えていただいた有益な内容についてお話したいと思います。

 

【この記事の目次】

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なにやら胃がきりきりと痛む

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これは数年前のお話です。

 

当時は非常に仕事が忙しい時期で締め切りが近いということもあり、仕事に追われる毎日を送っていました。

 

そのころ胃痛で悩まされており、四六時中痛いわけではないですが痛くなくても胃に違和感を覚え、夜中には胃の痛みで目が覚めるということが何度かありました。

 

「これは病院行かなダメかもな・・・」

 

そうはいっても午前半休も取れそうにない雰囲気であったため、市販薬を飲んだりしてごまかしていました。

 

その後、胃痛は続きましたがちょうど会社の健康診断を受けるタイミングであったので、問診表に胃痛の件を記入して診断の際に胃の痛みが続いていることを相談したところ、特に治療は行わずその場ではバリウム検査の結果を見てみましょうということになりました。

 

そしてバリウム検査を受けて無事に健康診断が終わったのですが、治療をしていないので胃の痛みは回復せず、痛みがたまにぶり返すことを繰り返しながら3週間ほど経過しました。

 

健康診断の結果が届いた

健康診断の結果が3週間後に届いたのですが、内容を見るとバリウム検査の結果は「異常なし」でした。

 

本来ならうれしいことなのですが胃の痛みは続いていたため納得がいかず、結局自腹で病院に行くことにしました。

 

この時の胃の痛みはピークの時に比べてだいぶましにはなっていましたが、依然痛みが残ることと、夜中に痛みで目が覚める事があったので健康とは程遠い状況でした。

 

鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡検査)を受けました

最寄りの大きい病院に行って症状を伝えたところ、胃カメラでの検査を行うことになりその日は特になりもせず帰ることになりました。

 

後日胃カメラを飲むために食事を抜いたり準備をして病院に訪れ、鼻からの胃内視鏡を入れる「経鼻内視鏡検査」を行いました。

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引用元:鼻から胃カメラの特長 | 鼻から.jp ~胃がんの予防と早期発見~

 

経鼻内視鏡検査は以下のような特徴があります。

 

1:喉の奥を経由しない為、「咽頭反射」がなく吐き気が少ない。

2:口がふさがらない為、検査中に会話ができる。

3:麻酔に用いる薬が少量の為、体への負担が少ない。

 

ユレオは口からの胃内視鏡検査も経験したことがあるのですが、明らかに経鼻内視鏡検査のほうが吐き気などが無く楽でした。

 

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検査が終わり結果が出ました

内視鏡を操作されている段階で「荒れてますねー」と連呼されていたので、胃が健康でないことは察していました。

 

その日のうちに検査の結果がでて、潰瘍や腫瘍といったものは見つからず胃が荒れているという結果になりました。

 

とりあえず大事にはならなくてよかったです。

 

医者に言われたこと

胃の荒れについてはストレスやアルコール・コーヒーの飲みすぎ等が原因ではないかと言われました。

 

まあ、心当たりはありますね・・・(当時はまだ飲酒してました)


その時に医者に健康診断でバリウム検査をしたが、「異常なし」との結果が先日出ていたことを伝えたところ、興味深い返答をいただきました。

 

●バリウム検査ではレントゲンを映した映像でしか判断できないのと、被験者の身体の向きや、検査時の身体の動きよって潰瘍や腫瘍といったものが映らない事がある。


●仮に何か異常が見つかったとしても確定診断(*)は出来ないので、明らかに胃が不調と自覚しているのであれば、最初から病院に行って胃内視鏡検査を受けた方が良い。
*何の病気なのかをはっきりと決める診断のこと。


バリウム検査の精度は撮影の医師や検査技師の腕に左右されるので検査としての精度がぶれる。しかし内視鏡検査なら目視で確認できるからその場で確定診断が行える。


●病院で内視鏡検査を希望する際はしっかり症状を伝える事で保険が適用される。

健康診断を目的とした胃内視鏡検査の場合は保険が適用されないので、はっきりと「胃が痛い」と伝えての検査を受けることで患者の金銭的負担が少なくて済む。

 

その後、ユレオは病院で処方された薬を飲むようにしてから1週間ほどで痛みや違和感がなくなり、すぐに回復しました。

 

まとめ

今回胃痛の治療にあたり、以下のようなことを体験して知ることが出来ました。

 

①:バリウム検査で「異常なし」との結果であったが、実際には問題があった。

②:バリウム検査で何か問題があったとしても確定診断が出来ないので、

  結局は胃内視鏡検査(胃カメラ)を行うことになる。

③:「②」のように胃の不調が明らかなのであれば初めから胃内視鏡検査

  での検査を行うのが良い。

④:バリウム検査は医師や検査技師の腕によって異常の発見が左右されるが、

  胃内視鏡検査では目視で確認できるので医師により異常の発見が

  左右されるということが少ない。

⑤:健康診断を目的とした胃内視鏡検査の場合は保険が適用されないので、

  はっきりと症状を伝えることで保険が適用されて検査の負担が少なくて済む。


ユレオの胃痛はその後再発することは無く、胃痛で病院にお世話になることは無くなりました。

 

もし今後胃の不調があった場合は健康診断の結果を待ったりはせずに、すぐに最寄りの病院に行って胃内視鏡検査を受けようと思います。

 

 

 

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